ひとり紫苑・プチプラ快適な日々を工夫

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銀座結びの「乱れ」の理由がわかった

2016-09-19 09:10:56 | 着付け、試行錯誤

 こちらの麻はしっかりした麻。

 

銀座結び、または角出しという帯の結び方が

好きなんですね。

正確にいうと銀座結びと角だしは違うそうですが、

それはともかく、あのふっくらとした

丸い形が好き。

銀座結びは「ペタン」としているのが好きと

いう方も。


 

私は痩せ体型ですので、きものを着たとき

帯がペタンとしていると貧相に見える。

それを少しでもカバーしたいのと、

結ぶとき、とても楽なので、

普段には銀座結びがとても多い。

 

ところがこのところアップした写真を見ると、

帯がペタンとしている、下がっている。

 

 やはり少し寂しいですね。

 膨らみを上にもってくる銀座結びが好きなのです。

 

その理由を考えてみるに、

まず、帯の結び方が間違っていた。

結ぶときに、垂れを上にして結ぶのに、

手を上にして結んでしまった上に

帯が長すぎて余りが多く、

丁寧に結んでいないせいもあって、

手先の出方がむちゃくちゃ。


帯が柔らかすぎて、着ているうちに

どんどん下がってきてしまう。

襟下から帯の上までの距離が

どんどん長くなり間延びして見える。


黒い線の部分ですね。


 

このなでしこ帯や右の帯もも柔らかいため、

やはり襟下から帯までの距離が長い。

下がり気味。

特に右側は目線が下にいきます。

 

正式にも、銀座結びをすると、

この長さが長くなるようです。

ちなみに、私の愛読書笹島寿美先生の

「一人でできる着付け」(世界文化社刊)を

見てみると、

見ただけでもわかりますが、

 

銀座結び襟下から帯まで4・5センチ

お太鼓結び   2・7センチ

これが二重太鼓になると2・5センチ。

写真の上での長さです)


「決めどころは帯締めで決めるふくらみです」

とは笹島先生のお言葉。

銀座結びの距離が長くなるのは、

帯の結び目の上に帯枕を置く、

その帯枕にある程度のふくらみがある、

でも銀座結びの帯枕は薄いので、

その分、ふくらみがなくなる。

銀座結びは、その部分の厚みがないのが

特徴ではありますが、


私としては、ふくらみはほしいうえ、

銀座結びでも、このお太鼓結びの

「短距離」を保ちたい。


 

自分とほかの人の体型は違う。

 自分の体型や好みにあった着姿にしたい。


銀座結びでも、襟下から帯まで

このくらいの長さにしたい。

 

その理由は、

痩せているので、という先の理由のほかに

横や後ろから見たときの目線が下に下がるのを避けたい。

年を重ねると、たるみなどで、身体の多くの個所が

下がってきますので、自分でできるところは

上にあげたい。

逆に帯など下に結びたい

という方もいらっしゃいますね。

 


衣紋の抜き具合攻防戦」


後ろの帯線は上気味、お太鼓の形はコロンと丸く。

これが私の理想です。

 


 

きものの帯は、

前の帯線少し低く、後ろは少し高め

横から見たとき前の高い斜めがきれいと

言います。


銀座結びでも、これを保ちたい。

帯枕、薄くてもふくらみは出るの。

というわけで、柔らかい帯は普通のお太鼓にするか、

丁寧にしっかり結ぶ。

また自主トレしないとね。

 

ということでブログアップ写真は、自分の着姿の

反省材料になるのでした。

 

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