Fly…Little Wing

手作りRCグライダーの記録

ウェイポイントのモーター

2008年05月28日 | Tools
 SZD-54にウェイポイントのブラシレスモーターを採用した。
 作りが良さそうだし、欲しかったKV値だったし、何より安価だった。

 手元に届いたモーターを見みると、思ったよりシッカリした作り。
 ちょっと喜びながら、アウターを手回ししてみると、「ゾリゾリ」って手ごたえが…(;゜-゜)
 アウターをまわすと、毎回同じ位置で「ゾリ」ってする。ベアリングが悪いんじゃなさそうなんで、アウターを外してみる事にした。


 マグネットのメッキが剥がれて、破片がステーターとアウターに擦っていた。
 ゾリゾリ感の正体はこれか。


 破片を除去。マグネット片なので、6角レンチを突っ込むとレンチに破片が付いて来る。
 結構な量が取れた。

 手回しがスムースになった所で、機体に積んで単体で回してみる。
 「ブーン」と言う音と共に、振動が感じられる。
 アウターの重量バランスが、どっか狂ってる感じ。
 
 まぁ大きな影響は無いかなと思い、しばらくそのままで使っていた。
 けど、やっぱり振動と「ブーン」て音が嫌だったので、アウターのバランス取りをしてみた。


 簡易バランサーを作ってアウターを乗せて、指でチョンと弾くと転がらず揺らいで、決まった位置が下に来る。


 丁度、銘が入った辺りが重いようなので、ピンバイスで穿孔して「静バランス」を修正してみた。
 転がしてみて、決まった位置で止まらなくなるのが理想だけど、大変なんで、極弱く指で弾いて転がり続けるようになったら終了とした。
 今回はピンバイスで穿孔したけど、同じ場所をヤスリでガッツリ削っても良かった。

 機体に積んで単体運転すると、音は「ブーン」から「プーン」となり、振動が小さくなった。
 アウターのバランス狂いは、磁石のメッキの剥落や磁石固定の接着剤の量の不均衡が原因だろうなぁ。
 まぁ、ここまでやる必要は無いけれど、やってみたかったって気分だったので。
 

Perkoz飛行画像

2008年05月18日 | FlightLog
 早朝の飛行。
 コントラストが弱くて、ピントが合い難い事を差し引いても…イマイチだわ。








 
 Perkoz(というかminiASK21)はminiFOxと違い、ユタっと飛ばすのがいい。
 miniASK21は1.5mクラスのモグラと同等の性能を持っていると思う。
 そりゃフル・スケールじゃないけれど、飛ばしやすいようにデフォルメする事はいいと思う。
 スケール機が初めての人や、スケール機は飛ばし難いと思っている人でも、満足できるんじゃないかな?

 Perkozはポーランド語で「カイツブリ」のことだそうな。
 水辺の鳥。滋賀県の県鳥。
 古くから「鳰(にお)」と呼ばれ、琵琶湖の古名に「鳰の海」があり、大津市には「におの浜」の地名が残る。

Perkozセッティング・データ

2008年05月17日 | SZD-54 Perkoz
 ピュア機に戻そう!と意気込んだものの、動力付の手間の無さに負けて、動力付で軽量化する事にした。
 重めのモーター・ESCを軽い物に交換。
 左:新モーター・セット 右:旧セット。

 モーター:ウェイポイント 2205-36 kv1770
 ESC :キャッスル・クリエィション フェニックス 10A
 33gの軽量化。
 重心位置はカンザシ中心より前10㎜に遷移。(旧15㎜)

 プラ板でESC台座を付けている。
 放熱に効くかな?と思い、動力線で固定してESC基盤はフローティング。
 ピュア時はボルトスパイの台座としている。

 無風の早朝、リポ2セルで飛ばすと良い塩梅に緩上昇していく。穏やかに旋回させながら高度を稼いでいく姿がイイ。
 5㎜後退した重心位置でもフラつきは感じられない。ユッタリとした滑空が楽しめる。
 重心位置は、風の具合を見ながらカンザシ中心から前15~10㎜の範囲で調整していこう。
 910mAhの電池で40分近く遊べた。充分すぎるバッテリーライフ。

 サンワのプロポRD6000Superでスポイロン設定を組むと、「ランディング・ディファレンシャル」が使える。
 これは両エルロンを跳ね上げ、エアブレーキとした時にエルロン操作すると、エルロンの「下げ側」の動作量が大きくなる機能。
 今回、フルブレーキ時のエルロン上げ量を0%、下げ量を100%に設定。
 この設定だと跳ね上げたエルロンが「ドラッグ・ラダー」的な働きをしてくて、ブレーキ時のエルロン操舵に違和感を感じない。

◎使用機器
 モーター :ウェイポイント 2205-36(kv1770)
 ESC   :キャッスル・クリエィション フェニックス 10A
 バッテリー:Lipo2セル910mAh
 プロペラ  :グラウプナーCAM7.5×4 (リポ2セル 7.4A)
 受信器  :OKモデル 6ch
 サーボ  :サンワSX-910(EL・RD)GWS PicoBB(AL)
 *上記機器使用で全重量367g

◎機体設定
 エルロン  上6㎜/下2㎜ (キックアップ上10㎜/下4㎜)
 エレベータ 上下4㎜(キックアップ上下7㎜)
 ラダー   左右17㎜
 ブレーキ量 エルロン・アップ14㎜
 重心位置 カンザシ中心より前15~10㎜
 モーター駆動はギア・スイッチによるOn・Off

 エルロン→ラダーMix 40%
 スロットル→エレベータ・ダウンMix 4%
 *ブレーキ操作をスロットル・レバーで行う。ミキシングはブレーキ時のピッチアップ対策

モータライズ

2008年05月06日 | SZD-54 Perkoz
 ショックコード発航していたんだけど、何だか脱索が早くて高度が得られなかった。
 高さが無い分、滑空時間が少なくて、調整に必要なデータと言うか、感触を得る事が難しかった。
 そんな最中に2度目の主翼折損。何だかヤル気が半分そがれてしまった。

 そんなこんなで、お手軽に高度を得るためにモーターを積む。
 ミニFOXからモーターとESCを拝借。
 モーターはDIYブラシレス。KV1720。
 プロペラはCAM7.5×4。バッテリーはリポ2セル910mAh。
 総重量400g。重心位置はカンザシ中心から、前方15㎜の位置。


 初飛行に向けて、念入りに舵の動作チェック、地上での電波到達距離の確認。
 重心位置が変わったために、グライトでストをやり直す。
 グライドテストでは、ピュア時よりも良い感じ。この重心位置が正解かな?

 意を決してモーター・ランチ。過不足無く穏やかに機体は上昇していく。
 適当に高度を取って、モーターオフで滑空に入る。
 エレベーターのみ少しトリムを調整すると、変な振れも無く、機体は滑るように飛んでいく。



 あっけなさに何だか拍子抜けする。
 旋回はラダーとエレベーター主体で行い、エルロンは姿勢制御のみに使う。
 バンクが深いと巻き込む所は、上半角の少ないエルロン機の性格なんだろう。
 機速は速い方が、安定感も有るし沈下も少なくて良い感じ。

 吊って速度を落とすと、かなり低速でも浮いていられる。
 素材となったミニASKが、サーマル工房の遊我と並走できた話は本当だろう。
 だからだろうか、着陸間際の操作に余裕がある。車一台分の幅の農道に着地させる事が、そんなに難しくなく感じる。
 (そういえば、ピュア時にハンドキャッチが出来たっけ。)



 高度70m位から上で、サーマルに乗り継いで遠くに行ってしまいそうになる。
 一方、着地しようと降りる途中に、高度10m位でサーマルに乗って、また上がって行こうとする。
 今日は日和がいいこともあるけど、この機体はサーマル向きなんだな。と改めて感じる。



 こんな事なら、最初からモーター積めば良かったかな?
 でもね、重心位置が判明したから、またピュアに戻すよ。
 こうなると、ピュア機としての能力も知りたくなる。
 スケール機で、ピュアで、平地でサーマルに乗せてみたくなる。

 2回も主翼を折って、くじけそうになっていたけれど、今日のフライトはそんな気持ちを帳消しにしてくれた。
 飛べてよかった。本当に飛べてよかった。

白昼夢か?時の迷子か?

2008年05月04日 | SZD-54 Perkoz
 あれ?確か壊したはずの右翼は、ちゃんと直したはず…。



 あ…翼を壊したショックが大きくて、修理した白昼夢を見たのかも…。
 イヤイヤイヤ、時の断層に落ちて、過去にタイムスリップしてしまったのかも!
 なって事だ!パラドクスに陥って、自分が消え無い様にしなきゃ~。

 って、あほか…_| ̄|〇
 ハイ、またやりました。パニくって堕ちました。
 セッティングが出始めたころに、これだ~。

 で、もう直しました。Dボックス部は上手く行ったけれど、後ろがちょっと汚い仕上がり。

 プランク材を入れ替えればよかった。
 とりあえずは、これで飛ばして様子を見よう。
 折を見て直すか、新たに作るかしよう。