Fly…Little Wing

手作りRCグライダーの記録

マイクロ機、ポッドの変更

2011年07月21日 | μ-Egret (マイクロSAL)
 マイクロ機のポッドは、100均ショップで購入した物干し竿チューブで、ノーズコーン式に作りました。
 型の前後の絞りに合わせて切り貼りしたりして、結構大変でした。

 でもノーズコーン式だと、ラダーサーボがポッド後部に隠れてしまい、都合が悪いことがありました。
 元々、上下2分割式にしたかったし、最近の高気温で変形しだしたので、作り変えることにしました。

 拙ブログにおいでくださった、室見川さんのHPで非常に興味深いポッドの作り方が紹介されていましたので、早速参考にしました。
 熱収縮型可塑性樹脂(PETやPVC)を輪ゴムでテンションをかけながら、整形する方法です。

 1、型に足をつけて木ネジを打ちます。ポッド材は物干し竿チューブで試します。


 2、チューブの余長は型前後2cmほど。切り開いて周囲に輪ゴムをホチキスで留めます。輪ゴムを木ネジに引っ掛け型に沿わせます。
 大きく弛む場所にゴムを追加します。この場合10箇所にゴムを付ける事になりました。


 3、ガスコンロの遠火で、様子を見ながら炙って収縮させます。機首部の強い絞りにも上手く沿っています。


 4、型から外して、余分を切り取ります。上下2つ作って完成。


 とても簡単にきれいなラインのポッドが出来ました。(近くで見ると収縮しきれない凸凹がありますが…)
 薄さが災いして、剛性は頼りないです。ペコペコです。下部にはチューブの切れ端を接着して補強とします。
 重さは2g程です。

  上手に出来て気分上々なので、しばらくこのポッドを使ってみようと思います。

マイクロ機、尾翼改修

2011年07月17日 | μ-Egret (マイクロSAL)
 前回の調整飛行で、水平尾翼に問題を抱えていることが分かりました。
 形状、面積含めて作り変えました。

 左が新規、右が旧品です。
 一応アスペクト比を小さくした上に、尾翼容積比を0.5→0.65に増大。面積比で1.1倍となっています。
 わずかに水平尾翼取付角をアップトリム目にしておきました。
 
 尾翼改修による重心位置の移動は、バッテリーの搭載位置を微調整することで収まりました。
 位置的には、概ね平均翼弦長の約40%の位置です。

 飛ばしてみると、縦安定は向上しました。
 前回、コントロールしにくかった低速域でも、旋回状態でも安定して飛んでいます。
 水平尾翼取付角をアップトリム目に調整したことで、主翼の取付角を増加させたのと同じ効果が得られたようで、主翼と水平尾翼の間の「縦の上反角」が、改善されたようです。


 水平尾翼面積を増大させたことで、抵抗も増えたのでしょうか、滑空にスピード感が無くなりました。
 アスペクト比と形状を変えるだけに、とどめておいても良かったかもしれません。

 安定して飛ぶようになってくると、気になりだしたのがサーボの動き。特にエレベーター用のサーボ。
 安価なマイクロサーボでは微妙なトリム調整が効き辛く、ランチごとに飛び方が変わる状態です。
 機体が小さいがゆえに、サーボの動きの誤差、甘さが大きく現れるようです。


 尾翼の改修は、一応成功です。
 次はサーボをデジタル化しましょう。
 それとポッドを作り変えたいです。
 高気温の影響で、熱収縮チューブ製のポッドが変形してきましたので。

マイクロ機の調整

2011年07月03日 | μ-Egret (マイクロSAL)
 風が強かった初飛行では、何とか飛ぶことだけは分かりました。
 ようやく風も落ち着き、微調整が行える空模様になったので、早朝から出掛かることにしました。


 初飛行では分からなかった、問題点がワラワラ出てきます。
 主翼の取付角が浅いようで、エレベーターのアップトリムが過大です。
 ある角度以上バンクさせると、沈下が大きくなります。翼端失速してますね。

 水平尾翼は、やはり小さめでした。速度が高いうちは仕事をしますが、低速では縦安定が保てません。
 ブームの下に取り付けた事も問題かも。
 旋回中のエレベータの効きが怪しいです。主翼の吹き降ろし渦の中に入ってしまっているのかな。


 そんなこんなで滞空時間は30秒程度です。
 主翼の取付角は触る気がしません。翼端は楕円に変更できそうです。
 水平尾翼を見直せば、もう少し延びる余地が出てきそうです。

マイクロ機 初飛行

2011年06月26日 | μ-Egret (マイクロSAL)


早朝、初飛行に臨むんだけれど、木々の梢がざわつき、50gに満たない機体には向かない風模様。
グライドテストでは、僅かなアップトリムが要るくらいで、重心位置は平均翼弦長の1/3で良いみたい。
滑空経路が少し右に取られる。これは、どこか工作を失敗したかな。

重心位置と舵の効き具合の確認が取れたので、ちょいと上空へ上げてみる。
こんなに小さな機体だから、1回転するディスカス・ランチよりも、機体を振り子のように振って投げ上げる方が、しっくりくる。

風にあおられ、すぐ降りてきてしまう状況だったけれど、心配した尾翼の小ささも何とかなりそう。
追い風になると、とたんに舵が効かなくなるのは、仕方の無いことかもしれない。

参考にさせて頂いた翼型は、とてもいい性能を持っている思う。
強めの風の中、風上に入っていこうとするし、ふと風が弱まった時に見せる、浮きが良いんですよ。

いずれの状況も、迎え角を微調整するためにエレベーター操作が必要だけれど、これがプリセットとしてセッティング出来れば、面白い機体になるんじゃないかな。

ラフランディングしても、軽量ゆえに損傷は軽微。
とは言え、そのほとんどが翼端の欠け傷で、個人的にはいやな傷です。
まぁ、バルサの素地にクリアスプレーを吹いただけなので、表面強度なんで無いに等しいです。
補修後はクリアテープでも貼って、気持ち補強としましょう。

飛ばした状況が良いとは言えない中でも、結構良い線いけたマイクロ機。
穏やかな気流の中で、調整を詰めて行きたいです。


マイクロSAL機製作

2011年06月19日 | μ-Egret (マイクロSAL)
確か一月くらい前には、大きいグライダーを作りたいと言ってましたが…。
逆に、スパン600mmのマイクロSAL機を作りました。


作例は、WEB上に良質な情報が公開されていますから、当方での紹介は割愛しますです。
翼型はFF機のHPで公開されているものを参考にしました。翼厚は8%くらいでしょうか。


RC機器などは、コネクターを廃止して直接ハンダ付け…。する勇気と根性が無いので、既存のコネクターを極力小さくすることにしました。


サーボは安価なアナログ3.7gサイズの物ですが、予想に反して動きが良いです。
既成の重量は4.7gでしたが、コネクタ改造して4gとなりました。

受信機はサンワ純正RX-40V。重さはカタログ値の通り2.9gでした。
受信機のコネクタ・ピンが垂直に出ていますので、機器の配置を検討して、積み込み高さを抑える様にしました。


完成重量は44g。
エキスパートが作る30g台には、到底及びません。
主翼の仕上げにクリアを吹きすぎたり、リンケージを0.5mmのSUS線にしたりで、重量がかさんでしまいました。

空模様がよろしくないので、まだ初飛行していません。
尾翼の小ささが気になります。
いずれ、天気のいい日にでも飛ばしてみます。