【ML251 (Marketing Lab 251)】文化マーケティング・トレンド分析

トレンド分析ML251の文化マーケティング関連Blogです。ML251の主業務はトレンド分析をコアにしたデスクリサーチ。

プラモデル作りを想い出した黒木渚SGの「木製鹿オブジェ」

2015年06月09日 | 徒然
2月にこの黒木渚の『虎視眈々と淡々と』限定盤を買ったんですが、6月になって「木製鹿オブジェ」、やっと作りました。
忘れてんですね。

接着剤をつけるのは僅か2ヶ所なんですけど、中学生時代からのブランクは大きく、緊張してしまいました。

それにしても、私がショップで素敵な出会いをするアーティストって、ずっと前からなぜかラストラムさんのレーベルなんですね。
私の感性と相性がドンピシャなんでしょうね。

虎視眈々と淡々と[CD+木製鹿オブジェ](限定盤)
クリエーター情報なし
ラストラム・ミュージックエンタテインメント


***************************************
▼記事へのご意見、お問い合わせは下記メールにてお願いいたします。
sinoue0212@goo.jp
***************************************
▼『コンテンツを求める私たちの「欲望」』
電子書籍(無料)、閲覧数 36,702、PDFダウンロード354突破しました!

私の思想=文化マーケティングの視座が凝縮されています。
http://p.booklog.jp/book/43959
***************************************
お読み頂き有難うございます。
(↓)クリックの程、宜しくお願い申し上げます。


音楽 ブログランキングへ

マーケティング・経営 ブログランキング

J-WAVE TOKYO REAL-EYES “LIVE SUPERNOVA 野音DX"

2015年06月08日 | ミュージックソムリエ協会
昨日(6/7)の日曜日(と言ってもそろそろ一昨日になりますが)、日比谷野音のJ-WAVE TOKYO REAL-EYES “LIVE SUPERNOVA 野音DX"に行ってきました。
ミュージックソムリエ協会枠でご招待いただきました。
J-WAVE様、ソムリエ協会の理事長、副理事長はじめ皆さん、どうもありがとうございました。



The BirthdayLEGO BIG MORLWHITE ASHに加え、SHERBATSの4バンド、実は生で観るのは初めてだったんですよね、不思議と。

PAブースの後ろ、スタンディングで観ていました。
4バンドともコンセプトも音の出し方もそれぞれで、個性的でした。

このメンツでは「老舗」となる2バンドの音作りも全く異なりました。
SHERBATSは、Vocal & Guitarのフロントマン、浅井健一氏の世界観をどう伝えるか?
トリのThe Birthdayは、疾走感のある王道のビートバンドサウンド。

LEGO BIG MORL、WHITE ASHの2バンドも、各々個性的で可能性を感じさせられた興味深いバンドでした。

***************************************
▼記事へのご意見、お問い合わせは下記メールにてお願いいたします。
sinoue0212@goo.jp
***************************************
▼『コンテンツを求める私たちの「欲望」』
電子書籍(無料)、閲覧数 36,673、PDFダウンロード354突破しました!

私の思想=文化マーケティングの視座が凝縮されています。
http://p.booklog.jp/book/43959
***************************************
お読み頂き有難うございます。
(↓)クリックの程、宜しくお願い申し上げます。


音楽 ブログランキングへ

マーケティング・経営 ブログランキング

『スピーチプレゼンはまず3秒黙りなさい 人前で堂々と話せるようになる「伝え方」の技術』

2015年06月06日 | 書評
安原マーケティングワークショップ仲間、森裕喜子さん待望の新著です。
amazonのカスタマーレビューには5つ星で簡潔に3、4行だけ投稿しましたが、
ここでは全く別のことを書きます。

アーティストさんがライブでMCをするとき、すでに固定ファンを沢山抱えている場合以外、ご自分の憧れのビッグアーティストさんの真似は禁物だということです。
本書を読んでそれを実感しました。
ストリート演奏の経験が多い人は大丈夫かと思いますが。

ライブもスピーチプレゼンも変わらない本質があります。
特に、はじめてのお客さんばかりの場合、「聞き手=聴き手が主役」ということです。
(蛇足ですけど、いま、アイドルが隆盛なのは、ファンにリアルな参加感を与えてるからでもあるのですよ、偏見をお持ちの方々)

本書の90ページで森さんは「1の輪」「2の輪」「3の輪」という「三つの輪」という考え方をご紹介されています。
「一人」「二人」「三人以上」という関係性のことです。
すでにファンとの信頼関係が強いビッグアーティストの場合、
MCは「1の輪」で十分な場合があります。
しかし、ほぼ「初めての人達」が相手の場合、
「1の輪」でMCをすれば、悲惨にならずとも、人を惹きつけ「思い」を伝えることは難しいでしょう。
「聴き手が主役」ということを心して、初めて自分が「場を支配する」ことができるということでしょうね。

*58ページにジャズシンガー時代の森さんのお写真が! お美しいサプライズでした(笑)。

スピーチプレゼンはまず3秒黙りなさい 人前で堂々と話せるようになる「伝え方」の技術
森 裕喜子
光文社

***************************************
▼記事へのご意見、お問い合わせは下記メールにてお願いいたします。
sinoue0212@goo.jp
***************************************
▼『コンテンツを求める私たちの「欲望」』
電子書籍(無料)、閲覧数 36,570、PDFダウンロード353突破しました!

私の思想=文化マーケティングの視座が凝縮されています。
http://p.booklog.jp/book/43959
***************************************
お読み頂き有難うございます。
(↓)クリックの程、宜しくお願い申し上げます。


音楽 ブログランキングへ

マーケティング・経営 ブログランキング

ライザップの3C分析

2015年06月05日 | 徒然
とてもよくまとめられたDIAMON ONLINEの記事です。
以下、私なりに3Cのフレームワークでさらにまとめてみました。

(1) Company

>「痩せない程度に運動してもらい、細く長くお金を落としてくれるのが上顧客だった」(フィットネスジム関係者)。

これが既存のジムですよね。。
対してライザップは、“結果至上主義”と業界の常識を覆すコスト構造が突出した強みです。
“結果至上主義”の高級ジム=ライザップという認識を社会に浸透させること。つまり、特定商品・サービス・屋号のカテゴリー名詞化、つまり固有名詞の一般名詞化ですね、これこそ最強のブランディングです。

「ライザップする」(この手のジムにいくことを)「ライザップに行く」

(初台にある某ネット調査会社の皆さん、ブランド=たんなるイメージとか浅薄な認識でいると、クライアントに呆れられますよ)
設備投資や固定費を安くできる分、広告宣伝にかける費用がねん出できることも強みですね。

(2) Customer

既存のジムのボリュームは高年齢層です。
この層の取り込みも必須です。
この記事でも取り込み余地が十分あることが述べられています。
私見ですが、医療と運動(あと美容)の3カテゴリーの融合が進んでいるがここ数年の傾向です。

(3) Competitor

当然、参入障壁は低く、競合は出てくるでしょう。
そこでこの記事で注目に値するのは、会員3万人分の(ビッグ)データです。

>「入会して1ヵ月以上たつ会員なら、情報を入力すればどんな経緯で最終的に何キログラム痩せるか、90%以上の確率で予想できる」(瀬戸社長)。
> これらをビッグデータとして徹底分析し、独自のトレーナー育成プログラムを構築できれば、ライザップは業界全体の雄に躍り出るだろう。

先行者利益を確保しながら、差別化というより差積化(安原さん)を図れるキーがデータにあるというのは面白いですね。

***************************************
▼記事へのご意見、お問い合わせは下記メールにてお願いいたします。
sinoue0212@goo.jp
***************************************
▼『コンテンツを求める私たちの「欲望」』
電子書籍(無料)、閲覧数 36,527、PDFダウンロード353突破しました!

私の思想=文化マーケティングの視座が凝縮されています。
http://p.booklog.jp/book/43959
***************************************
お読み頂き有難うございます。
(↓)クリックの程、宜しくお願い申し上げます。


音楽 ブログランキングへ

マーケティング・経営 ブログランキング

【一流プロの仕事について(下)】_マーケターの企画書・レポート作成術

2015年06月04日 | 徒然
前回は、Kenji Nakaiさんのレコーディング、ミキシングワークショップの話でした。
今回は、消費財メーカーで新商品開発一筋、叩き上げのブランドマーケター 山本康博氏を取り上げます(と言いましても、私のほとんど私のことですけど・・)。
リアルゴールドの缶パッケージは山本氏の企画でしたし、代表的な商品企画はJTの缶コーヒー「ルーツ」や「桃の天然水」です。
JTの飲料はサントリーになっちゃいましたけどね。

山本氏とは2010年でしたか、ある企画関係の勉強会でお世話になりました。
もちろん、講師は山本氏で私は受講者でした。
企画書やマーケティングレポートを書くとき、いきなりパワポを操作するのは馬鹿。
山本氏の会社では当然、厳禁。手書きを完成させてから初めてパワポに向かう。よくわかります。
まず、「ペーパーに手書き」が基本です。

この写真は、もう何年前になるでしょうか? 私が書いた調査レポートの手書きラフスケッチです。



さすがに今はもっとラフに書いてますが、調査スタート前、仮説からストーリーを展開しながら構成を考えます。
現在、ほとんどのネット系調査会社では、このような手書きでストーリーを展開する、なんてことは予算・スケジュール上、求められはしないでしょう。
限られた予算とスケジュールの中で、いきなりパワポというケースは普通かと思います。
現代のビジネスシーンでスピード感は大切です。
仕事にもレイヤーがありまして、山本氏のようなブランドマーケターの仕事と、ネット系調査会社の仕事を同一に考えるのは無理があるでしょう。
レポートにしても、ネット系調査会社の場合、定量の Fact Findingレベルのレポートはコメント作成などが自動化されるのも、そう遠い日のことではないでしょう。

マクロミルやクロス・マーケティングなど「人材消耗型ビジネスモデル」の企業では、社員の入れ替わりが激しいことから、企画書もレポートも汎用性のある定型化されたフォーマットを使う=テンプレート化、というのも知恵だと考えます。
私も現在、パートナー企業さんの中に複数の調査会社さんがありますが、スケジュールがタイトなとき、企画書を「いきなりパワポ」というケースはありますよ。
それはスピード感を重視する現実的な仕事スタイルだと思ってます。

それでもレポートのサマリーについては、私も手書きで(ときにはPost-itを使って)デザインします。
サマリーやインプリケーションは、その1~2枚を見ただけで全ての内容を理解していただく最重要のページです(特に時間のないエグゼクティブに対して)。
サマリーは箇条書き形式が一般的ですが、私の場合、構造化して図表形式にする習慣があります(過去数年間で、手抜きしちゃったこともありましたが、、ゴメンなさい!)。

こちらのの写真はボカしてありますが、やはり手で書くことで思考を深め、ヌケ・モレ・ダブリがあるか確認をします。



レポート作成で最も時間をかけて熟考するのがサマリーとインプリケーションですね。
音楽制作でも今は Pro Tools を使うことのほうが一般的です。
が、問題なのは、Pro Tools しか使うことができないエンジニアが、アナログの良質な音作りができるの? できないでしょ? ということです。
最初から、迅速化のため「いきなりパワポ」で育ってきた人が、調査会社より上のレイヤーの企業で手書きを求められても書けない。
「伝承」ということを考えると問題があるように感じられるんですよね。
手で紙に絵を書く、という行為はイコール「思考」することなんです。これが大事!

私サラリーマン時代、昨年夏まで所属していたユーティルという会社がクロス・マーケティングに「救済」されて、私もクロスに出向させられてたんですが、そこでこんな光景を見ました。
グループ会社のR&Dからもベテランリサーチャーが来てましたが、彼等はクロスの若いリサーチャーから頼まれて手書きで見事な企画案を渡すわけです。

「しめた!」とでも思ったんでしょうね、彼等はそれをそのままパワポに落とす。
「自分で絵を書く=思考する」ということをしない。
案件関与額とやらに縛られて(ま、私は確信犯的に無視してましたが-笑)、インスタントに案件をこなさなければならないので、もし「思考」しようと思っても出来ない。
自分のスキルを高めるより、工数の縛りの中で案件をこなすため、何ごともショートカットの解決策を求める。
だから、若いリサーチャーのスキルが伸びることはないんですよね。

こういう人達のことを「思考停止の馬鹿」といいます。

マネージャー職の連中は、この傾向がさらに著しかったのは当然でした。
これは間違いなく企業体質です。経営者の性格・資質がイコール会社全体、社員一人一人の性格・資質なのです(転職で多くの企業を体験してきた私が自信を持って言える経験則です)。
良心的な仕事をする(あんたの会社にはもったいないぐらいの優秀な)リサーチャーに、リクルートから天下りしてきた馬鹿役員が、残業時間が長いとイチャモンをつけてきた話も聞きました。その馬鹿役員、システム系の社員の徹夜とかは自慢してたくせにね。。
私の場合、とことんクロスとは相性が悪かったですね(笑)。

あっ! 経営幹部以外では、個人的には嫌いな人は(ほとんど)いませんよ。サラリーマンには向いていない私の資質ゆえ、というのもありますしね。

ま、問題と深刻に考えることもないでしょうね。
スキルアップは誰にでも必須なわけじゃありませんし。
ご自分に合った「水」の中で居心地の良さを求めることを否定はしません。

また、マーケティングリテラシーの高いナショナルブランド企業では、調査会社のレポートに「サマリ・コメント不要」というケースもあります。
これもメーカーサイドのマーケターの能力が高ければ、調査会社に「そこまで」は求めない、という傾向が高まるんじゃないかな? という予測の根拠の1つでもあります。

私は、たとえ予算の少ないプロジェクトでも納品までの時間の余裕があれば、手書きを心掛けています。
そうしないと自分の能力が「劣化」しますから。
フリーランス、個人事業主ですとそれも可能なんですね。
自分の時間をねん出すればいいだけの話なので。

音楽制作でも、80年代から吉田拓郎のような Bigアーティストはコンピュータを使った作曲・アレンジとかを進めておられたはずです。
しかし、ライブではきちんと生のミュージシャンで素晴らしいステージが再現できるのです。
ツールも使い方次第なんでしょうね。
若い音楽人でもスキルアップというより、「いい音」を希求する人達は少なくないと信じてます。

最後になりましたが、山本氏のプロフィールに「失敗例」が100あると書かれてましたが、これは「勲章」でもあるんですね。
失敗例という裾野をピラミッドとして、頂点に大ヒットがあるわけですから。
音楽でもどの世界でも同じだと思います。

***************************************
▼記事へのご意見、お問い合わせは下記メールにてお願いいたします。
sinoue0212@goo.jp
***************************************
▼『コンテンツを求める私たちの「欲望」』
電子書籍(無料)、閲覧数 36,495、PDFダウンロード353突破しました!

私の思想=文化マーケティングの視座が凝縮されています。
http://p.booklog.jp/book/43959
***************************************
お読み頂き有難うございます。
(↓)クリックの程、宜しくお願い申し上げます。


音楽 ブログランキングへ

マーケティング・経営 ブログランキング

【一流プロの仕事について(上)】 Kenji Nakai レコーディング、ミキシングワークショップ

2015年06月03日 | 徒然

「アナログだ!」

5月23日(土曜日)のKenji Nakaiさんのレコーディング、ミキシングワークショップで最後のミキシンング中、Nakaiさんがこう叫ばれました。
トラックダウンでPro Toolsが使われることはありませんでした。
「マイキングはサイエンス」から始まるNakaiさんの思想と方法論は豊富でした。

私はエンジニアどころか、卓を操作する人ではありませんし、マイクの機種・モデルナンバーとか全く知りませんでした。
(1)ダイナミック、(2)コンデンサー、(3)リボンと大きく3種類のマイクがある。
シンバルなどの“光りもの”や、ギターのアルペジオなどはコンデンサーマイクが向いている(アナログ時代から)。
スネアにはリボンマイクと相性が良く、縦に使ったほうがいい。







オーバーヘッドの高さ位置は、スネアからスティック2本半分とか、私に理解できることは専門職の方には到底及ばないレベルです。
それでも、「イコライザーを使うより、まず楽器(特にドラム)のチューニング」など、細かな技術的なことより基本的な思想で学ぶことは多かったです。

「音楽の三要素」はメロディ、リズム、ハーモニーですが、「音作りの三要素」は、

(1)Transient=ADSR(Attack,Decay,Sustain,Release)
(2)Spectrum、
(3)Reverberation。

(3)Reverberationには、Early、Short、Longがあって、Longは広がり感と奥行き感。
奥行き感があれば、再生ハードでの聴こえ方の差異は少なく、周波数帯が狭くても曲のイメージは変わりにくそうです。

ミキシングでは、「フェーダーを上げ下げさせるのに順番はない」。
例えば、まずヴォーカルとベース、ギターだけでグルーヴ感が出るミックスにする。
それからドラムを操作するとか。
おそらく、ダフトパンクはその方法じゃないか? とのことです。

「5点定位」とか概念は理解できますが、「レイヤーを足し込むことろが難しい」など、実際の経験が豊富でなければ体感できないこともありますけどね。

ここにアップした画像は、「SOUND VISUALIZATION」(音の視覚化)です。
これは、Nakaiさんの「師匠」のミック・グゾウスキーからのご直伝だそうです。

「絵の中で成立しないものは、音の中でも成立しない」
若手4ピースバンド「RETO」さんのミックスされた音を聴きながら、音の構成を私がメモったものを図にしてみました。



とてもベーシックで当たり前かもしれませんが、私にはこんな構図で聴こえました。
レコーディング前の、こういう設計が重要なんですね。
私流の解釈ですと、これも「デザイン志向の仕事術」だと思います。

***************************************
▼記事へのご意見、お問い合わせは下記メールにてお願いいたします。
sinoue0212@goo.jp
***************************************
▼『コンテンツを求める私たちの「欲望」』
電子書籍(無料)、閲覧数 36,409、PDFダウンロード353突破しました!

私の思想=文化マーケティングの視座が凝縮されています。
http://p.booklog.jp/book/43959
***************************************
お読み頂き有難うございます。
(↓)クリックの程、宜しくお願い申し上げます。


音楽 ブログランキングへ

マーケティング・経営 ブログランキング

クラウドファンディングは新しい直接金融となるのだろうか?

2015年06月02日 | 徒然
日曜日(5/31)の21:00から、NHKスペシャル「戦後70年 ニッポンの肖像 第2回 “バブル”と“失われた20年” 何が起きていたのか」を観ました。

堺屋太一氏のコメントが心に残りました。
私の所感を交えるとこんな感じです。

(1)バブル時、米国は第二次産業から第三次産業への移行期だった

製造業中心からサービス業や知識集約産業への移行期で混乱していたのが米国。
それを米国の「衰退」と日本人は勘違いした。
日本ではまだ製造業(ソニーとかトヨタとか)が絶好調。
⇒ Japan as No.1

で、米国が産業構造の変革を遂げたとき、日本はバブルが崩壊し「失われた20年」へ。
その米国で、マイクロソフト、アップル、グーグルなどが台頭した。

(2) バブル時は働き盛りの団塊世代が「仕事」を求めていた

人口ボリュームの団塊世代の仕事を「創出」するために、膨大な資金の投資先が求められていたという事実は、言われてみれば成程なんですが、さすが堺屋氏ですよね。


ところで、高度経済成長期までは、護送船団方式と同様、機能していたのにも関わらず、成熟期に機能しなくなったのは「間接金融」という番組の中での指摘は重要です。

銀行融資がメインの間接金融は、目先の利益に左右されることなく、企業や産業を育成できるのですが、スピード感が求められ、トライアル&エラーが必要な社会では、事業創出の「足かせ」となります。
実は、「会社は誰のものか?」という株主主体への論議って、80年代後半から日本でも盛んだったんですけどね。

では、米国のように日本も「直接金融」だったらいいのか?
というとそうでもないようです。

90年代前半、経済同友会の中で「改革派」で「株主第一主義」を掲げておられたオリックスの宮内氏も、後になって気付かれました。

「株主は目先の利益を重視する」
「株主はすぐに見捨てる」

一度は上場しても、四半期ごとの成果を株主に求められ、中長期的な事業を育成できないため、上場廃止する企業も少なくないですよね。

もちろん、世の中では間接金融が中心で、直接金融は「目先の利益を重視する近視眼的な株主」に気を遣わなければならない。

そこで「クラウドファンディング」はどうかな? という話です。
私個人は、約10年前、「ミュージックファンド」に投資したことがありましたが、ほぼ10年経ってICT環境の整備の結果もあり、「クラウドファンディング」が脚光を浴びています。

證券市場のように大きくなるかどうか、まだ何とも言えませんが、利益目当てだけではない「健全な直接金融」のシステムじゃないでしょうか?

先日知り合った方の会社のクラウドファンディングサービスです(↓)。

音楽専門クラウドファンディングサイト「muevo(ミュエボ)」

***************************************
▼記事へのご意見、お問い合わせは下記メールにてお願いいたします。
sinoue0212@goo.jp
***************************************
▼『コンテンツを求める私たちの「欲望」』
電子書籍(無料)、閲覧数 36,372、PDFダウンロード353突破しました!

私の思想=文化マーケティングの視座が凝縮されています。
http://p.booklog.jp/book/43959
***************************************
お読み頂き有難うございます。
(↓)クリックの程、宜しくお願い申し上げます。


音楽 ブログランキングへ

マーケティング・経営 ブログランキング

NHK『探検バクモン』めくるめく"紙ワザ"の世界へ ~オトナ編~

2015年06月01日 | 徒然
5月20日放映のこの番組のテーマは、めくるめく"紙ワザ"の世界へ ~オトナ編~
なかでも集英社の伝説の編集者で現役員の鳥嶋氏(「Dr.スランプ」の「Dr.マシリト」のモデル)が面白かった。

「売れないものはクズ」とバッサリ斬る人だけど、印象的なインタビューだった。
「編集者の注文・修正に対し、そのまま修正してくる作家は生き残れない。(ときとして編集者を驚かすような)全く違うものに変えるとかできる人が生き残れる」

アーティスト・表現者、それもトップレベルでの特殊な話であるものの、実はビジネスの世界でも、「ソリューション」ではそのくらいのコトが求められたりするのも事実なんだよな(さすがに調査屋さんのときはなかったけど-苦笑)。

何年も前だけど、割とあったね。(あ~、、会社案内とかにな、出来もしねぇこと書くから、余計な期待をされちゃう=勘違いされちゃうんだよ・・)とため息をついたこともあった。尤も、ほとんどの会社の会社案内はそうだけどね、綺麗ごとばっか書いて。。

世の中の仕事の9割以上は、クライアントニーズに忠実に「出来ること」。可もなく不可もなくで合格点だろう。
ヒットメーカーもそうだけど、「ソリューション」の意味を考えた。ときとしてそういうソリューションを提供できる、というかプロデュースする人間でありたいなと。

***************************************
▼記事へのご意見、お問い合わせは下記メールにてお願いいたします。
sinoue0212@goo.jp
***************************************
▼『コンテンツを求める私たちの「欲望」』
電子書籍(無料)、閲覧数 36,306、PDFダウンロード353突破しました!

私の思想=文化マーケティングの視座が凝縮されています。
http://p.booklog.jp/book/43959
***************************************
お読み頂き有難うございます。
(↓)クリックの程、宜しくお願い申し上げます。


音楽 ブログランキングへ

マーケティング・経営 ブログランキング