Fly…Little Wing

手作りRCグライダーの記録

電池が寿命。

2006年11月30日 | Tools
 所有しているニッケル水素電池が、ほとんど使えなくなっていた。
 サイクル充・放電させても、公称容量の6割も入らないし出ない。
 買ってから2~3年は経つから、まぁ寿命だねぇ。

 まだ具合のセルが混じってるかもしれないから、バラして受信器用電源に組み直してみようか…。


 NiMH6セルの代替はLipo2セル。
 NiMH8セルの代替として、食わず嫌いのLipo3セル購入。
 HLG用電源はユニオンの新製品。300mAhと同じ大きさ重さで、400mAhと容量アップは嬉しい。

 寿命を迎えた電池たちには、横着な扱いや間違った管理で負担をかけた事は否めない。
 お疲れ様、電池たち。リサイクルされてまた戻っておいで。

帰ってきたminiFOX

2006年11月25日 | miniFox (スケール機)
 とりあえず見られる様にまで修理したミニ・フォックスを飛ばす。
 初飛行同様の緊張感。

 フルスロットルで投げ出すと、以前と変わらない飛行を見せてくれた。
 帰ってこられたね、ミニ・フォックス。
 
 恐々ロールしてみる。
 背面までは大丈夫。けど、後半ラダーとエレベーターの操作がトッ散らかる。
 あわゎ…後遺症かなぁ。

 無事に飛ぶことが確認できると、モーター・ペラの選択に悩みだす。
 A/C-VL 0.4㎜x2Wx10T Y結線 kv2050
 Lipo2セル910mAh + CC-Phoenix10 + 7.5x4Foldingが現在のセット。
 8V 10.2A 10000rpm ちょっとアンプがヒート気味。もうチョイ、スピードが欲しいし。

 6x4Foldingにすると8A・12000程回る。
 充電直後のバッテリーだと問題無いけれど、中盤以降のパワーダウンが顕著。
 2セルの限界かな。やっぱ3セルか。

 多セルは管理が大変だと、喰わず嫌いでいる。が、試してみるか3セル。

戻って来い。miniFOX。

2006年11月24日 | miniFox (スケール機)
 汚れた機体を洗って、傷口を確認する。
 クラックは多いけれど、欠損無し。


 折れ目を表裏から押し出して、ある程度面を出す。
 クラックを合わせたら、二塩化メチレンを流し込んで溶着する。
          
 傷口周りの裏側にマイクログラスを貼りこんで補強する。
 表面の傷跡・凹みは、ABSの削り粉を二塩化メチレンで溶いたものをパテとして塗りこむ。
 大きな凹みはマイクロバルーンを瞬着で盛った。
          
 一晩置いて完全硬化したら、#320~#1500までの耐水ペーパーで表面を仕上げる。
 小さな傷、面の歪み、折れ目で変色してしまったところが残ってしまった。
          
 下面はABS板を貼り付けた。粗い仕上げだこと…。

 サーボベッド、バッテリーベッドを2㎜ハードバルサから新調する。
 サーボベッドはカーボンクロスを貼って補強した。

 ボディサイドに赤いラインを入れた。形は元に戻った。

 傷ついた小狐は、再び天翔けることが出来るだろうか…。

ごめんよ、miniFOX

2006年11月20日 | miniFox (スケール機)
 操縦ミスで、miniFOXを墜落させてしまった。
 ロールの背面で、なぜアップを引いてしまったのか…。
 なぜ、そのままアップ一杯でリカバーしようとしたのか…。
 帰路の間、ずっと自分に言う。「おーまーえーは、あーほーか。」


 ノーズが潰れてしまった。
 ベニヤ製のメカデッキも割れた。


 大きなクラックに、多数の折れ目。

 再起不能か?と思われたけど、RC機器に異常なし。
 主翼、無傷。胴体もノーズ部以外は無傷。
 
 そのノーズ部も、クラックやシワは多いものの欠損は無し。
 クラックを上手に継ぎ合わせれば…直るぞ。

 ごめんよミニ・フォックス。必ず空に戻してあげるからね…。

エアクラフト VLモーター

2006年11月19日 | Tools
 RC飛行機を始めるに当って、モーター、アンプ、バッテリーの相性を考えるのが面倒だったので、無動力のグライダーから始めることにしたんだった。

 けどモーターグライダーを始めると、ブラシレス・モーターを手巻きするに至ってしまった。
 初めて巻いたのは、エアクラフトのVLモーター。
 組み易く、高性能なモーターだと思う。私手持ちの唯一のブラシレスモーター

 ミニ・フォックス用にと、もう一個巻いてみる。


 奥のモーターは2年前に巻いたもの。
 0.3mm線x3束x12ターン、スター結線 kv1720
 リポ2セルで、6x4Fold 8V 5.5A 11230rpm
    〃   7.5x4Fold、8V 7A 9750rpm
    〃   8x4.5Fold、8V 8.8A 8800rpm 
 中々、使い勝手がいい。
 
 手前は今回巻いたもの。
 0.4㎜線x2束x10ターン、スター結線 kv2050
 リポ2セル、6x4Fold 7.4V 7A 11500rpm
    〃  7.5x4Fold、7.4V 9A 9900rpm
 6x4でスパッと飛ばすのに良いかも。

 ホームセンターで買った、0.4㎜エナメル線で巻きなおしてみる。
 0.4㎜線x1束x20ターン スター結線 kv1050
 手持ちの4.7x2.3~8x4.5折りペラには合いそうにないなぁ。
 デルタ結線にしてkv1500相当にすると、具合が良いかも。
 3セルで試してみたいけど、Eテックの3セル700mAhしかないし、しかも送信器用に使ってるし…。f(;- -)

 電動機器で悩みたくないって言ってたくせに…思い切り電動迷路に入り込んでる。
 でも、自分で巻いたモーターが無事「チューン!」と回る瞬間がたまらない…。

 11月22日 追記
 0.4㎜線x1束x20ターン デルタ結線 kv1720
 デルタ結線の電流値・回転数は、スター結線の約1.7倍という。
 ほぼ、近い結果となった。
 0.3mm線x3束x12ターン、スター結線と同様の結果というのも興味深い。
 ミニ・フォックス用にはkv2500位にして、6x4で飛ばしすようにしようかな。

 

ABS用接着剤

2006年11月14日 | Tools
 ミニ・フォックスの胴体製作にあたって、ABS用の接着剤を色々探した。
 当然、ABS専用の接着剤も有るけど、RCロボット製作のサイトで良い接着剤が紹介されていた。

 アクリサンデー接着剤。
 ホームセンターで見かける、アクリル工作用の接着剤がABSの接着にもGoodだそう。
 
 何でも、この接着剤でABS平板2枚を少しずらして接着し、接着した箇所を折るようにペンチで折り曲げようとすると、接着されていないところから折れた。とか。
 また、厚目のABS板を貼り合わせた接着面に、タッピングビスをネジ込んでも接合面が剥がれなかった。そうだ。

 実際使ってみると、かなりサラサラの液体で揮発も早い。 低粘度瞬着と同じ使い方で、部品の接合部に流し込む。
 流し込んで少し経つと、素材表面が溶けてくる。 それを見計らって、部品同士を押さえつけて圧着。
 1分ほど保持すると接着完了。充分瞬間接着剤的な使い勝手だと思う。
 部材を溶かして圧着する接着方法を「膨潤接着」と言うらしい。

 素材を溶かすってことで、こんな使い方も出来た。

 泣きそうな位の隙間(;^^)

 ABS材の切れ端を突っ込んで、接着剤を垂らす。

 切れ端が溶けて隙間を埋める。この後ペーパー掛けして仕上げ。
 ペーパー掛けで出るABS粉を使うとパテ感覚。まるでプラリペア。


 先日割った胴体も、割れ目に流し込んで、押さえつけるだけの簡単作業で終了。
 接着箇所を押し込んでも、接着箇所が再び割れる事が無い位に着いている。(折れシワは直せなかった…)
 ABSの切れ端を裏打ち出来たら、更に強度アップ間違いなし。


 アクリル製のOKコネクターの接着。曇らず手早くで中々良い。

 アクリル、ABS、ポリカーボネート、ポリスチレン、塩化ビニールに使用可能。
 ポリプロピレン、ポリエチレンは接着不可。

 瞬間接着剤と同じような使い勝手で、瞬着のように白化せず、指ごと接着してしまう事も無く、強固で衝撃にも強い。
 アクリサンデー、とってもGoodです。

miniFoxで土手ソア

2006年11月12日 | FlightLog
 冬型の気圧配置で北西の風が強く、平地で飛ばしても面白くないので、近くの土手へいった。

 土手では先に鳥先生がソアリング中。翼を下に湾曲させて、揚力を調整されているご様子。すごっ…。
 
 土手の上では機体を持って行かれそうな位の風が吹いている。
 こりゃリフトが期待できるぞ。と、思って機体を放り出す。
 風に翻弄される機体を立て直して、リフトを探す。
 でも、機体はターンのたびに沈んでいって、土手の麓にソフトランディング。
 (?_?)予想と違うぞ?って思いながら、機体を回収しに土手を降りると、土手下は風が弱い…。

 高さ4~5m位の土手では、充分なリフトできないのかな?吹いている風もタダの横風かな?と思った。
 で、モーター回してリフトを探してみると、思っていた位置・高さよりも、向こう側で高い所にリフトポイントがあった。
 リフトに乗せてモータオフ、∞字旋回を繰り返す。リフトを外して機体が沈んだら、モーターオンでリフトに乗せる。を繰り返す。

 
 ターン時に向かい風に負けて、スピードを殺してしまう事が多かった。
 「全然、重さが足りない。」「もっと重くしなきゃ。」と始めて思った。
 今まで主に飛ばしていた軽量サーマル機では、ちょっとでも軽くしようとばかり思っていた。
 全く逆の事を考え始める自分が、ちょっと可笑しかった。

 今日のところはウェイトらしいものを持っていなくて、ウェイト・アップでのソアリングは出来なかった。
 けど、スピードに乗せたグライド、ターンでは「シュー!」っと風切音がしてワクワクさせてくれる。
 目の前でロールが出来た時は、思わず声が出てしまった。

 風に煽られるせいで、グライド・ライン取りと姿勢制御がセワしなく、10分飛ばすとヘトヘト…。
 土手の上り下りで、足が吊りそうになるし(;^^) 疲れたけれど、面白かった~。
 風の強い日は飛ばせなくて残念に思う日々だったけれど、miniFOXが強風土手ソアの面白さを教えてくれたみたい。
 ソアリングの腕は全然×だけど、ちゃんとしたスロープに行きたくなった。
 
 ◎今日の修理~。(T_T)/
 土手腹にムリ目に着地していまい、胴体が割れた。
 上面だけでなく、下面も接着ラインに沿ってクラックが入ってしまった。

 とある接着剤を流し込んで、胴体を圧着させる。
 接着跡を指で押し込んでも、胴体を左右から押え込んでも接着箇所が再び割れる事が無いほど強力に付いている。
 この接着剤については、後日の記事にて。

走るのと、浮くのと…。

2006年11月05日 | FlightLog
 朝靄がまだ晴れない内から、ミニ・フォックスを飛ばしに行く。

 朝焼けの空に描く、大きなループの弧を美しく感じてしまう、自画自賛モード。
 推力を与えた飛行での、スタント・アクロが面白い。(中途半端な演技ですけど…)

 そうなってくると、スロットル・コントロールが出来るようにしたくなる。
 RD6000で、スポイロンをスロットルで操作できるようにすると、モーターはギア・スイッチによるOn・Offになっちゃう。
 「モーターグライダー」ならこれでいい。
 う~ん、フラッペロン・モードにして、スロットル・レバーでモーターコントロールを、フラップ・スイッチでスポイロンを段階操作できるようにしてみようかな?
 
 色気を出して、ステッカーを作って貼ってみた。主翼下面にも貼ったけど、ちょっとお下品な出来。内緒にしとこう…。

 日が昇ると、サーマル天国な陽気になったので、久しぶりにベロニカを飛ばす。
 ハンドランチでは15mも投げ上げられないけれど、アチコチでサーマルが感じられ、全く高度が落ちてこない。
 ゴムランチで一気に高度を得ると、そこは間違いなくサーマル天国だった。

自作ショックコードで離脱寸前。パラシュートはレジ袋製で、バサバサ音がうるさいのが気に入らない。
 
 視力の限界まで上げてみようと思い(バカな事を…)サーマルを乗り継いで、ひたすら上昇させる。
 機体が小さくなって、判別しにくいなぁ。と思い始めた頃、ハタと気づく。
 受信器がG○Sのマイクロ4chだった事を。
 アンテナを1mに延長して、受信距離は伸びているはずだけれど、対ノイズ性等の信頼性は…。

 怖くなってセンタリングを諦め、機体をこちら側に向けた時、機影が空に溶け込んでしまった。
 いか~ん!!ヽ(;◎Д◎)ノ と思いフルダウンを打つと、主翼の影が確認でき、機体を充分視認できる高度まで下ろす事が出来た。
 あぁ、怖かった…。その後は、ホドホドの高度まで上げて楽しむようにしました。

 素早く機敏なグライダー、大らかにユッタリ飛ぶグライダー。全く性格が違うのに、どちらも何て面白いんだろう。
 グライダーの迷宮は、奥深く果てしないように思います…。

miniFOX調整飛行

2006年11月03日 | miniFox (スケール機)
 珍しくカレンダー通りに休めたので、miniFOXの調整飛行が出来た。

 まずは主翼、尾翼の取り付け角の具合を見るために、上空からダイブさせてみる。
 ダイブさせると直ぐに頭を上げようとするから、主翼の取付角が大きすぎるみたい。
 水平尾翼の前方に0.5㎜のプラ板のシムを入れ込んで、尾翼取り付け角を小さくした。
 その状態でダイブさせると、ほぼ直滑降で降りてくる。主・尾翼の取り付け関係は、これで良さそう。

 舵の具合を見ながら、農道へのランディングを試みる。
 乗用車が1台通れる位の幅しかない道への着陸は、中々難しい。
 何度か脇の草むらに、主翼を引っ掛けていたら…

 カンザシ折損~!!なぁんて、こったぁ~!(;TДT)

 模型屋に駆け込むと、カンザシに使える6㍉パイプは無く、6㍉ロッドがあった。
 (;゜-゜)背に腹は変えられん!ってことで、ロッド購入。さ、財布の中がぁ~_| ̄|〇

 しかし、miniFOXは丈夫です。
 カンザシは折れたのに主翼は無傷だし、硬い地面に何度と無く叩きつけられるように着地しているのに、胴体に割れなどは皆無だし。
 予想以上に丈夫で、とてもありがたい事です。

 さて、調整飛行の続き。
 重心位置はカンザシから17㎜前方に設定。バッテリーの搭載位置で調整。
 私の機体だけかもしれないが、重心位置の許容範囲が狭い。
 2㎜もずれると、エレベータートリムに直ぐ影響がでる。
 重心位置、主翼迎え角が決まると、良く伸びて滞空時間も伸びる、そんな滑空となった。今までのサーマル機とは違う滑空が新鮮。

 エルロンの差動は付けなくても、アドバース・ヨーは起きないから、エルロン・デファレンシャルは無し。
 推力を与えた状態でのロールはクリクリ回る。滑空状態でもラダーを上手に使うとクリ~ンと回れる。こりゃ面白い。
 背面は滑空状態でも、かなりの安定感があって、沈下も恐怖感も小さい。

 基本的なセッティングが出たところで、今日のフライトは終了。
 平地でのフライトだったけれど、性能的にはスロープや、大きな土手でのソアリングの方が、かなり面白いんじゃないだろうか。
 それに目線の高さで飛行する機体を眺めるのも、スケールモデルの面白みでしょうから。

 11月3日時点でのセッティング。
 エルロン舵角 ±14㎜(D/R ±8㎜)
 エレベータ角 ±8㎜ (D/R ±6㎜)
 ラダー舵角  ±20㎜
 エルロン→ラダーMix 50%(スタント時は解除)
 重心位置 カンザシから前方17㎜
 スポイロン最大展開 18㎜
 *モーターはギアchに接続し、スロットル→ギアMix-150%で、スポイロン展開時、モーターにインターロックをかけている。