Fly…Little Wing

手作りRCグライダーの記録

テンプレ、変えてみました。

2005年09月30日 | Weblog
 ウェブ・ログを始めて一月たったので、ちょっとテンプレートを変えてみました。

 以前のテンプレートは、両サイドにアーカイブスやカレンダーが有って、ログ本文が狭かったかなと思ったので…。

 私にとって、この季節から田植えの頃までが、フライトシーズンとなります。
 今シーズンはどんなフライトが出来るかな?

フラップブレーキの設定

2005年09月28日 | Ice-Fire.2 (DLG)
 先日、ブログにおいでいただいた長万部さんのコメントを元に、フラップ・ブレーキの設定を見直してみた。

 フラッペロン設定で、スロットル(TH)→フラップ(FL)ミックスを入れていたんだけど、操作はTHダウンでFLもダウンさせるようにしていた。
 でも実際にはTHアップに伴いエルロン、フラップサーボが中立位置から作動範囲いっぱいまで動く事が判った。

*スロットルダウン、フラップアップ(サーボは中立位置)

*スロットルアップ、フラップダウン(サーボはエンドポイント位置)

 という事は、TH→FLに100%ミキシングをかけて、THアップ状態からTHをダウンさせてFLをダウンさせようとすると、エルロン、フラップサーボは振り切れた状態から中立位置に戻る動きをする。
 THアップ状態では、エルロンの舵角が十分得られない状態になってしまう事が判った。

 う~ん、スポイロンや普通の飛行機の減速・着陸時のスロットル操作と同じく、スロットルを下げる動作でフラップダウンさせたいな~。

 そこでTH→FLへ50%ミキシングして、THアップ時のエルロン舵角を確保する。
 更にTHダウンだけでは下がりきれないフラップを、ギアレバー(GE)からFLへミキシングしてフルダウンへ追い討ちしてやる事にした。

 コンピュータープロポ・ミキシングでの各chの主従関係が理解できていないな~。
 取説だけでは理解し難いところがある。ここら辺りが、独学・ロンリーフライヤーの辛いところだなぁ。

長万部さんのアドバイスで、サーボセンターをプロポ側で移動する事によって、無事設定できる事が出来ました。 長万部さん、ありがとうございました!

コンパチな機体たち(2)

2005年09月27日 | 所有機
 WinG/Dom-EVAを作っている時、エルロン翼の構造をどうしようか迷って製作が止まった事があった。

 胴体と尾翼は出来ていたし、外は初夏の如何にも「サーマルぼんぼん!」な天気。
 そこでWingSALの翼を付けて飛ばしてみることにした。
 
 チグハグなカラーリングが気に入らない。

 DIYモーターとニッケル水素9.6V320mAhの組み合わせで、緩やかに上昇していく。
 滑空では思ったよりも沈下が速い。なんとなく揚力が足りない感じ。
 HLGでは具合良かったけれど、モグラの重量には合わないのかな?
 とりあえず、取付角を増やしてみたら浮いていられるようになった。
 滑空速度は自分では速めだと思う。ハンドキャッチは無理目かな。

 ループを試してみると簡単に出来た。SAL用の翼は充分な補強が成されているので、バンザイの心配は無い。
 ロールが出来た事は嬉しかった。先にVテールのWinD/Gulではロールが出来なかったので、Vテールには疑心が有ったから。

 主翼には、機体の速度や重さに合った翼型・翼厚、取付角が必要な事を教えてくれた機体。
 初夏の田植え前の田んぼで、ビッグサーマルに乗って40分近く飛んでしまった。
 そんな経験をしてしまうと、ますますグライダー・ラビリンスに迷い込んでしまう。

 
 

コンパチな機体たち(1)

2005年09月26日 | 所有機
 所有機番外編です(^^)
 WinG/D-Gul(ウィンガル)はスナッピーと同じサイズ。
 WinG/Dom-EVA(ウィンダム-エヴァ)はWinG/D-SAL(ウィンザル)シリーズと同じサイズで作ってある。

 この組み合わせの間では翼の交換が出来てしまうわけで…。
 で、スナッピーの翼をウィンガルにつけてみると…

 おぉ!QRPのクライムVのミニ版だよ。むむ、尾翼がでかいな…やっぱり。
 
 飛ばしてみると、ガル翼版と違って舵はきちんと効く。外翼の上半角部が、ちゃんと空気を受け止めてバンクしてくれる感じ。
 でも直進がダメ。テールを振り振り滑空していく。
 主翼の上半角と尾翼の上半角効果が干渉しあっている気がする。
 V尾翼の面積は、通常機の水平尾翼の1.3倍程にしてみたんだけど、体感的には1.15~1.2倍位までがよさそう。テールモーメントとの兼ね合いもあるけどね。

 空物RC経験の浅い私にとってコンパチブルな機体は、見えなかった特性が見られるような気がして、結構勉強になったりします。

ASKA-1

2005年09月24日 | 所有機

 WinG/Dom-EVAは自作機中一番の性能と出来で、狭い場所にも降ろせるしハンドキャッチも可能なんだけど、壊したくない一心で緊張してヘトヘトになってしまう。

 他にも疲れることがあって、のんびりユックリ飛ばせる機体が欲しくなった。
 同じ頃、EPP製のトレーナー機がネット上で話題になり始めていた。

 超有名実験工房のHP上に公開された2つの画像を見て自作を決意。
 まだ、寸法などがわからない時期だったので、大きさは「だいたい」で設計した。
 スパンは900㍉、翼型は10%位のクラークYっぽくした。

 材質は翼がスクラップ・バルサ製。胴体・尾翼はリポ電池を通販した際に梱包&緩衝材として使われていたEPPの端材。休眠機器を使うので元手はゼロに近い。

 胴体はEPP箱組みフィラメントテープ補強で、主翼受けに航空ベニヤを使うハイブリッド(?)式。テープ補強は結構効くので驚いた。

 主翼は軽量化の為に上面プランクのみ。リブも枚数を減らしてみた。
 フィルムのテンションに負けてリブが歪む。でも修正はしないで行ってみよう。

 モーター:50XC ペラ:3020
 バッテリー:ニッケル水素7.2V300mAh
 フル装210gで完成。
 50XCモーターでは、ちょっときついかなと思ったけれど、飛行可能。
 自力滑走離陸も出来てしまった。

 固定フラップがついているせいか、飛行速度はユックリしたもの。全く恐怖感が無い。
 意外なことに滑空もいける。ハンドキャッチもラクラク。
 旋回時の失高も少なく、初心者にも良いんじゃないかな?さすが有名実験工房のパ○リ(^^;本家はもっと良いんだろうなぁ。
 飛行時間は、くたびれた電池にもかかわらず8分間の飛行が可能。飛行中はほぼ中スローでいける。
 自作機の中では一番の癒し系。子供や御老人に受けが良い。

 尾翼の剛性が足りなくて、フルスロットルではエレベーターがプロペラ後流に負けてダウン気味なってしまう情けない一面を持つ。
 ループはダイブさせると出来る。ロールは背面までいけるけど、そこから半回転が出来ない。
 何度か墜落してみたけどEPP製の胴体・尾翼は無傷だし、ゴム止めの主翼も上手に墜落のショックを逃がすので、こちらも無傷。総EPPじゃなくてもいけるじゃない。

 重くて非力だけど、数字だけで飛ぶ飛ばないの判断は付けられない事を教えてくれた機体。
 目線の高さでノタクタ飛ばすのが面白かった。
 東屋くぐり等にも挑戦しようと思っていたけど、「この手の機体は飽きが早い。」と、いわれていた通り、1月ほどで飛ばさなくなってしまった。

 Iceの部品取りで廃棄決定。
 構造も製作も簡単なので、飛ばしたくなったらまた作れば良いやと考えている。
 その時は尾翼の剛性を上げようと思う。(オールバルサ製にしようかな)
(2005.6~8)

WinG/Dom-EVA

2005年09月21日 | 所有機
 ネット上の色んなグライダーのコンテンツを見て回っている内に、エルロンでVテールの機体に興味が出てきた。
 F3B、J機やスロープ機を始め、特にアートホビーのZuni-V、Falco-V辺りが良いなぁ。と、思うようになった。
 とは言え入手が困難だったり、お値段がちょいと高めだったりして、そんな時は自作だな。ってんでフルスクラッチすることにした。

 HLGで行こうかとも思ったが、気軽に揚げたいのでモグラにすることにした。
 設計にあたり、エルロン翼の構造をどうしようか、かなり悩んだ。OKあたりのエルロングライダーを習作にすればよかったかな?
 翼型はHQ358近似オリジナル。フラットな下面に続く、後縁近くのアンダーキャンバーが特徴で、下面プランク材基準で作っていく工法に向いていそうだったから。

 出来上がってみると、OK模型のオレガノっぽい…。


 緒元はこんな感じ。
 全長820㍉ 全幅1340㍉ フル装351㌘ 翼面加重17.7g/dm
 中央上半角0度、翼端5度 翼型7.6%厚オリジナル
 モーターAC-VL 0.3㍉線3束12ターン
 プロペラ CAM7.5×4
 バッテリー リポ2セル910mAh
 充電直後は、8.4V 7.1A 9500rpmをマークする。 

 飛ばしてみると、上昇中の左偏向癖が強めに出る。ロスが多いように感じるので何とかした方がいいだろう。サイドスラストの見直しだな。
 直進はかなり安定している。しかもユックリと進むのにビックリ。HLG並と言っても過言じゃなさそう。

 旋回させていると、バンクが切れ込んでいくため当て舵は必須。ラダーを上手に使うと機体の沈みもなくクルッと旋回できる。低空での小旋回に応用できそうだ。
 スポイロンを展開すると、ぐっとスピードが落ちる。ハンドキャッチも成功。これが結構嬉しい。こう言うギミックは大好きです。

 柵に腰掛けて、のんびりと滑空させる。オーバルコースを仮想して定常旋回してみる。素直でダイレクトな操舵感と伸びのある滑空。気分良し。
 ロールやループは、まだする気にならない。主翼の補強は中央翼のヒノキの棒のみ。繊維強化はされていないので、スタント・アクロは結構不安。

 早朝の状況で30秒ほどの上昇を6本行い、1回の滞空時間は7分程度。全飛行時間は40分を超えた。それでもオートカットはかかっていない。満足いく飛行時間だ。
 今までの自作機の中では、一番の出来と性能。神の見えざる手が働いたか?

 でも壊したくないばかりに、フライトは極度の緊張を強いられる。
 飛ばしたいけど、ちょっと戸惑う妙に困った機体(;^^)
(2005.4~ )

Ice-Fire.2復活

2005年09月19日 | Ice-Fire.2 (DLG)
 ようやく休日が出来て、Ice-Fire.2の再飛行が可能となった。
 早朝の公園は人影も少なく、風も無く好条件。
 
 まずはグライドテストから。
 サーマルモードにフラップをセットして機体を投げ出すと、変な癖も無く滑るように滑空していく。
 無事なグライドにホッと一息つく。

 意を決してSALへ。
 とりあえずスローステップで投げ出すと、以前と変わらない飛び出しに一安心。
 ランチ高度は15m位がせいぜいだけど、滑空・旋回姿勢もおかしなところは感じられない。
 てか、破損以前の状態を把握しないまま、破損→修理となったので、比較のしようが無いよねぇ。_| ̄|〇

 まだまだランチのタイミングが取れなくて、フルランチに至らないけれど、修理した箇所に不具合は発生していないようだ。

 とにかく、飛ばせるようになったのは嬉しい。おかえり、Ice-Fire。

 今日のところは、各フライトモードのエレベータープリセットを調整してみた。

 ランチモード:フラップ0度(翼根翼型の位置) エレベーター0度(側面のシーム跡が直線になる様)

 クルーズモード:フラップ2度下げ(2㍉下げ) エレベーター0.5㍉下げ

 サーマルモード:フラップ-3度下げ(-3㍉下げ) エレベーター-1㍉下げ

 サーマルモードではランチモードからフラップで5㍉下げ。エレベーターで1.5㍉下げとした。

 今日のベストセットは以上の様な感じ。素直に上がるし、結構粘れる。
 もうちょっと煮詰める必要が感じられる。

 それ以前にランチングを何とかしなきゃ。
 ビビリが入って速めにリリースしてしまうらしく、思った方向より右方向に飛んで行ってしまう。
 リリースタイミングを、ちょっとだけ遅らす必要がありそう。

WinG/D-SAL2

2005年09月17日 | 所有機

 初のフルスクラッチ機、WingSALは力を入れて作った割りに、良い思いでの無い機体になってしまった。
 1号機をジャベリン投げしたほうが高度を稼げた時は、「もうSALはいいや。」と思ったが、このまま終わるのは悔しかった。
 で、2号機製作を決意。
 一号機からの反省で、以下の点を注意した。
・テールブームは10φ
・上半角は可能な限り小さくする。中央4度、外翼12度とした。
・ペグランチを止めてグリップ式に変更。
・オリジナルの翼型で7%の翼厚にする。
・主翼のスパー上面と左翼後縁にカーボンテープを貼り、ランチの張力を受け持たせる。

 スパン1300㍉、フル装230gで完成。
 SALではラダーオフセットが少なくて済む。7割ランチぐらいではオフセット無しでもいける。
 フルパワーランチでも、20mくらいしか上げられないけど充分と思った。
 ラダーの反応が遅い印象を受けたが、スティック操作に充分ついてくる感じ。
 滑空のほうも、アンダーキャンバーの少ない翼型の割にはずいぶん粘れる。
 初飛行からサーマルに乗れてしまった、幸運な機体。1号機の失敗があったから、2号機の成功は手放しで喜べる。

 グリップランチでは、ランチ時の左巻き込み防止の為に、あらかじめ機首が外(右)に向くように保持している。
 
 自作で、そこそこの性能を備えた機体に満足していたけれど、他を知らないので「ひょっとして独りよがりかな?」と思い始めた矢先に「本物」に会ってしまった。
 それ以来、飛ばす機会が激減。SALはIceに譲るだろうし、今のところ生殺し状態で吊るされている。
 ショックコード用のフックを装備しているので、ショックコード専用機になってしまうかな?

 (2004.11~ )

フラッペロンとスポイロン

2005年09月15日 | Ice-Fire.2 (DLG)
 私が使用しているプロポはRD6000Super。
 
 コイツのフラッペロン機能とC-Mixを使って、フラップスイッチでランチ・クルーズ・サーマルモードを設定して、さらにスロットルでフラップをリニアにダウンさせる様にしている。

 でもフラッペロンだと、ブレーキ状態時に操舵する場合には、その先にエルロン下げ方向の作動範囲を用意しなきゃいけないので、フルブレーキにはならない。

 スポイロンを用いて、クロー機能やランディング・デファレンシャルを逆数設定すると、ブレーキ時のエルロン作動域は上げ方向のみに出来、フラッペロンよりも深いブレーキ角度が得られる。

 しかしスポイロンでのフラップスイッチは、エレベーターのプリセットのみ機能し、各モードのフラッププリセットが出来ないのが痛い。

 シッカリとブレーキを効かすことが出来る逆スポイロンが理想だけど、ランチ直後の慌ただしい中で、エレベータ・ダウンとクルーズ・サーマルモードへの切り替えを左手のみでコントロールできる、フラッペロンが今のところ良いようだ。
 慣れてきたら、ランチモードからブレーキモードまで、スロットルで操作できる逆スポイロンにしてみよう。

WinG/D-Gul(ウィンガル)

2005年09月14日 | 所有機

 ウィンザルの失敗に凹んで電動化したスナッピーで遊んでいたけど、慣れた機体だったので新鮮味が感じられなくなってきた。

 で、同じ位のサイズの新しい機体が欲しくなった。
 その頃ガル翼に興味があったんだけど、ARFやバルサキットには望む機体が無くて自作する事にした。
 
 主翼の上半角はネットで検索をかけても適切な角度が探しきれなかった為、様々なガル翼機体の上半角を参考に、中央13度、外翼3度に設定した。
 翼型はQRPのグライダー用のものを参考に8%厚で作ってみた。
 V尾翼は尾翼間開度110度として、水平投影面積でスナッピーの水平尾翼と同じ位の面積になるようにした。ちょっと大き目かな?
 モーターはグラウプナ280、バッテリーはOK8セル320mAhを採用。
 スパン1000㎜、全重280gで完成。

 滑空は直進安定がとても良い。真っ直ぐ進み沈下も少なく、しかもユックリ進む。ハンドキャッチも可能な速度。
 ガル翼の特徴だろうか、翼に空気をはらみながら浮いている感じがする。普通の上半角機はスキーのボーゲンのように空気を掻き分けながら進むような感じがする。

 旋回はちょっと癖がある。
 バンクが始まるまでワンテンポ遅れる。が、バンクが始まると一気にバンクが進む。上半角の影響だろう。
 一定の角度以上にバンクすると、カクッと機首が下を向く。アップ舵と当て舵は必須で、特にサークリングの時は注意が必要だ。
 翼端失速というよりも、スパイラルダイブなのかな? 尾翼が大きすぎるのかもしれないなぁ。

 旋回の癖は気になるけれども、お気に入りの機体。飛ばしていると鳥が寄ってくる事がある。
 現在の仕様は300Hモーター+4.7×2.3折りペラ+リポ2セル910mAhで8.4V、18800rpm、71Wで飛ばしている。
 パワーも充分、バッテリー一本で早朝でも20分は飛ばしていられる。
(2004.9~ )