Fly…Little Wing

手作りRCグライダーの記録

Perkozの帰還

2008年04月27日 | SZD-54 Perkoz
 初飛行でケアレス・ミスから墜落、破損させてしまった、Perkozの再飛行。
 早朝にグライドテストを行う。
 前回と比べると、より素直な滑空となった。
 水平尾翼の取付角を修正して、アップトリムが無くなった事が効いているみたい。
 これなら安心して上空に上げられる。

 あ、そうそう、受信器のアンテナは螺旋癖を付けて胴体内に納めていたけど、感度に難ありだったんで普通に伸ばした。
 サードパーティー製の安価な受信器だったからかな?
 プロポメーカー純正の受信器ならば、問題ないかもしれない。



 日中の用事を済ませて、午後3時過ぎからショックコード発航による上空テスト。
 でもねぇ、風が…コイノボリが元気すぎる位でさぁ…。
 いつも遊ばせてもらっている田んぼに行くと、前日の雨で水が溜まって安心できる着陸地点がほとんど無いし。

 う~ん、何とかなるかな?と思い、ショックコードを仕掛ける。
 機体を支え深呼吸。おっと、舵を動かして通電状態の確認をしないとね。
 ゴムに引かれ、強い向かい風を受けた機体は揚がる揚がる。
 「ちょっ、まだ早い!」ってことで脱索。

 上空の風はやっぱり強く、姿勢制御だけで手一杯。調整どこでは無いわいな。
 それでも結構浮く感じがした。バルサキットのスパン1.5m・300gクラスのモグラとよく似た感じかな。
 風下にまわしたら、追い風で対気速度が落ちて、高度もカツーンと落ちる。
 ラダー主体で風上に向けなおして、暴れる機体を何とか着地させられた。
 でも、田んぼのビミョ~に手の届かない位置。裸足になって機体回収。

 う~ん、安心して飛ばせられないなぁ。1フライトだけだけど止めよう。
 安心できる状態で調整しよう。時間をかけて作った機体だ、同じように時間をかけて調整していくさ。
 やっと始まったばかりだ。焦ることはないさ。
 

Prkozの修理

2008年04月25日 | SZD-54 Perkoz
 断裂した主翼の修理。
 まずは断面の確認から。

 胴体側。リブの真横でスパーが折れているのが痛い。

 エルロン側。割れた竹みたい。スパーも何箇所かで折れている。

 とりあえず、断面を合わせてみると…

 プランク材、スパー材共に欠損無く合わせられた。
 これなら修理は簡単。
 Dボックス内部のスパー材の接着は木工用ボンドで行い、表面のプランク材、スパー材は瞬間接着剤で付けていこう。

 ねじれに注意しながら破片を組み合わせ、場合によってはバルサ材から部材を作って接着していく。

 リブの接着は、接着面だけでは強度が不安なので、スパー材からティッシュ・ペーパーを貼り込む。
 ティッシュ1枚だけど、バカに出来ない補強となる。

 どうしても出来る欠損箇所には、木工パテを擦り込んで埋める。
 折れたスパーの補強として、カーボンシートをプランク材に貼りこむ。
 全体をペーパー掛けして、修理完成。



 ちょっと表面にデコボコが残っちゃったけれど、修理完了。
 ネジレや歪みが出なかったのが幸い。

 バルサ製の機体は、バラバラになっても破片さえあれば、何とかなるもんだね。
 ただ、瞬間接着剤が染みた木材は、かなり硬くなってしまう。
 しなやかさが失われる点が、どうしても気がかり。

 4月26日 追記
 フィルム貼りして機器を仕込み、右翼の重量計測。54g。


 比較に無傷の左翼も計測。55gって…左翼、重かったのネ (;=_=)

 まぁ、静バランス的には問題無さそう。


 修理のついでに水平尾翼の取付角を調整。
 受信電源の入れ忘れや電池残量がわかるように、ボルトスパイ2を積む。
 少し重くなったが、さぁ、再び空へ…。

Perkoz 墜落

2008年04月20日 | SZD-54 Perkoz
 いきなりですが、墜落させました。
 原因は受信電源の入れ忘れ…。「父ちゃん、情けなくって涙が出らぁ。」

 まずは、よそ様にご迷惑がかからなかったのが、不幸中の幸い。

 
 胴体:コクピット周りに小さな割れ。キャノピーに折れ変色。
 左翼:無傷(!)
 右翼:断裂
 カンザシ:折損


 右翼が壊れてくれて、他の部分を救ってくれたみたい。
 落ちた場所が柔らかい土だった事も幸運だった。

 スパーが砕けた格好になっている。
 プランク材も細かく割れている。
 リブも一本折れている。

 直すよ、今度も。 諦めてなんかやらない。

Perkoz グライドテスト

2008年04月19日 | SZD-54 Perkoz
 何だか上手に出来てしまったPerkoz。
 飾っとこうかな?とも思ったけれど、「飛ばさずして何がRCグライダーか!」
 ってことでグライドテストに向かう。

 動翼の設定はミニFOXで組んだスポイロン設定を利用する。
 エルロン・ディファレンシャルは多め、下げ角は上げ角の1/3にした。
 アドバースヨー対策というよりも、低速旋回時の転び防止のため。

 第一投目は何時も緊張する。巻き込んだりしないか、頭から堕ちはしないか…
 助走の後、手を離れた機体は左に小首を傾げながら、頭が重い感じで降下して行く。
 右に当て舵、ちょっと上げ舵を入れると、スゥーっと伸びていき20mほど先に着地。
 緊張感がほぐれ、安堵感がドシっと降りてくる。この瞬間が好き。

 各舵のセンターとトリム、重心位置を調整していく。
 重心位置は、カンザシ中央から前15㍉の位置から、7㍉まで下げられた。
 それでもまだアップトリム気味。水平尾翼の取付角が下げ気味だったか。
 重い750mAhの受信器電池を、400mAhに換えれば20g程の軽量化にもなりそう。

 大目のエルロン作動は正解みたい。低速で舵を切っても安定感がある。
 小さく感じた垂直尾翼も容量的に問題なさそう。
 スパン1.3mのスケール機で、手投げで安定した滑空するところを見ると、素材になったミニASKの素性の良さが判るというもの。
 何より滑空・着地の後、4・5mほど滑走して止まる姿が可愛らしい。

 1時間半ほどテストを繰り返し、何とか納得できる滑空にまで調整し、大雑把な機体の感触を掴む。
 これをやっておかないと、おっかなくて上空に上げられない。

 午後から上空テストを考えていたけれど、風が荒れ出しテストは中止。
 明日の早朝、無風時に上空テスト実施予定。
 

ミニ・スケール機を作る ~SZD-54 Perkoz~

2008年04月18日 | SZD-54 Perkoz
 メカ積みとリンケージ。
 エルロンサーボは、取付フランジを切り落として収縮チューブで覆う。
 延長コードはコネクタカバーを外して連結し、1本づつ収縮チューブで覆って絶縁・抜け止めする。

 フィルム貼りの前に主翼内には、サーボコードの呼び込み線を仕込んでおいた。
 呼び込み線をコードに結わえ、セロテープでナデ肩にする。
 コードを入れ込みつつ、呼び込み線を引っ張ると、曲がったルートでも引っ掛らずにコードが通る。

 サーボは弾性接着剤で主翼に直付け。

 尾翼周りのリンケージはミニFoxを参考に、水平尾翼が取り外せるようにした。

 大きなエレベーター・ホーンが、尾翼周りのスタイルを台無しにしてしまった。

 ショックコード発航のために、トウフックをつける。

 ベニヤと爪付ナットでマウント、3㎜のステン・ビスでフックを作る。
 フックの位置はカンザシ中心から前方20㎜の所。

 アンテナ線の始末は、カシオペアさんのHPに紹介されていた始末の仕方を参考にする。

 感度が具合悪いようなら、アンテナ伸ばそう。

 750mAhの大き目な受信器用電池を積んで、全装重量は308g。ずいぶん重くなってしまった。
 これで重心位置はカンザシ中心から前へ15㎜の位置。組説では「強風」対応の位置らしい。まずはここから始めようか。

 自作のシールを貼って、ようやく完成。ずいぶん時間がかかってしまった。




 いよいよ明日は、空へ…

ミニ・スケール機を作る(9)

2008年04月12日 | SZD-54 Perkoz
 胴体はアクリル塗料の缶スプレー塗装。
 白は隠蔽力の弱い色なので、5回位に分けて吹く。
 小分けに吹けば、塗料が垂れてしまう事も防げる。

 機体のカラーリングは実機に準じてみよう。


 カバーリング・フィルムは、白色がOK模型のイージーカバ。扱いやすくてお気に入り。
 青色はハイペリオンのフィルム。こちらも扱いやすく好印象。作業温度は130℃位か。
 オラカバやイージーカバと違い、加熱収縮してもフィルムが硬くはならないみたい。
 またシワをアイロンで潰すような貼り方が出来なかった。翼端の曲面部分が綺麗に貼れなかった。
 ま、基本通りにフィルムを引っ張ってシワを伸ばしながら貼れば問題ないかな。


 主翼下面はモールド機によく見られる色分けにした。見易いほうがいいでしょ。って事で。

 次回はメカ積みにリンケージ、マーク入れ。いよいよ大詰めだ。

ミニ・スケール機を作る(8)

2008年04月02日 | SZD-54 Perkoz
 ミニASK21じゃなくて、何を作ってるのかというと…

 Allstar PZL SZD-54 Perkoz

 スケール・モデルが欲しくなってWebショップ巡りをしたんだけど、実機の知識がカラっけつで、ASK21もニンバスもヤンターもディスカスもDGも…見分けが付かなかった。

 それじゃダメじゃん。ってことで、グライダーの画像やHP巡りをしていたときに出会った一機。
 ポーランド製のエアロバティックもこなせる機体。
 タンデムなとことT字じゃなく十字尾翼なところ、カラーリングが気に入ってしまった。

 が、この機体、モデル化されてはいなかったりする。
 でも欲しいよな~。じゃ、無いのだったら似た機体からでっち上げてしまおうヽ(゜∀゜)ノ

 ってことで、ミニASKを素材にSZD-54を作っております。
 じっくりみると、キャノピー後部のボディーラインや主翼の平面形等、あっちこっち違っている。
 けど、そこはスケール素人の恐れを知らない浅はかさ、「何となくそう見えたら、ええがね。」

 画像とちょっとした図面から、イメージ優先で尾翼を作る。
 垂直・水平尾翼とも、ASKのものと同じ位の面積になるように調整した。


 今のところピュア機として作っているけど、後々モーターも積むだろう。
 モーターマウントに合う様に、ダミーシャフトを作る。


 ノーズコーンの固定ビスをホローセット・スクリューに変更。

 工具の差しこみ穴は2.5φと小さく出来た。
 さぁ、切った貼ったの加工・工作は一応終了。
 被覆貼りとメカ積み、一気に行けたらいいなぁ。

 ふと思う…ミニFOXも、タイヤを外して尾翼とキャノピーのパーテーションをちょっとイジルと…

 
 SWIFT S-1 に見えないかい?(兄弟機だから当然か?)

 いや…素人考えですから。寝言ですから。あっ…ぶたないで… ヾ(;`Д´)ノシ