ひとり紫苑・プチプラ快適な日々を工夫

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着つけプロセスが色っぽいのは小雪さんだから?

2014-07-15 09:36:51 | ドラマのなかの着物


たまたまBSで放送していた

トム・クルーズの「ラストサムライ」

この映画、杏さんの父親

(と、形容されるようになったのですね)の

渡辺謙さんが、

日本の文化やきものについて

いろいろアドヴァイスしたそうです。

そんな情報が頭に残っていたものだから、

最初に観たときにはスルーした

きものが出てくるシーンに目を凝らす~~。

 

P7124281_3

 

 

 

 

 

主役より、むしろ、背景の人たちが気になります。

いや、この映画、アメリカ人の監督、

スタッフなのに、少なくとも、

きものには違和感、ないです。

より専門的な目で見たうえでの

判断ではありませんので、あしからず。



その上で目の付け所が違うと驚いたのは、

トム・クルーズが、

「ラストサムライ」側にたち、

一緒に戦いにいくときに

着用するきものを小雪さんが着つけるシーンです。

 

お互い惹かれあっているけど、

それは目と目だけでそうと知れるだけ。

Koyuki1

 





そして戦いに向かうとき、

「~~これをお召しになってください」

と小雪さん演じる娘は、

まず、それまで着ていたトムの

きものを脱がします。



まあ、ここが色っぽいのはわかりますね。

次に、戦いのためのきものを

着つけていきます。

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自分の感情があふれ出し、

思わずトムの背中に~~。

そう、着つけって、

お互いに身体と身体を密着させますよね。

特に着つけのこと、

何も知らない人には、かなり近づく~~。


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小雪さんの手が、

トムのきものの襟合わせをしていきます~~。

この辺り、ぞくそくします。

 

脱がすだけが色っぽいわけではない、

着せていく過程のシーンもまた色っぽい。

男性が動かず、女性だけが動くことで、

余計に色っぽくなっているのかも。

ラブシーンとしても秀逸、

下手なベッドシーンなんかより、

よほどエロチックだと思いました。

ぜひ本編でご確認ください。

 

うーん、これって、外国人ならではの視点?

「夫婦善哉」や「ぼんち」など、

女性が男性のきものを

着せるシーンはありますが、

きものを肩にかける程度、

男は自分でささっと着てしまうので、

これほどのシーンにはならないんですね。

男の色気ともう一つの夫婦善哉

情報いただきました。

「武士の袴の着付け
奥方様のお仕事だそうです。

微妙な位置に紐を結ぶので…

そうなんですね。

初めて知りました。

日本映画にも、

そういうシーン、あまりないですよね。

知らない人、多いかも。


と…恩師に教わりました。
真相は?~~」

この映画、面白い個所、いろいろありますが、

このシーンだけで日本文化への貢献度高い~~。

 

映画を見て、娘が私の着付けを嫌がる理由がわかりました。

「~~そんなに近づかないで~~。髪が当たる~~、気持ち悪い~~」

「近づかないでって、言われても~~」

いや、これはわが家だけの現象かもしれませんが、



これを色っぽさにもっていく発想~~。

このシーンを思いついた人

すごいと思います。

 

こんなシーンを作るなんて、

そのうち国の人のほうが

日本の着物文化に詳しくなるかもしれません(悲)

それにしても、

 

きものは映画の観方さえ、

深くしてくれます。

 

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コメント (2)
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