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カンチャン狂騒曲

日々の事をあれこれと、大山鳴動してネズミ1匹がコンセプト。趣味さまざまなどを際限なく・・。

河川公園の草が綺麗に刈り取られていた

2017-02-03 09:50:49 | 熊本地震
 例年だと冬でも秋津川の河川沿いの遊歩道を歩いていた。

 今年は震災で堤防全体が沈み込んで危険なため、両岸にズラリと大型の土嚢が設置されていて立ち入れない。

 人間にとっては、不便を強いられているわけだが野鳥たちにとってはのんびり出来るようだ。

 
 (鴨など・・)
 
 (シラサギ)

 シラサギもこれまでなら、人が近づくと慌てて場所を変えたりしていたが、近頃は仮設堤防の内側には人間か進入して来ないことを知っているらしくチラッと視線を送るだけだ。

 この他、アオサギなども哲人の如く立ち尽くして思索にふけっている。

 一部堤防のない地域もあって川の畔まで行けるのだが、なにしろ草丈が高い。

 段差のある道路も、かろうじても応急整備だし、河川の整備などずっと後まわしになるのだろう。

 ところが昨日歩いて見たら草が刈り取られていた。

 
 (草刈り後の河川公園)

 少なくとも河川公園として整備していた両岸の草は刈り取られスッキリしていた。

 堤防の整備や、更に沈下してしまった堤防脇の住宅街の排水処置などが完成するのはまだずっと先のことだろうから、この応急的な大型土嚢がずらりと並ぶ姿は当分変わらないだろう。

 それでも道路の凹凸が少しずつ平らになり、草ぼうぼうの河川敷がスッキリしてくると復旧の進み具合が視覚的に捉えられて何やら気分も前向きになってくる。

 家屋の解体が進む状況を見て、復旧が進捗していると見る向きもあるようだが、住んでいる者にとって復旧が実感できるのは元の姿を垣間見た時であるようだ。

 発展的復興・・・複雑な感情を含んだ言葉ではある。

 
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