Fly…Little Wing

手作りRCグライダーの記録

miniFOX初飛行

2006年10月29日 | miniFox (スケール機)
 10月も終わりと言うのに、暑い日が続いている。
 風も穏やかだし、初飛行には絶好の日和。

 久しぶりのキット、今までの機体たちとは性格の違うコってことで、かなり緊張。


 まずはグライドテストからってことで、HLGと同じ感覚で投げ出すと、5mほど先にボテ堕ち…(;゜Д゜)
 エレベーターが悪いのかな~と思って、アップ気味に調整しても、やっぱりボテ落ち。舵の効きも悪い。
 ハっと気づく。スピードが足りないんじゃないかと。
 で、助走して素早く投げ出すと、ようやく滑空してくれた。
 トリムが合うと、田んぼ2面くらいの距離を伸びていった。

 これなら上空でもイイ感じじゃないかなってことで、モーターON。
 2セルでも、20秒も数えるうちに機影は点に近くなる。私には必要充分な上昇力。
 滑空に移ると、何故か不安定。
 スピードも乗らないし、あわせたトリムが直ぐズレ始めるし、舵の効き具合もバラバラで、扱い難い~。
 機体を注視すると、折りペラがたたまれずにフリーに回っている。
 何かの拍子にペラがたたまれると、素直な滑空と操舵感。
 アンプのブレーキ設定を、ソフトからハードへと変更。

         
 きちんとペラが折りたたまれるとスピードも乗って、スキッとした直進とキビキビした舵の効きが爽快に感じる。
 浮かそうと吊ると舵は効かないし転ぶから、浮かす操作から走らせる操作へと意識を変えないといけない。
 旋回時にバンクが深いと沈下も大きいので、当て舵、エレベーター操作に注意を払おう。

 スポイロンは、最大20㎜ほど跳ね上げるように設定すると効き過ぎる位。
 高度処理や狭い場所への着地時なんかには活躍しそう。

         
 今日のところはバッテリー2本分飛ばして、ざっと様子を伺うくらいしか出来なかったけど、スピードの乗せた滑空の楽しさを垣間見ることが出来たかも。
 そうそう、サーマルにも乗って上昇させる事も出来た。
 次のフライトでは、舵角や重心位置を詰めていこう。

miniFOXの製作(6)

2006年10月28日 | miniFox (スケール機)
 5日目、メカ積みリンケージ。
 使用するRC機器は以下の通り。
 ・エルロンサーボ Waypoint 060BB
 ・エレベーター/ラダーサーボ  Waypoint 084
 ・モーター A/C-VL
 ・ESC  Phenix-10
 ・バッテリー Li-Po 2セル910mAh
 ・受信器 Quick7ch
 垂直上昇や重量の効いたカットビ仕様は望んでいないので、このセットでも充分じゃないかな。

 エルロンサーボは取り付けフランジを切り落とし、収縮チューブで包んで弾性接着剤で固定。
 リンケージはテトラのアジャスターで微調整が出来るようにした。


 エレベータ/ラダー・リンケージロッドは、QRPのものを使用。
 カンザシ直前にバッテリーを配置すると、重心位置が適正位置になるようになっているみたい。


 翼端に蛍光レッドを吹いて、とりあえずの完成。

 フル装備重量は約370g。
 A/C-VLモーターはEVAから拝借した物。7.5x4折りペラ+リポ2セルで約400gの推力があり、上昇に問題はなさそう。

 日曜日に初飛行の予定。

miniFOXの製作(5)

2006年10月24日 | miniFox (スケール機)
 4日目、フィルム貼り。
 フィルム貼りに先立って、エルロンサーボ搭載位置のプランク材裏側にマイクログラスを貼って補強しておく。
 ついでに、コードを通すための呼び線を入れておく。


 カバリング・フィルムは、OK模型のイージーカバ。安さで選んでしまった…。
 収縮が大きいから、横着な貼り方をしても修正は楽。

 白一色では、何とも寂しい。何かグラフィックを入れたいな。

 次はメカ積みの予定。

miniFOXの製作(4)

2006年10月22日 | miniFox (スケール機)
 3日目、胴体の工作。
 ダウエル補強材F10は上下逆さにつける。
 カンザシの後ろで、主翼のヒートンにスプリングを付けるので、逆さの方が間口が広くて作業しやすそうだったから。


 モーターは手持ちのA/C-VLを使う。


 モーターマウントをエポキシで接着したら、スピンナーを付けてみる。

 スピンナーはヨシオカ・ドライブセットを使用。
 胴体との間に、ちょっと段差はあるけれど、遠目には気にならないと思う。
 サーマル工房のスピンナーも使えるでしょう。
 OK模型のスピンナーは全長が短いので、鼻ペチャな印象になりそう。

 タイヤも付ける。足元が草地という、条件のいい場所で飛ばせるとは限らないからね。

 タイヤはIM製スポンジタイヤφ30㎜。
 
 次回はフィルム貼りの予定。

miniFOXの製作(3)

2006年10月21日 | miniFox (スケール機)
 2日目、主翼、尾翼の製作。
 説明書に従って、下面プランク材の前縁・後縁部分をリブの形に沿うよう、テーパー状に仕上げる。
 これが結構、面倒で大変。

 上面プランク実施。
 一気に接着するために、接着剤を使い分ける。
 スパー、スパー以後のリブ、後縁は接着時間に余裕がある、ゼリー状瞬間。
 Dボックス部のリブにはセメダインC。前縁の綴じ込みには低粘度瞬着を使った。

 エルロン材の切り出し。
 エルロンカットラインは上下面とも2本入っている。

 下面は上面よりも、ラインの間隔が広い。
 このラインに沿ってカットすると、自然とエルロンの舵角に必要なヒンジ角度になるようになっているみたい。

 翼端材を付けたら、一心不乱にカンナ掛けにペーパー掛け。
 久しぶりに粉にまみれる。(;*o*)ゲホゲホ

 で、出来上がった主翼を胴体に付けてみると…

 胴体との間に隙間が~!!なにゆえに~_| ̄|〇
 仕方が無いから、3㎜バルサでリブを切り出して接着。
 隙間がなくなるように、ひたすら切削作業を繰り返して、何とか見られる様になった。

 尾翼は、面取り加工くらいの工作しかない。
 ラダーやエレベーターの後縁を、薄く研ぎだす。


 胴体に主翼・尾翼を付けてみる。

 全体像が見えてくると、ヤル気も湧いてくるね。
 次は胴体内の加工と、翼の被覆貼り辺り。
 

miniFOXの製作(2)

2006年10月16日 | miniFox (スケール機)
 初日:主翼の製作

 バルサシートから部品を取り出す。
 翼型がよく分かるパーツ。


 組説によると、下部プランク材を組み立てて、原寸図の代わりとする工法。
 前縁プランク材W1、中央プランク材W3材をまずは接着。
 スパー材W2、リブ材W16、W6を直角に仮組みして、後縁プランク材W4の位置確定後、W4を接着。


 下面プランク材は、エルロン罫書き線が入っている側が表になるので、裏返してスパー、リブを組み立てていく。

 アンダーキャンバー部には隙間が生じるので、プランク材の下に下駄をかまし、プランク材とリブを密着させて接着。
 前縁の丸みにも、スクラップ・バルサなどを治具にして密着させる。


 カンザシ受けのアルミパイプは、マイクロバルーンを混ぜたエポキシ接着剤で固定。
 補強材W17・18とリブの組み合わせ部に隙間があるので、ここもバルーン入り接着剤を盛って補強する。
 W17・18にカーボンロッド、シートなどで補強すれば、過激な動きに耐えられそう。

 上面プランク材も下面同様に組んでいく。
 組立途中の主翼に仮組みして、エルロン罫書き線を基準に位置を決めていく。

 上面プランク材が出来たところで、今回終了。
 次回は上面プランク材を一気に貼り付けて、主翼を仕上げる予定。

再生Iceの飛行2

2006年10月15日 | Ice-Fire.2 (DLG)
 朝早くに2枚目の尾翼の試験飛行実施。
 珍しいくらいの無風。

 グライドテストをすると、重心位置や尾翼の取り付け角は良好だった。
 軽く投げ上げて、フラップ連動エレベーターの調子を見てると、こちらも問題なし。
 7割ランチで上昇具合を確認すると、ラダーオフセットが不要な事が分かった。


 いよいよフルランチを試みる。
 先の尾翼のような、リリース直後の機体の沈み込みは無く、スムーズに上昇していく。
 テールの振りも小さくて、予想以上に高度が取れた。
 2枚目の尾翼は成功したみたいだ。

 SG2コピーの尾翼は、純正尾翼よりも舵の効きが素直なように感じる。
 テールパイプに近い部分の舵面積が大きいから、機体をネジるような力が掛かり難いんだと思う。


 フルランチ(と言っても、かなりショボイ)を繰り返しても、尾翼に異常なし。
 ランチ高度が、ちょっと上がった気がする。
 尾翼の剛性を上げて、リンケージのガタを極力なくした効果かな?
 Iceの再生も一件落着。秋本番には間に合った。

miniFOXの製作(1)

2006年10月13日 | miniFox (スケール機)
 miniFOXの製作に先立って、パーツを眺めて製作プランを練ってた。
 このキットには原寸図、縮小図が無い。
 パーツの配置は組立説明書頼み。縮小図でいいから図面が欲しい。
 
 主翼については、4つのパーツからなる下面プランク材を貼り合わせたものが、主翼組立原寸図の代わりになる。
 このプランク材の組立は、上下左右を間違えないよう、ちょいと慎重に行う必要アリ。
 
 一方、胴体はABSバキューム・フォームの左右貼り合わせモナカ。
 柔らかくて、弾力がある。
 着地のショックを吸収できるようになっているのだろうか。

 貼り合わせ目が目立つけれど、無理にパテ埋めして硬くするより、柔らかいままの方が良いかもね。
 でも、空竹割りみたいに左右にパカッてなるのは嫌だから、グラスで裏打ちした方が良いかも。

 モーターマウント部。
     
 上部接合面に段つき隙間があり、接着剤がダマになっている。
 接合面の余分な接着剤を取り除いて、再接着させよう。
 モーターマウント材が密着するように加工しよう。

 テール部。
     
 接着されとらんぢゃないか!ヽ(`Д´)ノ では無く、水平尾翼の傾き調整の為に、ワザと接着されていない模様。

 ABS胴の取り扱いは未体験で、現在情報収集中。
 奥さんから、夜間作業の許可が下りた!(ゴリゴリ、ガリガリ音を出さない条件で)
 明日は仕事(チクショー)だけど、帰宅したら作業開始だ。

再生Ice、2枚目の尾翼。

2006年10月12日 | Ice-Fire.2 (DLG)
 フルランチでバンザイした、再生Iceの尾翼を作り直す。

 バンザイした水平尾翼は、動翼の面積が尾翼面積の2/3も有り、しかも柔らかかった。
 作り直した水平尾翼は、動翼の面積を少なくし、硬軟素材を使い分け、繊維補強も入れてみた。

 カーボン補強は圧縮側に入れた。
 垂直尾翼も作り直した。

 結構、カッチリした尾翼になった。
 フルランチにも耐えられそうな気がする。

 垂直尾翼は、ランチ直後の尻振りが収まればフリーになるけど、水平尾翼はランチ~上昇中~水平飛行までの間、ずっと力が掛かり続けると思う。
 日曜にはテストしたいな。

秋、サーマル日和。

2006年10月09日 | FlightLog
 連休の最終日になって、やっと飛ばせる時間が取れた。
 時折、強い風が吹く物の、サーマル日和に違いは無い。

 中途半端にしか、飛ばすことが出来ないでいたLazyを飛ばす。


 ブルーとイエローに色分けされた翼は、曇天でも晴天でも見やすくて具合が良い。
 逆光で陰になりがちな時も、イエローが透けて見やすくしてくれる。


 非常に強いサーマルに翻弄されながら、天高く上昇。
 サーマルを乗り継いで、20分近くのフライトが出来た。


 ハンドキャッチが決まると、緊張もほぐれ、何とも言えない開放感に包まれる。
 胸の内に突っ掛っていた色んな思いは、Lazyがサーマルに乗せて連れて行ってくれたみたい。

 やっぱり、この時期の空が一番好きだ。