予想以上に丈夫なminiFOXだけど、泣き所があるようにも感じる。
カーボンパイプのカンザシが折れやすい所なんかがそう。
どうも、私だけに起こった事じゃないみたいだし。
折れた原因を、ぼんやり考える。
折れた状況は、着陸時に翼端を引っかけた時だった。
翼端にかかった力は、主翼接合部のカンザシを中心に、翼を後ろに向かって曲げようとする。
カンザシはカーボンとはいえ、若干しなる。
胴枠を持たない柔らかな胴体は、主翼に押されて凹む形になる。
これが繰り返されると、ピンポイントで曲げられるカンザシは折れてしまうんじゃないかな。
カンザシをカーボンパイプからロッドに変更した事で、その後折れる事はなくなったけれど、後縁フィレット上部の胴体接合部が良く割れる。
まだまだ、胴体の圧縮があるみたい。
そこで胴体内部、主翼ノックピン穴辺りにカーボンパイプで突っ張りを入れてみた。
(このパイプは折れたカンザシから製作)
手で簡単に凹んでいた胴体は、パイプが入った事で凹む事が無くなった。
これでカンザシ、胴体にかかっていたストレスは軽減されると思う。
…のは良いだけど、今までカンザシ・胴体が逃がしていてくれた力が、主翼に残るわけで…。
前縁破損、カンザシ受け部の破壊等の可能性が高まるわけで…。
う~ん、悩ましい…(;-_-)
12月12日 追記
miniFOXのメーカー、カシオペア様より、胴体補強についてコメントをいただけました。
コメント欄に留めて置くことは、もったいないので追記します。
「胴体内部の補強を入れると、翼端を引っ掛けた時、主翼だけでなく胴体も破損しやすくなりますよ。
カンザシ1本で破損を免れる方が良いかと思って補強無しの構造にしました。
また、カンザシも、もし折れて主翼内部に残っても外しやすいのでパイプになってます。」
胴体の補強は主翼だけでなく、胴体にもダメージを与えかねない事。
カンザシが折れる事によって、致命的なダメージを避けられていた事を教えていただきました。
現在、補強パイプは入れたままです。カンザシもカーボンロッドのままです。
しばらくは、この状態で様子を見ようと思います。
今度壊したら…もう一機買います。えぇ買いますとも!