ココロノセンタク

　一度サーマルに乗って舞い上がることを知ってしまった心は、長く地上につながれたままで居ると、垢にまみれ澱が溜まり重く沈んでしまうようだ。
　矢も盾もたまらずＥＶＡとＡｓｋａを持ち出す。


　エルロン機の操縦がドヘタになっていた。理屈は忘れていないんだけれど、色々なタイミングがアヤフヤ…
　指が操舵を思い出す頃、サーマルに乗って青空に吸い込まれる。
　リポ２セル９１０ｍＡｈのバッテリー１本を使い切ることなく、フライト時間が８０分に至った。


　Ａｓｋａもディスカス・ランチがアヤシイ…
　ステップと体のネジリ、腕の振り抜きに気を付ける。
　割と低いところから、ジワジワと機体が点になるまで巻き上げられた。
　小回りが効きすぎる分、サーマルのコアを外しやすいみたい。大らかに舞わす。
　こちらも無心に１時間ほど放り上げた。

　サーマル浮揚で心の垢を濯ぎ、ディスカスランチで澱を振り落とす。
　心の洗濯。
　いい日だった。今日はいい日だった。

過ぎていくシーズン

　あっという間に１０月が終わろうとしている。
　何時もより慌ただしい日々。

　そんな中、空模様と時間が許す限りミニＤＬＧなんかを飛ばしていたけれど、勘が鈍ってるのがよく分かる。

　今シーズンは満足に飛ばす事が出来ないまま終わりそう。

　寝る前に少しづつ新作機の計画を進めている。

　旧Ａｓｋａ、Ｓａｒａｓｗａｔｉに使用した翼を再々利用したミニ・モーターグライダー。
　まだまだＲＣに戻って来にくいけれど、今秋中に間に合わせたいな。