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ひとり紫苑・プチプラ快適な日々を工夫

書籍「年金五万円が教えてくれたお金の向き合い方」「あるもので工夫する楽しい節約生活」は9万部。工夫の毎日は続く。

生きることと死ぬこと、「ライオンのおやつ」と「昨夜のカレー、明日のパン」

2022-12-08 10:50:50 | きものの本&本

今朝の東京は暖かい、
ありがたい!
暖かくで「有難い」なんて気持ち
これまで持ったことなかった。
この頃、少しでも暖かいとうれしい~~。
シアワセの感じ方が下がったみたいで
ちょっとしたことでこ幸せを感じる
シアワセ。

さて、


木皿泉さんの「昨夜のカレー、明日のパン」と、


小川糸さんの
「ライオンのおやつ」
を読みました。

特に意識したわけではないけど、
手に取ったこの二冊、
私のとっては対照的な二冊でした。
「ライオンの~~」は
死期迫る30代の女性が瀬戸内の島の
あるホスピスで暮らす数か月。
ホスピスでは毎週、
そこにいる人たちの
思い出のおやつを作ってくれます。
牛乳を何時間も混ぜて作る「酪」
レーズンサンド、プリン、
カヌレ、ミルフィーユなどなど。

こちらは私のおやつ。
パンに小豆餡、サツマイモのはちみつ。

死を扱っているのに、
不思議に悲しくない~~。
それはホスピスの方々が
死を肯定的に扱っているから~~?
死は一種のオーガズム、だそうです。
そうなら、
もう一回くらい経験してみたい~~。
そういえば、オーガズムとは
ドイツ語などでは
「小さな死」という意味でした。

加えて、主人公の女性の
一緒に暮らす家族がいないこと、かな?
死は、残された家族こそが悲しい~~。
そのあたり著者は、
周到に周りを整えています。
著者自身が「死」を
肯定的にとらえているんでしょうね。



先日買ったパンがあまりに頼りないので、
やはり自家製パン。
食べごたえがある、
一斤でおよそ2百円もかからない。
最初は少しメンドウだったけど、
セットするだけ
パン焼き器買ってよかった💛

もう一冊の

「昨夜のカレー、明日のパン」

こちらはもっぱら生活を描いて、
だからこそでしょうか、
私は何度も涙しました。

夫が亡くなったあと、
義父(ギフ)と一緒に暮らすテツコさん。
「私、本当は家族嫌いなの」
「みんな自分は死なないと
思っているんだよね、
そのことにすごく腹が立つ」
「一樹(夫)みたいに死んじゃうだからね」
もう、ここで涙、涙~~。

思春期の男の子の性への思いとか、
「~~卵かあ」
「割って、中見ちゃったからなあ」
「中、どんなだった?」
「そりゃあ、
自分で割ってみるしかないんじゃないの」

性に対して、こんなユニークな表現==。
もう笑いながら、泣く~~。
そのくらい生きることの愛しさ、悲しさ、
可笑しさ、滑稽さに満ちていました。
「死」も卵、かもしれません。
割ってみないとわからない~~。
「外から見るとすごいこと想像するけど、
入るとどうっことないね」
これは「死」ではなくラブホ、
だそうです。

タイトルの「昨夜のカレー」も明日のパン、
美味しそう。
卵割れるまでは、
日々昨夜のカレーと明日のパンを
楽しみに日々を紡いでいく~~。
私もパンを焼くたびに、
朝が待ち遠しくなります。
自家製のジャムがあれば、
もうそれだけでシアワセ。

さあ、
美味しいご飯やパンを食べて
元気にやっていきましょうか。

最後までお付き合いありがとうございます。
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→本日は着物刺繍半襟


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SNS規制法とユーチューブの世界を描いた「子供が王様」&部屋の模様替え

2022-11-17 12:33:24 | きものの本&本

本日、風は冷たいけど、
いいお天気。
このところ毎日のように大物洗濯。
寒くなると毛布などは
洗いづらくなるので、
今のうちにせっせと。
暖かくて気持ちがいい。

昨日ラジオを聞いていたら、
「SNS規制法」について話していました。
池袋で妻と娘さんを事故で亡くした男性への
「誹謗中傷」の裁判が開かれたのですね。
「お金や反響目当てで闘っているとしか
見えない」という書き込み。

ラジオによると、
SNSで匿名で書いてくる人は、
書き手は、正しいと思っているので、
「誹謗中傷」とは思っていない。
「無視してください」とのことでした。

ブログアップしている身としては、
なかなか微妙な問題で、
こういうあからさまの言葉というより、
「疑問」の形でくるケースもあるので、
一概に無視、とばかりはいかないなあと。
質問にはつい答えてしまうクセがある~~。

そんな折、
ユーチューブの世界を描いた
フランスの小説を読みました、


「子供が王様」
(デルフィーヌ・ド・ヴィガン著 東京創元社刊2022年)

面白かった。
ほとんど一気読みです。

最近とみに多くなった「子供ユーチューブ」
この世界で絶大な人気を誇る六歳の女の子が
ある日消えた~~。
成功者への嫉妬か、金目当てか、
小児性愛者か~~、
パリ司法警察の女性警察官クララが捜査を
始める~~。

ユーチューブの世界が
赤裸々に描かれています。
小説なんだけど、
昨今のSNS事情が詳しく書かれていて、
アップすることで莫大な富を得る、
親の承認欲求は満たされる~~、
ユーチューバー同士の敵対心、
生活のすべてにビデオを設置した生活、

そう、
かなり前に「トゥルーマン・ショー 」という映画があって、
生活のすべてが世界中に流されている
リアリティ番組だったというホラー。
ジム・キャリー主演。

98年制作、
25年くらい前に見たときは、
コメディ?だと思っていた。
それが現実になってきたんですね。
サイコ、ホラーだったんですね。
いま調べると。

「~~一見、
害があるようには見えない、
こういう贅沢とコマーシャルとにあふれた
生活をずっと見せられている子供は
同じような生活を夢見るようになる~~、
楽しく、しかも贅沢な生活を」
「~空疎なフレーズが繰り返される
話しかた、思考の膠着、
これらの言葉の出どころは?」
いや、これって大人だって同じだと思う。

そしてまた専門家の言葉として
学術的な見解も、
「長期にわたり露出された児童の事例」
などなど~~。

そんな日の夕食は~~、


野菜と昨日のオードブルに使った胸肉の残りとで野菜焼き、
オリーブオイルとはちみつショウガで。
スープとオリーブオイルで炒めたライス。

そういえば、
「学校へ行かなくてもいい」と発言した
不登校ユーチューバーもいましたね。

いや、私らの時代には考えられないことが?
起きているようです。
少し前に、憧れの職業は
ユーチューバーと聞いて冗談かと
笑っていたのですが。

そういえば、
わが孫も、
「ユーチューブ見ていい?」
と何度も何度も母親に聞いて、
そのたびに
「ダメ、これをやってから」
「あれをやってから」との
条件闘争やっています。
これからの子供、
ユーチューブの影響、
どんな風に出てくるんでしょうか。

小説によると、
大人になって俳優の道を進む
ユーチューバーもいるとのこと。
光と闇。
どんな世界にもあることだけど、
ブログやっている身としては
興味あることです。

優しいコメントをたくさんもらって、
生活のハリというか、
楽しい、うれしいこともいっぱい
あるんですけどね。


リビングボードの位置を変えました。
テーブルの横にあったのを、
窓際に。
冬になると窓から風が入ってくるので、
隙間風防止。
でもテーブル界隈が広くなった、
当たり前ですが。

というわけで、
SNSの世界は怖いか優しいか~~>

今日も元気に==、
最後までお付き合い
ありがとうございます。

→本日のインスタは
女は身体を冷やさない。

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破綻予備軍女子のためのシェアハウス「若葉荘の暮らし」畑野智美著&着物のお礼

2022-11-03 11:37:31 | きものの本&本

本日は文化の日で、
お休みなんですね。
毎日が日曜日の一人暮らしシニアは
朝散歩に出て初めて気づく。
歩く人がおおい、
子供がいる、空気がゆったりしている~~。
ゆったり気分は伝染しますね。


先にアップした畑野智美さんの著書が
面白かったので、
次々と読んでいますが、
新刊をゲット。


「若葉荘の暮らし」
     (小学館・2022年刊)

コロナ禍のなか、
40代のアルバイト店員の収入は激変、
そんな主人公は近くにあった古い一軒家を改造したシェアハウスに入居。

40代以上の独身女性限定。
そこで暮らす40代、50代、80代の
先々の不安、助け合いを淡々と描いています。

アパートの家賃は、
六畳一間、台所、トイレ、お風呂は共同ながら、通信費と光熱費込みで
月5万円~~。
安いですよね。
月五万円といえば、私の年金額と同じ、
フリーランスの平均年金額は
5万6千円くらいなので、
まあ、最低暮らせるラインでしょうか。
私は通信費、光熱費払っていますが。

「三千円の使い方」の原田ひ香さん、
絶賛とあります。

40代といえば、就職氷河期世代、
正社員になれず、契約はパートで
暮らしている人が多い~~。
こういう人たちは、
年金も少なく、老後に対する不安が
もっとも大きい人たちです。

そこにコロナ禍、
収入は減るし、仕事はないし~~。
主人公は飲食店でバイト暮らし、
店ではベテランとはいえ、最低賃金。
そのお店だって、いつ閉鎖するかわからない。

そんな状況のなかで、
幸い入居できた若葉荘での暮らしは快適。
しかし80代の大家さんが亡くなり、
さて、どうなる~~。

小松菜と厚揚げの煮物&
はんぺんバーグ。
自分で作れば食費は安くあがる、
健康にもなる~~。

主人公はあるもので
カンタンな料理を作るようになり、
料理できない女性も少しずつ覚えていきます。

私の「プチプラ生活」みたい~(笑)
生活スキルは大切!

で、大家さんが亡くなったあと、
この家をどうするか~?
「~最低賃金で働き、
生活保護より少し多いくらいの
月収で、振り落とされないいように生活に
しがみついている=」
強くしがみつく手を少し緩める場所、
皆が協力しあい、情報を交換し、
少しでちゃんとしたご飯を食べられる、
そんな「家=シェアハウス」を作って」いきたい、
希望を持つことさえできなかった主人公は、
こんな未来設計図を描き、
実現に向けて動き出す~~。

着物を差し上げたら、
お返しに美味しいシフォンケーキが、
食べきれない~~、娘へおすそ分けしなくちゃ>

自分が持っているものを人と共有し、
ムリしない範囲でできることをし合う。

~選択肢が増えたのが貧困の
原因なんだろうね」との言葉。
確かに、この選択肢の多さが
迷いだけではなく、
不幸を生むことも~~。

「こんな場所に住みたい、いや、
こんな場所で死にたいと思った」と
原田ひ香さん。

90歳近い大家さんは、
ある朝、ひっそりと自分の部屋で
息を引き取っていました。
こんな風に死ねたら、確かにいいですね。
一人のためのお墓情報まで。

70代の私も、
40代、50代を振り返りながら
読み進みました。

アパートやシェアハウスものは楽しい、
けど、そこに住む人の描き方も
だんだんに変わっていくのですね。

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というわけで、
本日は「貧困予備軍女性の老後」でした。
これからの日本で大きな課題に.なっていく。

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貧困女子の東京地獄めぐり「神さまを待っている」&「東京ロンダリング」

2022-10-18 11:55:15 | きものの本&本
本日も小雨、
このところカラッと晴れる日が
少ない。
夏は猛暑で秋はらしくない~。

さて、
貧困女子の本を二冊読みました。
一人は派遣切りにあった20代、
一人は離婚した30代、

「神さまを待っている」(畑野智美・文春文庫)
「東京ロンダリング」(原田ひ香・集英社)

どちらも住む場所を失い、
都会の裏で稼ぎ、暮らしていく。
「神さま~~」は
漫画喫茶で暮らし、日雇いの仕事に就くも、
出会い系の喫茶で働くようになり、
その場所で、街に立つ十代や20代の女の子を
知っていく~~。
「百円のコッペパン」
「一万五千円の彼女たち」
「0円のスープ」「二万円のわたし」
「わたしの神さま」「生活」

こんな風な章展開になっていて、
それを見るだけで、
いろんなことがわかります。
「~わたし十年後に生きているかなあ」
「~生活保護っていっても、難しくて
意味わかんないんだもの」

保護申請したくても、
難しい言葉がいっぱい出てきて、
何をどうすれば受けられるのか、
確かにわかりにくい~~。

まして、今、明日を生きることに
精一杯の人たちがたどり着くには
あまりに遠い~~。

もう一冊の
「東京ロンダリング」は
「三千円の使い方」の原田ひ香さんの2011年の作品。
古さは感じない。

主人公は離婚したものの、
無一文で放り出された31歳。
アパートを探して尋ねた不動産屋で
「ロンダリング」という仕事に誘われる。
「ロンダリング」とは、
訳アリ物件、つまりそこで人が死んだ場合、
次の借り手には、
事情を説明する義務があるため、
敬遠される。
そこで「ロンダリング」といって、
何か月か住み、「きれいに」することで
告知義務を逃れたり、
家賃を減額せずにすむと仕掛け。
「どんな豪華にマンションでも、
いろんな方法で人は死ぬ」
すると豪華マンションほど噂は広まり
価格が下がる~~。

こういう仕事、本当にあるのかな?
ありそうですね。

面白かったのは、
「神さま~~」の貧しい家の様子と
一等地の超豪華マンションのそれが
とてもよく似ていること。

「~~汚いのか
きれいなのかよくわからない家だ。
ミニマリストと思えるほど家具が少ない」
これは「神さま~~」のほうの
出会い系喫茶の稼ぎで子供二人を
育てて(?)いる女性の部屋。

「~部屋は広く感じられなかった。
窓や水回りがやたら大きく~~、
自分のなかの感覚が
少しずつ狂いだすような感じがした」
その豪華マンションでピザや出前の食生活。

どちらも「暮らし」や「生活」がない~~?

いきなりですが~~、


生活感満載の夕食~~、
夕食はサンマ。3尾で399円。イワシがなかったので、
安くなっていたサンマを。

どちらの作品も、
最後、こんな食生活にたどりつくところが
面白い。
「神さま~」のほうは「~夕ご飯は鍋にした。
お肉も野菜もいっぱい食べられるし」
「ロンダリング」のほうは、
「~秋刀魚の塩焼きに豚肉のこしょう焼き、
豚汁~~」
ああ、おいしそう。
ほっとするよね、こういうご飯~~。

想像外の貧しさというのがある、
文字が読めない、
親とのかかわりのなかで
「普通」の感覚を見失っていく人たち~~。

ちなみに
「神さまを待っている」の「神さま」は
最初、今夜泊めてくれる男性、
そして最後は「手を差し伸べてくれる誰か」

都会の地獄めぐりを終えた二人は
「生活」という明るい場所に戻れた=。
よかった、よかった。
読後感はどちらもいいです。
一緒に地獄めぐりをしてきたような~~。

ということで、
読み終わったあと、いつもの節約ご飯が
豪華なご飯に思えてきました。
美味しかった。
こういうご飯が私には一番のご馳走。

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稼ぐ人もきれいな人も、食に関してはワタシと同じ?ー勝間和代と冨永愛

2022-10-10 11:36:19 | きものの本&本

本日、朝は肌寒い、
お昼からは暑くなるとのこと==。
気温の変化が激しいので、
体調を崩さないように
いたしましょう。

女性は冷えが厳禁、
とにかく暖かく~~。

プレジデントオンラインに掲載されました。

いきなりすごいアクセス数で、
タイトルのせいかな?
「貯金ゼロ」は
家を買った時点でのことです。
ずっと貯金ゼロではなく、
少ない年金ながら徐々に貯金は
増えていきました。

いきなりすごいアクセスで
解析をみると、多くは
この記事からきていました。

もう一つ、
明日、11日午後7時から
大和書房が企画のオンラインイベントが
あります。
無料ですので、この機会に
ぜひ覗いてみてください。

ずーと下の方に
申し込みフォームがあります。
ぎりぎりまで申し込みOKです。

さて、
二冊の本を読みました。



「美を作る食事」(ダイヤモンド社)と
「勝間式 超ロジカル料理」です。

富永さんはトップモデル、
勝間さんは「ロジカル」で知られる
経済評論家です。


まったく違う分野のお二人ですが、
どちらも、
自分にとって大切なことには
お金に糸目はつけない~~?

「一番大切にしていること」は
健康。
富永さんは「美」でしょうが、
美しさは健康が基本ですね。

健康のために大切なことは毎日の食事、
そして、
ここが肝心なのですが、
このお二人の召し上がっているモノが
「安い、美味しい」がメインテーマの私と
あまり変わらないのです!
富永さんは、
サバ、野菜、麹、良質なオイル~~
勝間さんは
きのこ、ブロッコリー、やはり
良質なオイル、

そして、カレーには市販のルーを
使わない~~。
油分や余計なものが入っているからね、
身体にいいモノは、
基本変わらないということです。

わが家の百均夕食、

面白い本を読んでいたので、
夕食は簡単に、
蒸したポテトとニンジン&胸肉に
塩、こしょう、チーズをかけてグリルで
焼いただけ。
お昼の残りのスープ&常備のジャコ豆。

加えて、
お二人とも「おうちご飯が最高!」
ワタクシは節約のために
おうちご飯を始めたのですが、
それは節約になっただけではなく、
健康と元気をもたらしてくれました。
外食はカロリーが高い、油が~~、
味が濃すぎる~~。

勝間さんは、
日々の家事を超合理化するために
ありとあらゆる電気器具を使っています。
ホットクックにヘルシア、
パン焼き器などなど、
便利そうです。
もう少し年を重ねて、
家事がメンドウになったら、
これらの器具に助けてもらうのも
いいかもしれません。

私もパン焼き器はもっていますが、
これが便利。パン屋にも負けない
美味しさの上、小麦粉高騰にも
負けない値段で作れます。

今、忙しい人は、
健康と美を保つためにも、
これらに「投資」してもいいかも。
使いこなすまでがチトメンドウですが。

富永さんは、
「~美味しいご飯を食べたら、
それだけで幸せだ、
幸福な食事の数だけ、心も身体も
美しくなれると信じている」と言います。

確かに、
お金があってもなくても、
安い食材でも、
美味しく健康に食べられる方法は
いっぱいあります。

お金ある人もない人も
美味しいご飯を食べて
幸せな毎日を過ごしましょう。

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というわけで、
今日も元気に!
最後までお付き合いありがとございます。
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「老いる自分をゆるしてあげる。」上大岡トメ&欲しいモノお家で見つけた!

2022-10-05 10:33:37 | きものの本&本

本日の東京は小雨模様、
これから雨になるのかな。
朝散歩でも
小雨と涼しい風が肌に気持ちよかった。

夏からいきなり秋に~~。
衣替えをしました。
替えるといっても、
箱から出すだけですが、
それでも久しぶりに目にする
洋服たちは嬉しい。

着物も袷の季節に~~。

目にするたびにうっとりする薔薇刺繍の帯~~。

カシミアのショールやセーター。

さて、
上大岡トメさんの本を読みました。


「老いる自分をゆるしてあげる」
   (幻冬舎・2019年刊)

この方「キッパリ!」を読んだことがある、
すっかり忘れたけど。
なんにせよ、
漫画は読みやすい、
わかりやすい、
そのうち多くの本が漫画化するかも?

それはともかく、
著者50代を前にして
さまざまな不調が。
50代は、身体が変わるときですね。
更年期障害、閉経を前にして、
アッ、年取ったと感じることが多い。
私自身、
50歳を前に乳がんにかかりました。

そこで著者は老化の正体を探ろうと、
突然現れた
81歳の謎の?女性に
いろいろ教わるとの趣向。
この女性は
五人の老化の専門家の化身~~。

「老化には意味がある」
「ネガティブな要素だけかしら?」と。

閉経、つまり生殖能力を失っても
生命を保つのは人間だけ、
マウスだって死ぬまで生理があるそうで、
 だからネズミ、算っていうのね。

老化をストップさせることはできないけど、
緩やかにすることはできる。

その方法はよく知られる運動と食事と
睡眠~~。
スマホばかり見ていると
スマホネックだけではなく、
大胸筋が弱くなるとか、
言っていることはよく知られているけど、
この謎の女性に誘われて、
なるほどと思うから不思議?


電気圧力釜で黒豆を。
10分でできました。
砂糖は入れないで塩を少々、
そのまま食しても美味しい。
サラダに入れたり、ご飯に入れたり~~。

昔の人は言いました。
「心身一如」、
つまり心と身体は繋がっている、
身体がついていかない状態を
取り戻すには、
貝原益軒言うところの「養生」が大切。
養生には
① 病後体力が回復するまで安静に。
②生活習慣に気を配り健康を維持す。
との二つの意味があるとのこと。

養生せずに病気になってから
薬を服用したりするのは
下策である」
ホントにその通り。
寝たきりになる前に、
わずかな気の使い方で
防げること多いよね。

いろんなことできるので
一日が長くなるし、
第一、元気は気持ちがいい。
気持ちがいいって、
「気」を「持つ」って書くのね。
今気づきました。

「金持ち」より「気持ち」のほうがいい~~。

「老化」には人類にとって
どんな意味があるのか、
大きく出たね、
答えはわからないけど、
ともかく元気に生き、逝きたいものです。

というわけで、


欲しいものはおうちにあるので、
これから断捨離、片付けを兼ねて
元気に、
おうちで宝物探しをいたします。

最後までありがとうございます。
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貧しさの質「夜が明ける」西加奈子と「深夜特急」沢木と「もの食う人びと」

2022-09-19 11:22:50 | きものの本&本
本日、
日の光強い、家の中にいても眩しい。
と思ったらいきなりの豪雨。

昨日は雷は鳴るわ、豪雨で
すごい一日だった。
気圧低いと体調崩していたのが、
今はそれはなくなったのは幸い~~。

西加奈子の「夜が明ける」(新潮社)を
読みました。

「貧困格差」がテーマ、
というけど、
これは読むのも辛かった。
少し前に読み終わっていたのですが、
アップする気力もなく~~。



普通ならアップするために、
再度ページを開くのですが、
それさえ辛い。
すごい貧困のなかに育ち、
一方は奨学金をもらい進学、
テレビの下請け会社に勤め、
それでも
「いつかは撮りたいものを撮る」との
志を持ってーー、
食べるものも食べずに働く~~。

この描写が凄まじい、と思える。
特にロクに食事もせず、
コンビニ弁当が腐っていく箇所や
繁華街の朝の
もうあまりにリアル?な描写に
本を置いてしまいました。

もう一人は、
学校にも行かず、これは
映画「ジョーカー」を思わせる。

希望がない~~、
一人はラストに
撮りたいものを撮るとの兆し、
もう一人は死の前に穏やかな
一時期を過ごせる、けど。

同じころに
別に買ってあった、
沢木耕太郎「深夜特急」や
辺見庸「もの食う人々」



「深夜特急」はもう50年くらい前の作品、
著者が24.5歳の頃に、
思い立って
鉄道とバスでパリまで横断したときの記録。

若い頃に読んだ記憶があるけど、
やはり、当時の東南アジアの
凄まじい貧しさに圧倒された。

今、再読すると、
著者の視線、彼らと同じ位置に立っての
視線に圧倒される。
生半可な同情もなく、
たとえば、幼い子どもの物乞いにも、
「一度渡すと限りなくついてくる」と
無視、それでいて、
自分の気持ちと相手の観察を忘れない。
私なら10円くらいあげればいいのにと
思ってしまうけど、
これはまた別の問題なのね。

この人、若い頃からすごい。

いきなりですが、


朝の自家製ヨーグルト、
豆乳ヨーグルトに牛乳で作ると
こんな風にすごい粘りが出て、美味しい。

こんな朝ごはんを摂れるシアワセ。

もう一冊の
「ものを食う人びと」(角川)
こちらも1994年刊だから、
30年も前。
こちらも再読。

共同通信の記者で芥川賞作家の著者が
「飽食の日本に嫌気がさし、
我が胃袋をイジメたくなった」と
世界の食を食べて回る。

もちろん、それはグルメなんかではなく、
バングラデッシュ、インド、ベトナム、
ウガンダ~~など。
こちらも凄まじいけど、
「記者」としての視点が
読み手にも距離感をもたせて
まだ救いがある、

「深夜特急」も「もの食う人びと」も
古さを感じない、
それは世界中に、
未だにこんな人々が
いるせい、ですね。

「夜が明ける」は、
日本のリアルを描いている
のだけど、それがゆえに
読むのが辛い~~。
距離感がつかめない、
ただオロオロする。




でも、
三冊を続けて読んで、
三食、きちんとご飯を食べられるとは
それだけで恵まれているとつくづく
感じました。

貧しさだけではなく、
忙しさのあまり、
お金がどんなにあっても、
きちんとご飯を食べない、
食べられないことも、人もいる。

かつての私もそんな時期があった。
その結果、身体を壊し。

お金のあるなしに関係なく、
つつましい食事だろうが、
日々ちゃんとしたご飯を食べる、
食べられる、
それが「豊か」ということだと、
つくづく思い至りました。

最後まで
ありがとうございました。
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運のいい、実は運の悪い人&驚きのガス代&蒸すと焼く

2022-08-27 10:59:56 | きものの本&本

蒸しつつも、
風が冷たくだいぶマシになった
今日この頃です。

ガス代がきました。
かつてない数字です。



7月、1759円!
これまでの最低金額です。
私はエアコンをあまり使わないので、
動くたびに汗びっしょりになります。
そのたびにシャワー。
一日に何回も浴びます。
そうしていると、
お風呂に入る気が失せる。
そのためほとんどガスを使わない
ことになったのですね。
その分、洗濯ものは山のよう、
ほぼ毎日洗濯機を回すことになりますが。

さて、
古本屋で見つけた沢木耕太郎。



「ポーカーフェース」
(新潮社・2014年刊)

少し古いのですが、
おぼろげに覚えている事件が
どんどん出てきて
夢中で読みました。
エッセイ集で全部の項目が面白いのは
なかなかない。
百円でコスパいい。
運がいい。

そのなかの「運」について。
彼は一度アマゾンの上空で
乗っていた飛行機がエンジン故障を起こし、
あわや墜落炎上の体験を。

ところが、幸運にも森林の間に
焼き畑があり着陸。
飛行機は大破はしたが
爆発しないままに、生還。
これは「運がいい」と思われがちだが、
本当にそうだろうかと彼。

もっと運のいい人は
そんな飛行機には
乗り合わせないのではないかと。


いわしのオイスターソース焼き。ポテトも一緒に。
醤油とオイスターソースを。味噌汁と豆腐。

たとえばビートルズ。
彼らは結成する前にほかのメンバーと
バンドを組んでいたけど、
途中で抜けた。
抜けた人たちは後年バンドを結成。
趣味として音楽を楽しんでいるとのこと。
彼らは「不運」だろうかと沢木氏。
レノンは射殺され、
ポールは薬物事件に。

メンバーの一人は
「息子に一件の家も買ってやれなかった」と
寂しさを覚えるそうだ。
「~人は穏やかな生活に憧れながら、
波乱万丈の人生に憧れもする、
それが人間というものだ」と沢木氏。

そして彼らしいのは
「~どちらの人生が幸運であり、
不運だったかは誰にもわからない」 

そもそも、ほかのメンバーだったとして、
あれほど受けたかどうかはわからない~~。


こちらは前にアップした蒸し野菜。
料理は焼くか蒸す。
あっさり行きたいときには蒸す。
こってり行きたいときにはオイル使い。
あるもの野菜に肉、魚にソース。
バルサミコソース、ポン酢、ゴマダレ。
これOK~~。
片付けも楽、ゴミもあまり出ません。


もうひとつ紹介
財布の購入価格×200=年収

これは何年か前の本
「稼ぐ人はなぜ、長財布を使うのか?」
ありましたね。
沢木氏は財布を持ったことがないそうです。
小銭があればそれでOK.
なければないでOK。
ということは、
「~私の年収はどこまで行っても
ゼロということになるらしい」
しかし、
彼はお金に困ったことはない~~。

信じるモノは高価な財布を買う羽目に。
無駄遣いじゃない?

この方、ゴシップ的には
宇多田ヒカルの母、
藤圭子さんとの恋愛のうわさも。

ほかにも「なりすまし」の話とか、
「蒸発」とか。
興味深い話ばかり。

あなたは自分は運がいいと思いますか?
もれとも不運?
私は「運がいい」と言われますが、
さて、どうなんでしょうか。
そもそも
もっと年金もらえるようにしていたら、
それで
満足な毎日を送っていたことでしょう。
でもピンチはチャンス、でもある。
逆にチャンスはピンチを呼ぶ~~。

「運、不運はだれにもわからない」
「禍福はあざなえる縄のごとし」
なんて言葉もあります。
最後が幸せならそれは幸運。
花占いみたいなもんです。
好き、嫌い、好き~~。
最後はどっち?

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「実力も運のうち&」


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「江戸を造った男」&シニアの住まい&写真整理は進まない

2022-08-13 10:33:59 | きものの本&本

本日は早朝大雨で涼しい。
いきなりの大雨=。
こういう日は
盛大に片付け、といきたいものですが、
故郷のことが気になって落ち着きません。
「~帰ろうか、帰るのよそうかなあ」
向こうは、
こんな時だし、帰ることないと、
いざとなったら連絡する、
いざとなったときでは遅い~~。

さて先日、
「老後の住まい探し」のことを
アップしたら、これまでにないアクセス数。
それはそうかも。
マンション高い買い物です。
特にこれから老後を迎える人の関心は高い。

マンション買って管理費と修繕費で
月に何万円も出すより、
そのお金で
郊外のURを借りたほうが気楽は気楽。
頭金も、ローンもいらないからそれを貯金に
まわせる、
こういう考えもあります。

ということで、
僭越ながら、
これまでの「住まい」関連をまとめて、
「シニアの住まいの項目を作りました。
知人などの経験も含めて~~。
参考にしてください。
これからもその方面に興味を
持ってアップしていきたいと
思います。

ついでに
よろしければ拙著も参考にしてください。


大きく変わっていく時代~~、
読み間違えないようにしないとね。

私は時代小説はあまり読まないのですが、
古本屋で百円で買ったのは、


「江戸を造った男」(井東潤著・朝日文庫)
極貧からのし上がった商人が
「知恵と工夫」で天下の大商人に
なっていく話.
この人、自分の利益よりも、
まず国のため、人のためと
危険を顧みず仕事に邁進。
人口が増え続ける江戸に食糧を届ける道筋を
付けたり。
江戸だけではなく、今の大阪まで
作った人なんですね。
「人の成功を喜べる人にこそ
    商いの神は微笑む」
「状況を見極め、対策を立て、
段取りを決める。
最後にそれを実行に移せば自ずと事はなる」
「さしたる理由がなくても、
多くの人はそれは無理だなと思い込む。
それを取り払えば自ずと答えは出てくる」

とまあ、五万円生活、ムリでしょう
という思い込みを
捨てれば~~(笑)
もう一冊の
「村上海賊の娘」(和田竜・新潮文庫)
これは前に本屋大賞になりましたが、
娘の相方の本棚から借りてきました。

我が故郷広島の瀬戸内海のことが
頭にあったせいかもしれません。
江戸に食糧を運ぶにあたり、
この瀬戸内周りを使ったとか。
二冊合わせて読むと
流通事情の一端がわかる??

豆乳ヨーグルトが
チーズみたいになっていました。


パンやお菓子に乗せて食べます。

いきなりですが、
パソコン画像整理していたときに出てきた
なんちゃって日本髪。
日本髪、素人が作るの無理と
思っていましたが、やってみると
こちらも15分で出て嬉しかった。
やってみると、
なんでも意外に楽しくできる。
記念にアップ。


8年前の63歳。
60代はまだ若いです。
くれぐれも早く老け込んで、
「これから何かやってもなあ」などと
思わないで欲しい。
残り25年から30年あるかも~~>

というわけで、
最後までありがとうございます。
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パッチワークの小千谷縮&一人暮らしは汚さが目立つ?幸田文と向田邦子&

2022-08-07 11:37:45 | きものの本&本

本日も涼しい~~。
来週からまた暑くなるとのこと~~。
着物着ないままに夏が過ぎる~~。
それが哀しくて、
着物着ました。

パッチワークの小千谷縮です。
小千谷縮は高いので、端切れを買って、
暇暇に継ぎはぎして
着物に仕立てました。
楽しかった~~。
→二年前のブログ



白の帯と~~。
だんだん帯の素材の名前を忘れる。
綴れだ!
こんな感じのパーチワーク。

気になっていた向田邦子さんの
本を読みました。


「少しくらいの嘘は大目に」(新潮文庫・碓井広義編)
2021年刊。

この方の作品はもう暗記するくらい何度も読みましたが、
久しぶりです、

向田さんの言葉を集めた一冊ですが、
もういい言葉ばかりで~~。
男と女、家族、生きるということ、
仕事などの章に
分かれていて、それに関する名言が。

家族の章では、
「どんなうちだって、
ヤブつつけば蛇の一匹や二匹」
出てくるでしょ!

「~~文明が進んだお陰で氏、
素性を問い、学歴を云々する。
目が大きいほうがいい、鼻は~~、
時にはうんと素朴に、
生きていくには何が大切か
考えてみるのも無駄ではない」

こういう言葉を40代で言える~~。

こんな一冊も。
「メロンと寸劇」(河出書房刊)
こちらは小説とエッセイ。

もう一人、幸田文さんの
「台所のおと」(講談社文庫)も素晴らしい。

あまりに何度も読んだので、
ばらばらになってしまいました。
「~~女はそれぞれ音を持っているけど、
いいか、角だつな、さわやかでおとなしいのが
お前の音だ」
病気で寝ている夫が台所で料理を作る妻の
音を耳にしながら、ああ、今菜を洗っているな、
包丁を使っているなと辿りながら、昔のことを
思いだしていく~~」
名文、傑作~~。

「ひとり暮らし」というエッセイは、
隣の家のひとり暮らしの女性の
暮らしぶりを覗きながら、
この人、何気に覗くのが趣味~~?
「~ひとり暮らしは(時間を持て余すせいか)
生活の汚さが際立つ~~」と
いろんな人のひとり暮らしを活写。
「~~ごっそりした汚れである」とか、
言葉の遣い方がすごい~~。

ある男性のひとり暮らしも描き、
「男らしいひとり暮らしだと思う」

そんな日の夕食は~~。


塩鮭とキャベツ(レタス)と青梗菜を蒸し焼きにしただけ。
ポン酢プラスバルサミコソースでいただきます。


ポテトサラダと豆腐と海苔のお味噌汁。

デザートは、

お客様が置いていったジュースにゼラチンと
いただいたマーマレードを入れて
冷蔵庫で冷やしゼリーに。
ゼラチンはコラーゲンがある上、
ジュースの糖量が抑えられます。

そんなわけで、
読書と着物の一日でした。


最後までありがとうございます。
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