昨日は歩きに出て「蕗のとう」だの「珍鳥」だのとの楽しい出会いがあり意気揚々と引き上げた。
ところが、家に帰り着いて居間に入ろうとすると、ドアの取っ手がダラシナイ格好で・・・だらり。
(だらりと下がったドアノブ)
手で回しても、スプリングの抵抗感がない。
開くのは開くが、ピシッと元の位置に戻らない。
何たることと、取っ手の部分をばらしてみた。
(外したドアノブ)
外した途端に、黒い金属の摩耗したようなゴミがこぼれ落ちた。
手に付くと指が真っ黒に汚れた。
どうやらバネの引っかかりの部分が欠損しているらしい。
反対側も外してみたが、こちらも同じような症状。
引っかかりを探して修理しようとしたが無理だと分った。
何とかせねばと、取り付け用の穴の幅が判るように、部品をもって近くのホームセンターへ出かけた。
ホームセンターの担当者は「肝心なのは、取り付けようの穴の幅ではなくて、ドアと壁の間を出入りする部品の長さ」だと言う。
仕入れた知識を引っさげて、今度は少し遠いが品数豊富な別のホームセンターに、部品ワンセットを持って出かけた。
(ドア側の部品ワンセット)
ここは、商品サンプルのドアノブが透明の小さな扉に沢山展示されていた。
取り付け穴がピッタリのものを見つけたので、担当者に聞いたらここでもドアと壁の間の部品の長さを一致させる必要があると言い始めた。
ワンセット持参していた部品を計測してくれて、50mmだとOKですと言う。
50mmを探すと何種類かは有った。
が、しかし、取り付けるネジの幅が違うのは明らか。
違った穴の幅が、許容出来る範囲内であるのか判らないので、自宅に帰って確認して明日又来ると言い残して帰った。
再確認したら、構造的にみっともない事が判ったので、明日は他の部屋のドアノブを外して流用することに決めて寝た。
今朝は、本返却・買い物をした後、その脚でホームセンターに回って、昨日眼を付けておいたドアノブを購入した。
どういうわけか、一件目のホームセンターより2000円以上も安かった。
(購入したドアノブ)
壊れたドアノブには別の部屋の同じ物を取り付けた。
丸い穴が残った別の部屋のドアに、購入したドアノブを取り付けた。
ドアと壁の間の飛び出す部品の規格が全く同じなので、古い方の部品をそのまま使用できた。
両方のドアで30分も掛からなかった。
部品代は、税込み2800円也。
新品の部品で残ったものは、次の故障に備えて保管しておくことにした。
例によって、ぱあ~っと一気に問題が解決し、すっかり気分は青空に舞う風船の気分。
相方からお褒めの言葉を頂いたのは言うまでもない。
「人間も家も経年劣化中」・・・しろ猫
よって、保管部品の有ることを忘却する可能性は大いにある。