久しぶりに行った「友禅教室」
きものにしても洋服にしても、ある色をいろいろ言うのは簡単ですが、自分で色を組み合わせていくのは、なんと難しいものだと実感しています。
そんなとき見つけたワダエミさんの本。
「世界で仕事をするということ」(新潮社・千葉望著)
ワダエミさんといえば、1985年に黒沢明監督の「乱」でアカデミー衣装デザイン賞を受賞した方。
人の性格を赤、青、黄色というふうに色で表した表現が話題になりました。
激しい女性を赤という色で表しています。
まさに「世界で仕事をする」というタイトルにふさわしい方ではありますが、
私が魅かれたのは、そんな大層な部分ではなく、彼女が言っているこんな言葉。
「私の仕事は塗り絵だと思う。それぞれの役を合わせて、それぞれの人生に色をつけていく作業だ~~」
そんなふうにしてできていくデザインは、なるほどと思わせるだけの力を持っています。
そんな目線で人を見てみると、なるほど、この人は赤、この人は緑~というふうに色分けできるかもしれません。
でも、実際の人物はそれほど単純でないことも事実。
白に灰色が混ざっていたり?
そう考えると、昔の映画は、悪人は悪人、いい人はいい人と、色分けがはっきりしていたなあ、なんて思ってみたり~。
彼女の本を参考に、自分のツタナイ友禅の色の組み合わせを考えようと思ったのですが、差がありすぎました(汗)
この色に何を足す?と考慮中の友禅染。
色のセンスって学べば伸びるものなのでしょうか。
今頃になって、もっと勉強しておけばよかったなと思っている次第。
「友禅染め」って結局塗り絵なんですね。
きもののカラーコーディを考えることがきっかけで、最近は色にハマっています。
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