Fly…Little Wing

手作りRCグライダーの記録

サラス、完成形。かな?

2007年09月02日 | Sarswati (飛行艇)
 デコパネを履かせて、やっと離水が出来る様になった。
 でも、とってつけた感じが嫌だったし、デコパネがデコボコになってきたので、滑走面を加工した。

 チャインって言うの?バルサでエッジを立ててみた。
 浮力が欲しかったので、ステップに向かって幅広になるようにした。

 デコパネ版と比べると、水面では僅かに機首が沈んでいるかな?
 滑走させてみると、機体の浮き上がりが早くなったような気がする。

 長めのプレーニングから、ピっと離水させるのが楽しい。
 よし、これで完成形としよう。

 そんなこんなでプレーニングを楽しんでいたら、鯉か亀との衝突が原因のスピンが何回かあった。
 スピン後、なにか引きずる感じになって、プレーニングに入れない。
 翼フロートが主翼プランク材ごと剥がれて、フィルムで何とか付いている状態だった。

 海上空港で問題のバードストライクならぬ、フィッシュ・ストライク…?
 こいつぁ、難問だなぁ。(^^;)
 

サラス、完成間際。

2007年08月25日 | Sarswati (飛行艇)
 早朝、手直しした、サラスヴァティのテストに出かける。
 少し冷たくなった空気と、草むらからの秋の虫の音が、季節の移り変わりを感じさせる。

 手直しは、垂直尾翼にカーボンシートでブレスを入れた。
 モーターのサイドスラストは右に振った。

 離水間際の右切れ込み癖が、ずいぶんと緩和された。
 まだ右に振れる事もあるけれど、充分コントロール下なので良いでしょう。
 離水間際のふらつきは、色んな要因が絡まっているみたい。
 何とか安定させたいなぁ。

 上空では、安定感が出てきた。飛行速度もスロー。
 高度5m位で、8の字旋回を延々と続けられる。

 910mAhの電池では、離着水させたりして、20分近く遊べる。
 600mAhでも、10分位は楽しめる。



 ループは、エレベーターが良く効くので、割と簡単に出来てしまう。
 ロールは、背面までは行けるんだけれど、背面状態で何故かビタっと止まってしまい、そのまま背面で安定飛行…。良いんだか悪いんだか…。

 水上姿勢は、デコパネによる浮力体の追加で良くなったけど、尾翼周りが細いので、タキシング時にエレベータを引きすぎると、後ろが沈みがち。

 沈ませすぎると、主翼下面に波が張り付き、機体が浮き上がらない事がわかった。

 良い姿勢を保つ、スロットル開度やエレベータ角度を探っていたら、カルガモ君が様子見にやってきた。

 あぁ、なんて滑らかな引き波…。天然の水上生活者には、かなわないなぁ。


 T字尾翼は、後姿が良い。と、自画自賛モード全開。


 紆余曲折、回り道、寄り道の末、ようやく完成に近づいたサラスヴァティ。
 今年は、勉強になる事が多かった。


サラス落ち着く

2007年08月19日 | Sarswati (飛行艇)
 連日の猛暑で、体力、気力も減退気味。
 早朝1時間だけ、サラスの試験飛行をする。
 過去最高気温を記録した、あの日に比べれば、すごしやすいが…。

 主翼フロートは、最初の形に戻した。この機体で8個もフロート作った。しばらくフロート作りなくないなぁ。
 モーター上下スラスト角は、これまた最初の設定値、ダウン5度。

 この状態で飛ばしてみる。
 前回のようなダウン癖はなくなっていた。ダウンスラストが効いているみたい。
 でもスキー板の影響だろう、ピッチ方向の安定感が良くない。
 ダウンを打って、板の迎え角がマイナスになると、一気に頭が下がる。
 
 滑走面積は何とか足りているハズなので、思い切って胴体からハミ出す部分を切除した。


 浮かべてみると、機首の沈み込みも小さく、具合は良さそう。


 タキシングで機首が沈む動きをするけれど、エレベーターをアップさせると機首がちゃんと上がるので、問題なくプレーニングに入れる。


 上空での縦安定が良くなった。
 着水時に神経質だったけれど、かなり楽になった。

 スロットル1/3位で吊ってやると、ユタ~と飛ぶことが判った。
 主翼の取付角を多くしてやろうかな。


 ようやく落ち着きを見せたサラスヴァティだけど、離水直前の右切れ込み癖が、未だに解決出来ていなかったりする。
 あ…ひょっとして、プロペラ推力線より下に垂直尾翼がある格好なので、サイドスラストは逆か!?
 垂直尾翼の剛性が、足りないのも何とかしなきゃ。飛ばしていると、水平尾翼がユラユラ揺れている事がある。

 去年の飛行艇は偶然の産物で、初発から飛んでしまい、身に付く物が少なかったか。
 今年は悩みながらも、何とかなってきている。
 もうちょっと、あともう一息だ。

サラス飛び立つ。が…

2007年08月16日 | Sarswati (飛行艇)
 機首部の浮力不足を補って、プレーニングに入りやすいようにと、デコパネ製のハイドロスキー板を取り付けたサラスを飛ばしに行く。

 重いほうの910mAh電池を積んで、浮き具合を見てみる。

 しっかり機首が上がっている。これなら大丈夫そう。

 スロットル最スローでタキシング。
 波の跳ね上げは有るけど、スピードを上げると機体が浮き上がって、水を跳ね上げなくなった。

 ハーフ・スロットルでプレーニングに入れてしまう。
 フルスロットルなら2~3mでプレーニングが可能となった。
 スキー板の効果は抜群だ。

 わざと長~いプレーニングから、ツゥゥと上昇させる。
 思わずニヤニヤしてしまう。あぁ、板履かせて良かったと思った。
 
 一方上空では新たな違和感が…(;゜-゜)
 矢鱈と頭を下げたがるようになった。エレベータートリムは、いつの間にかフルアップ。
 重心位置的には、何も変えちゃ居ないのだが…。
 軽い600mAh電池に交換して、重心位置を後ろへ持って行ってみても、やっぱり頭を下げたがる。
 
 ひょっとして、前上がりのスキー板が前尾翼的な働きをして、機首を下げているんだろうか。
 それとも、モーターの上下スラスト角をゼロにしたことが、悪かったか?

 着水時には、広くなった底面積が災いしたのか、跳ねまくる。
 安定しないピッチの動きと相まって、跳ねまくる。
 そんなことを繰り返すうちに、また主翼フロートを失くしてしまった _| ̄|〇

 主翼フロートの作り直し。
 スキー板の面積調整。
 モーター上下スラスト角の調整。
 が、宿題として課せられた。 ヽ(;TДT)ノ<ド・ドンダケ~!!

サラス、飛びたてず…

2007年08月15日 | Sarswati (飛行艇)
 一番悪い所を薄々判っていながら、枝葉の対策しか施さなかった、サラスヴァティのテスト飛行を行った。

 水上姿勢を確認したくって、910mAh電池を積んで浮かべる。
 主翼フロートの浮力は充分。傾いて主翼が水につかっても、すぐ立ち直れる。

 滑走させると、推力によって機首が水面に押さえつけられ、細身の機首はそれを跳ね返せないでいる感じ。
 相変わらず水の掻き揚げが激しく、前方に水の幕を張るかのようだ。
 そんな状態でプレーニングに持ち込もうとすると、その水の幕に機体が突っ込んでスピードが乗らず、ますます浮いてこない。

 更にまずい事に、機体上面にに沿って流れ出した水を、プロペラが叩いてしまい減速してしまう。
 結局、910mAh電池を積んだ状態では、離水が出来なかった。


 電池を軽量な600mAhに変更する。
 プロペラも、低回転でツキの悪い折ペラから、GWS4530ペラに変更。

 軽量化によって、水面で静止している限り、機首上げ姿勢が取れる様になった。
 滑走状態も軽く感じ、水幕の上がり方も小さく感じる。
 しかし、依然として頭を押さえつけられて走っている。
 機速と姿勢、水幕の上がり方に注意しつつ、フルスロットルをくれてやると、プレーニングに入り離水できた。
 でもプレーニング成功率70%…。やっぱり水を被って加速できない事がある。

 上空では、大きくなったフロートが抵抗になって、浮きが悪い。
 浮くためにスピードが要る様になってしまった。フラップの効果も追いつかない感じ。
 7%の薄翼だし、揚力不足は仕方が無い。けど浮かない分、着水はアプローチに長い距離が要らないんで、まぁ良し。

 とにかく、素直にプレーニングに入れなくちゃ始まらない。
 プロペラ推力による機首の沈み込みが押え切れないって事は、重心より前の浮力体としての容積が足りないんだろう。
 プレーニングに入ってしまえば離水可能って事は、滑走に必要な底面積が、ギリギリ確保できてるんだろう。
 機首先端の位置が低すぎるのと、かっこつけのコンケーブの形状も悪いみたい。

 でも、それらを直そうと思うと…大事だなぁ。
 結局、機首部の浮力アップと滑走面積アップの為に、デコパネでハイドロスキーを履かせる。

 デコパネが白一色なので、取って付けた感がバリバリだ。
 これで上手くいったら、胴体側面にサイドスカート的なものをつけようか…。

今年も飛行艇を作る(9) ~Saraswati~

2007年08月13日 | Sarswati (飛行艇)
 飛行艇に課せられた宿題を片付ける。
 主翼フロートは大きめに再製作。


 機首のコンケーブも、ハッキリとした形に造形しなおし、「艇」のイメージに近づく。


 主翼にフラップを追加し、モーターのダウンスラストを無くす。

 
 軽量化は、600mAhの2セルリポを採用する事で果たす。
 910mAh使用時、274g→600mAh、使用時257g
 飛行時間が短くなるのは、我慢する。


 これらの変更によって、タキシング時の沈み込みや、重い感じの飛行が良くなって欲しいと願う。
 機体の名前を付けていなかった。Saraswati(サラスヴァティ)と命名。
 古代インドの、河の女神の名を頂いた。

今年も飛行艇を作る(8)

2007年08月05日 | Sarswati (飛行艇)
 気温が低い早朝のうちに、再テスト飛行を行った。
 テールに錘を積んで、重心調整した機体は水上で、ほんの少しだけれど機首を上げてくれた。

 エレベーター・フルアップでタキシングしないと、キャノピーハッチに水をかぶってしまう。
 とりあえず水面を走らせて、浸水状況の確認。
 小さなフェアリングの効果だろうか、前回のような浸水は無くてホッと安心する。

 機首のコンケーブの形状が悪いせいだろう、押し波が大きく、放水しているかのように2本水柱を立てながら走っていく。
 笑いを誘うが、良いとはいえない。

 主翼フロートは小さかった。傾いちゃうと、支えきれない。
 モーター回して前進させると、ポコッと浮いてくるけどね。

 離水直前の右偏向癖は、モーターのサイドスラストの調整で、真っ直ぐ上がっていくようになった。
 機体が水と接している間は、機体と水の抵抗の方が大きく、プロペラ後流による影響が出難いと思われる。
 離水直前になると、水の抵抗から開放されて、スラストラインの影響が出るんだろう。

 上空では、重量過多っぽい飛び方をする。
 スロットル・ハーフで水平飛行は可能。飛行速度は、速くもなく遅くもなくってとこ。
 7%の薄翼では重さに勝てず、滑空時の沈下は大きい。でも、着水時には高度を下げやすい。
 固定フラップ追加で、もう少し扱いやすくなるかな?

 何とか離水~飛行~着水。が成立できて一安心。
 軽量化と主翼フロート・機首のコンケーブの作り直し、アップスラスト調整とフラップ追加が課題として残った。
 
 

今年も飛行艇を作る(7)

2007年08月03日 | Sarswati (飛行艇)
 前重心を修正するために、テールに5gウェイトを積む。
 これで前のめりの、水上姿勢が直ってくれないだろうか。

 テールで5g積むって事は、ノーズで10~15gの減量が可能って事。
 リポ2セル910mAhの重量は56g。
 これを600~800mAh辺りに変えると、丁度良さそう。

 メカハッチからの浸水対策として、飛沫が直接ハッチのハメコミ部分にかからない様、ヒンジテープでもってフェアリングを付けた。


 前回、プレーニングに入ることは出来た。
 離水まで、もう一歩加速って所で右に切れだして、修正舵を入れたらスピンしてしまった。
 ラダーが水中舵の役目も担っているから、水中と空中でトリムが狂わないようにしないといけない。(水中のほうがラダーが効く?)
 モーターのスラストラインも見直す必要アリ。
 次の飛行は日曜日の予定。

今年も飛行艇を作る(6)

2007年07月30日 | Sarswati (飛行艇)
 胴体内への浸水の他に、気がかりな問題があった。
 モーターが異常振動することがあったって事。
 ハードバルサ・シートの中でも、更に硬い場所から切り取ったモーターパイロンが折れるんじゃないか?って位の振動が出た。

 振動発生の状態を探っていくと、下の画像の状態時に異常振動することが判った。

 折りペラが折れすぎて、両ペラが垂れ下がっちゃってる。
 この状態でモーターを回すと、プロペラが展開できずに「片ペラ」状態で回って異常振動していた。

 そこでヨークにABS板を貼り付けて、ストッパーとしてみた。



 垂れ下がりを規制してやったら、きちんと展開できるようになって異常振動が無くなった。
 
 胴体内への浸水も、湯船に沈めて漏水箇所が無い事を確かめた。
 やっぱり機首下がりの水上姿勢が問題みたいだ。
 前重心の修正で何とかならないかな?と思っている。

今年も飛行艇を作る(5)

2007年07月29日 | Sarswati (飛行艇)
 早朝にグライドテスト実施。
 まずは陸上で記念写真を。と思ったら、カメラはあるがメモリーカードが無い…(;=_=)
 テスト中の画像はナシです。
 
 グライドテストとモーター回しての飛行テスト、ついでに滑空テストを行う。
 「飛行機」としては問題なし。
 そこで主翼にフロートをつけて、水上テスト。
 水面に浮かべてみると、機首が下がり気味。「やばいな」と思う。
 タキシングさせると機首が水を掻き揚げて、キャノピーが水をかぶってしまう。
 軽く水面を走らせた後、胴体内を見てみると、かなりの浸水が有ってマズイ状態。キャノピー・ハッチの隙間からの浸水か。
 キャノピーの合わせ目をテープで目張りしてみたけど、まだ浸水してそう。他の場所からかもしれない。
 プレーニング・テスト中にスピンして、フロートを片方無くしてしまい、テスト終了。


 帰ってから、とにかく干す。RC機器類に不具合は出てないけれど干す。
 浸水が疑われるキャノピー周りは、はめ合い部にシリコン系の接着剤を薄く塗りこんでパッキンの代用にしてみる。


 今回のフロート(左側)は平行四辺形型で、取り付け位置が重心より後ろ気味だった。
 このため、水上で機首が沈む感じになっていたと。またプレーニング中にフロートが水面から離れ難かったと考え、フロートを再製作(右側)
 

 根本的には機首の容積が足りなかったのかも。
 機首底部の駆け上がり角度が急すぎ、頂点位置が低いのかも知れない。
 モーターのダウンスラストが付き過ぎちゃいないか?
 重心位置も前目なので、電池を軽い物に換えてみようか。
 疑わしい所がゾロゾロ出てくる。