ひとり紫苑・プチプラ快適な日々を工夫

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ドラマの着付けにいきなり違和感

2014-07-01 09:34:45 | アート・文化

先に「昭和初期風」の着付けをしたあとで、「花子とアン」を見ると、いきなりその着付けに違和感を感じてしまいました。

たった一度なのに、これは自分でも不思議。


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きっちりとした性格が出ているとしか思わなかった花さんの着付け。

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きれいとしか思わなかった蓮子さまの着付け。

しかし、いく大富豪の奥様でも、普段はもっとリラックスした着方をしてもいいのでは?

花さんにしても、忙しい身で自分で着る(設定)なわけだから、それこそ一糸乱れていない着方はちょっと不自然?

戦前までは、自分で着ていたわけだから、今からみると多少の乱れは普通。

下は白蓮さま。

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「ごちそうさま」はもう少し緩かったような気がします。

ドラマですからと言ってしまえば、それまでですが、杉村春子さんなど、ドラマでももっとリラックス、そこにご本人の個性やら人柄が表れているように思いました。

さすがの着こなし杉村春子さん」

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「花子とアン」、女学校時代でも、生徒さんたちの着方、ほとんど違いがない。

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一度試したくらいで、と言われそうではありますが、自分が抱き始めた違和感はいかんともしがたい。

「花子とアン」、現在放送しているので、わかりやすい例としてあげています。(念のため)



下の写真は「細雪」のモデルになった姉妹。

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やはり自分の顔型や雰囲気を知った着こなしをしているように思えます。

帯周りは緩く、補正はしていないよう。

やはり上の生徒さんと比べると、それぞれの個性が出ているように思えますがいかがでしょうか。

映画の「細雪」

姉の着付けを手伝う佐久間良子さんと岸恵子さん。

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ドラマには着付け師さんがいらっしゃるわけだけど、時代背景を少しだけ考がえて、もう少し「普通」に着てもいいかも、と思いました。

それとも、先に私が経験したように、もう「昭和初期」の着付けは難しい~~。

着付け師さんも、できる人は少ないのかもしれません。

現代では「緩く着つけする」ために着付け師さんにお願いする人、いませんものね。

時代考証家という仕事があるように、「時代考証着つけ師」、どなたかやってくれないかしら。

あるのかな?


あるいは、こういう戦前のドラマに出る女優さんは、わき役も含めて、きものを自分で着る特訓をする。

その上で着つけさんに、ちょこちょこっと直してもらうとかね。

そうすると、女優さん志望は「きもの着つけ」は必修となり、少しはきもの文化に貢献できるかも?

そのほうが個性と画面に変化が出るのでは。

「寝坊して出た朝」と「好きな人に会うとき」と、着付けにも違いがでると面白いと思いますが、今やそんな細かい「きもの芸」は無理なのでしょうか。

時代が違うのに、また同じ時代でも、皆が同じような着付けになること、それはきものにとってもあまりシアワセなことではないような気がします。

私自身はきれいな着付けと普段着付けと、メリハリある着方ができるといいな。



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コメント (9)
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