今日は、前立腺癌の経過観察と薬の受領のため通院した。
血液という奴は結構多弁で、この検査だけでもう術後10年以上にわたり状況を把握している。
PSA値に一喜一憂というやつである。
昨春、一定レベルに値が上昇し、3ヶ月前から次のステージの投薬が始まりコンマ以下になった。
それからどうなったのか、今年初めての検査だったが、微小ながら低下していた。
まあやれやれと言ったところ・・。
ただ、付随して出てきた血液データから血糖値が高くなっていると指摘された。
食生活・運動と要因はあるが、薬の副作用という要因も考えられるとか・・。
取りあえず自分で出来る、食生活と運動を心がけてみて、次の検査の結果を見てみたい。
(午後の空)
通院した早朝は、曇り空だったが帰宅する頃の空は青空が目立っていた。
取り合えず、昼食後は歩きに出たがこの運動量が妥当なものかは不明。
久々に、秋津川沿いに下ってみた。
(横井小楠の私塾:四時軒と後方は記念館)
熊本市の東部の沼山津という所に、横井小楠の私塾の跡がある。
直ぐ横は秋津川の堤防道路である。
地震で倒壊したため、再建工事中でまた立ち入りはできない。
かなり以前に相方と訪れた時は、こちらにどうぞと案内されて縁側でお茶を頂いたことがある。
横井小楠は幕末期に、坂本龍馬・勝海舟・井上馨・らと時代を語り、福井藩主松平春嶽に請われ幕政改革にも尽力している。
京都で暗殺され非業の最期を遂げている。
(沼山津にある横井小楠像)
小楠は熊本藩士だが、地元より福井藩、江戸表などの方が評価は高かったようだ。
当時の塾生は、その後明治の政治や言論界で存在感のある者が多い。
さて、熊本市との境界付近に沿って町中を歩く。
(猫伏石)
大きな石が数個、四つ角の真ん中に鎮座している。
今の町の中央部を走る県道から、少し北寄りの旧木山街道沿いの四つ角である。
石が猫が伏せたような形に見えたと言うより、昔は穀物などを天日乾燥させるため大型のゴザのようなものを用いていた。
その藁で編んだ大型のゴザを、畳んで納屋などに収納する時のたたまれた様子が猫が伏せたように見えたのだ。
その藁で編んだ農業用具を「ネコボク」と言った。
よって、この石は「猫伏石」と書いて、「ネコボク石」だと思っている。
昭和40年代頃までは、農家で実用に供されていたのを覚えている。
てな事を考えながら歩いたら、とんでもなく遠くまで来てしまい、帰り着くのに往生した。
さぞやエネルギーを消費し、血糖値の低下に寄与したと思いきや、腹が減っていつもより多く食べてしまった。
なるほど、血糖値やコレステロール値などの低下作戦が、上手くいかないのもよく分る。
少し真面目に、かつ長~い目で取り組んでみようかな。
「取りあえず下五は括弧書きにする」・・・しろ猫