Fly…Little Wing

手作りRCグライダーの記録

ミニ・スケール機を作る(7)

2008年03月29日 | SZD-54 Perkoz
 胴体の組み立て。
 説明書に従って主翼のズレ調整を行う。

 胴体内F1材のノックピン穴付近に、2㎜のハードバルサで桁を渡す。
 
 また、目立ちすぎるパーティング・ラインを、エポキシ接着材にマイクロバルーンを混ぜたパテで埋めて、後ほどスプレーで仕上げよう。

 ショック・コードで打ち上げ予定なので、ゴムの張力や機体を保持する握力で胴体をつぶさない様に、カンザシ前方から機首下面までの内面にマイクログラスを瞬着で貼りこむ。(赤い範囲)

 タイヤは、メインがOK模型製30㎜スポンジタイヤ。ノーズがIM製ソリッドタイヤ22㎜を使用する。
  
*胴体内の桁材追加。胴体のパテ埋め仕上げはCIVILさんの製作記事(ラジコン技術 2007年9月号)を。
 機首内面のグラス貼り加工は、工房しろくまさんの製作記事を参考に致しました。
 お二方に、この場を借りて御礼申し上げます。

 ノーズコーン、キャノピーを切り出して翼と共に胴体に付けてみる。


 ふぅ、ようやくゴールが見えてきた。

 …カシオペアさん、ごめんなさい。ASK21として作っていませんでした。…

ミニ・スケール機を作る(6)

2008年03月25日 | SZD-54 Perkoz
 miniFoxの後縁処理と同じように、カーボンキャップを付けて後縁の研ぎ出しを行う。

 尾翼に関しても同様の処理を行う。
 ラダーは3㎜厚のバルサを貼り合わせるので、合わせ目にカーボンを貼ると黒いラインとなって、テーパー加工時に目安になってくれる。

 今回もカーボンを貼ったけれど、バルサ材を研ぎだす時の補強なわけだから、マイクロ・グラスを1cm幅位で切って貼ってもいいと思う。
 (面倒くさいと、ティッシュ・ペーパーを短冊にして後縁に貼って研いだっけ。そんなのでも結構補強になったなぁ…)

 ようやく翼が出来た。
 次は胴体周りだ。

ミニ・スケール機を作る(5)

2008年03月21日 | SZD-54 Perkoz
 エルロンの加工。
 エルロンを、まずスパー側のカットラインで切り出す。

 エルロン側に残ったカットライン同士を結ぶ角度で切り出すと、エルロン作動範囲に必要な逃げ角度が、ヒンジ部分に付くように出来ている。
 切り出し後はエルロンに部材W27を付けないといけないし、カットラインが歪むと主翼との間に隙間が開いてしまうし、エルロンも歪んで出来てしまいそう。
 ここは表裏のカットラインを結んで、直線で、面が出て、出来るだけ簡単に加工したいと考えた。

 金属モノサシを両面テープでラインに沿って仮止めして、モノサシをガイドに竹割りの要領で立てて切り出すと、簡単で割りと正確に切り出せた。
 後は必要な部材を切り口に接着していく。これも定盤の上で行う。

 主翼を胴体に付けてみると、Foxの時と同じように主翼と胴体の間に隙間が出来ていた。
 F1材をテンプレートにして、スパー以後分の充填材を2㎜バルサで作る。

 主翼に貼り付けたら、紙やすりで微調整して隙間をなくしていく。

 エルロンを主翼に仮止めして翼端材を接着したら、思う形になるように、ひたすら切削。

 ようやく主翼の生地完成。
 後縁にカーボンシートを貼っての砥ぎ出し作業は、尾翼と合わせて行う予定。

ミニ・スケール機を作る(4)

2008年03月14日 | SZD-54 Perkoz
 主翼内装のカンザシ受けの接着。

 アルミパイプの表面を紙ヤスリで荒らして足付け。
 マイクロバルーンを混ぜたエポキシ接着剤をたっぷり使う。
 パイプの下面にも接着剤が行渡るように、箱組内部に接着剤を敷き均したら、パイプを差しこみクルクル回して馴染ませる。
 補強材W18とリブW16・15、スパーW2との隙間にも、同じ接着剤を充填しておく。
 固着完了まで一晩置く。

 上面プランクは主翼を作るうえで、最も気を使う作業。
 今回はプランク材の接着に木工用ボンドを使う。
(ん?買ったのはセメダイン社製品だから「ボンド」では無いか…)
 スパー材等のプランク材との接着面の凸凹を、あらかじめ紙ヤスリなどで均しておく。

 Dボックス部はリブのアールが強いので、プランク材表面を霧吹きで湿らせて軽くカールさせる。
 今回はマチ針で固定したけど、ラジ技などの柔らかいけど重い雑誌の積み上げプレスや、ゴムひもでの締め上げでも良いと思う。
 接着面を密着させる事が肝要。
 その上で、ひたすらに素直に真っ直ぐになるようにしたい。

 一晩寝かせて固着できたら、前縁と後縁を低粘度瞬着で綴じ込む。

 変にねじれたりせず、割と真っ直ぐ出来た。
 左翼は上面プランク材に微妙な凹みを感じたので、ウッドパテを擦り込んで埋めた。
 はみ出たスパー材やプランク材をザックリと切除して、今回終了。

 次回は主翼の整形を行って、主翼生地完成といきたい。

ミニ・スケール機を作る(3)

2008年03月09日 | SZD-54 Perkoz
 主翼を作る。
 まずは下面プランク材W1・W4に、テーパー面加工を施す。
 上面プランク材との接合面になるんだけど、リブが組まれた状態では切削加工が行い難いので、この段階でやってしまおう。

 プランク材表面にはガイド線が焼き付けられているので、B6の鉛筆で裏面に移しとって墨を引く。
 ガイド線から後縁にかけて削っていく。刃物は使用しないで紙ヤスリで研ぎだす。

 結構面倒な作業。集中力が有るうちに加工出来て良かった。

 スパーとリブW16の直交を確認して、下面プランク材を接着していく。

 
 左翼W4材のリブ用ホゾ穴の大きさが2箇所違っていた。
 W16用とW6用。W16は1.5mm厚だけど、3㎜幅の穴が開いていた。(W6は3㎜厚に対し1.5mm幅の穴)

 左右のW4を背中合わせにして穴位置を確認すると、穴の外側が合うのでリブを外側に寄せて位置合わせを行う。
 余分な穴はバルサ片で埋めよう。(W6は足りない幅を開けなおす)

 今日は下面を仕上げるだけで精一杯。

 次回は上面プランク材とカンザシ周りの加工の予定。