午前6時のフィールドは無風で、機体の素性を知るフライトテストには持って来いの状況。
DLGの形はしているけれど、1段上半角・テーパー翼の角度など、得体の知らないところが多いので、ドキドキのグライドテスト。
手から滑り出した機体は、機首上げの挙動と右曲がり癖を見せながら、10m程先に無事着地。
右曲がりの原因を探るため主翼を観察すると、左翼のネジリ下げが足りない模様。
とりあえずはラダー・トリムで調整。
機首上げについては、ELトリムを僅かに調整。
重心位置的には問題ないようなので、後ほど主翼の取り付け角を触ろう。
では、いざDL。
「ヒュン」と風きり音を残して、電柱の倍の高さ位は上がっている。
EL・RDの効きは充分過ぎるほど。翼端を中心に、極小の小回りが可能。
滞空時間は30秒程。フワフワ感では無く、「スー」っとした滑空。
笑ってしまうくらい、ハンドキャッチが楽。
WEB上に公開されている、Angel-DLG改のフライトと遜色ないフライトを見せてくれる。
1段上半角にテーパー翼ってことで、旋回に一抹の不安があったけれど、全く問題なし。
むしろ強度の面では、こちらの方が有利かな?
チョット強めに投げても音を上げないし、旋回の沈み込みも割と少ないし、かなり楽しめそうな機体に仕上がっていた。
1時間近く、無心で投げてはキャッチ。を繰り返す。
これで、サーマルの発生が有ったなら…チョット無念。
スナッピー以来のマイクロ機は上手に出来た。
さぁ調整を詰めて、サーマルに乗せてやろう。
機体諸元
全幅 835㎜
全長 788㎜
重量 128g
翼面積 11d㎡
翼型 7%AG04似オリジナル