Skb-RS ~ロードスターはじめました~

北海道でロードスター(NB8C)と
デミオ・スポルト(DE5FS)を放し飼いする日記。

Skb-RSとは・・・

網走の夜

2012-08-24 23:49:01 | Weblog
さて、夜の網走です。

やはり、お祭りの勢いはハンパじゃなかった。

街一番の商店街を全部封鎖して、露店が連なっている。

人口4万人弱ということを考えれば、おそらく全人口がお祭りに来ていると言えるくらいの人出だ。

そしてまた同時に、網走の飲み屋街は、この商店街を挟むようにして形成されているようだった。

つまり、飲み屋街もお祭り騒ぎ。

浴衣の中高生がそこらじゅうに歩いている。

飲み屋はというと、居酒屋はどこも満員状態。

お祭りで店を開いていないところも多く、営業している店は人でごった返している状態だ。


居酒屋を出た俺たち2人は、次に入る店をまったく見つけられないで居た。


次第に面倒くさくなり、それっぽいビルに入って、入居する飲食店の看板を見て、良さそうな店の名前を見つけてはドアを開けていった。


そして、ある店に入ることになる。

頭にタオルを巻いたオヤジが経営する、カッコイく言えばバーの形態を取る店だ。

ま、スナックの分類だろうか。
ママもお姉さんも居ない、オヤジがやっているスナックだ。


価格は安い。2時間だか90分で2000円。なんでも飲める。

大きくわけて3つのボックス席があって、既に2組のグループが入っていた。
それぞれ常連客のようだった。

そして、いずれも男女のグループである。

おそらくお祭を男女で初々しくデートして、その帰りにここに来たと想像できた。

俺らは男2人である。

しかも網走っ子じゃない。



しかし、酒が進み、誰かがカラオケを歌うようになると、いつしか彼らと打ち解けあって仲良く飲むようになっていたw

片方のグループは、高校時代の部活の同窓会のようなメンバーで34歳。
もう片方の4人組は、年齢はさらに若くて、たぶん俺らと同じか少し下くらいだった。

34歳のグループのうちの女性一人が、「あの男の子たちも一緒に飲もう」などと騒ぎだしたのがキッカケだった。

その女性に、年齢を聞かれたので29歳だと教えると、
「なんだ、意外と行ってるんだ」などと好き勝手言われたので、厳重に抗議した。
そうすると今度は、その女性のことを高校の頃から好きだったという男が「邪魔するんじゃねえ」みたいな感じで騒いでいる。

面倒くさいので少し席を移動したら、別の4人組の一人がマイクを一本俺に渡してきて、見ると彼は一人でカラオケにシャムシェイドを入れて歌っている。

曲は「PASSION」。

こんなマイナーな曲を!?このタイミングで、なぜ俺と一緒に歌おうとする!?

完全にワケがわからない。
でも、とうぜん2人で熱唱する。

その後もあーだこーだ言いながら飲んでいたら、いつの間にか4人組は帰っちゃってもう居ない。

夜も更けて、良い頃合なので全員で店を出る。

さっきの騒いでいた女と、それを好きだったとかいう男も、タクシーで別々に帰っていった。




別々に・・・。


残された34歳の兄さん2人と、姉さん1人に連れられて、次の店。
「網走にもこんなオシャレな店あるんだー!」みたいな、素敵なバーだった。

が、1時間もしないでオネムになってきて、ゲボも出そうになってきたので、解散。


酔ってそのまま解散したので、彼らの誰とも連絡先を交換していない。
もう二度と会わないだろうw


ただ、あの店にいけばタオルを巻いたオヤジには会えるだろう。
オホーツクの小さな町に、良い店を見つけた。


ホテルに戻ると、窓から、日本一早い朝が始まろうとしていた。