Fly…Little Wing

手作りRCグライダーの記録

Ice補修計画

2005年08月30日 | Ice-Fire.2 (DLG)
1)上面の挫屈はマイクロバルンで埋める。
2)前縁の剥離はエポキシで接着する。
3)下面で挫屈の激しいところはスタイロフォームに置き換える。
4)折れシワには樹脂を充填する。
5)補修箇所をマイクログラスでオーバーラップする。

うん、こんな感じで何とかしよう。

ちょっと朗報。
R/C TKI Modelさんが来月からIce-Fireの部品販売をされる予定があるようです。
販売が決定しだい、HPで発表されるようなので毎日チェックしなきゃ。
しゅ、主翼が手に入るかも~!!

Ice-Fire.2 を作る(6)

2005年08月30日 | Ice-Fire.2 (DLG)
各種調整。
各舵の舵角は、とりあえず以下のように設定した。

エレベータ:上下6㍉
ラダー  :左右15㍉
エルロン :上12㍉下6㍉

滞空モード:フラップダウン3㍉

ブレーキモード:フラップダウン12㍉

ランチモードはフラップアップ2㍉。エレベーターアップ無しから調整を始めようと思う。
重心位置を、前縁から80㍉の位置にするのに12gの錘を必要とした。

Ice-Fire.2 を作る(5)

2005年08月29日 | Ice-Fire.2 (DLG)
メカ積みとリンケージ。
エルロンサーボにサンワSX-091、エレベータ・ラダーにはWaypoint084を使った。
ノーズに錘を追加するなら、重めのサーボで錘代りとシャキっとした作動を得られたほうが良いと思ったから。

電池はユニオン300mAhを平らに開いた物。電池の上に受信器を載せる積み方。
受信器はOK模型の7ch。この受信器、送信機よりも先に電源を入れてもガチャ付かなくて良いです。


エルロンリケージに0.8㍉SUS線を使ったけれど、エルロンのスキンヒンジのテンションに負けて歪んでしまい、適正な舵角が得られなかった(特にアップ方向)。

ホルダーを付けたら、ちゃんと舵角が得られるようになった。


テール周りのリンケージは標準的なPEラインのプルプル・リンケージ。

PEラインは高いけど、釣具屋のセールの時に安く手に入れている。3号位で間に合うと思う。

自己嫌悪 _| ̄|〇

2005年08月28日 | Ice-Fire.2 (DLG)
休日出勤が済んで、時間が合ったので修繕を終えた機体を持って公園へ。
日曜の夕方は平日よりも人が多い。

調整飛行ぐらいは出来そうだったので、テストしてみると、すごくいい感じに仕上がっていた。
エレベーターはトリムゼロ、ちょいとラダーとエルロントリムをいじくったくらい。

そうこうしているうちに、人影が少なくなっていったので、「いけるかな」と思ったけれど、「今日は止めといたほうがいい。」と直感がささやいた。
それでも、「いっとくか!」でSAL開始。

SAL高度は低いけれど、フラップダウンで粘れる。
ランチ時のエレベーターMixは有ったほうが良さそう。

風が出てきた事に気づかず、周囲の確認を怠り、風下にまわしたとき工事用のフェンスに右翼をぶつけてしまった。
機速は遅かったと思ったけれど、右翼を挫屈させてしまった…。まだこれからって時に…。

「ゴーストが、そうささやくのさ…(from甲殻機動隊)」って時には、それに従った方がいいという、自分なりのルールがあった。(ゴースト:魂、直感)
今日もその状態だったのにな~。

恥じを忍んで画像を晒します。

上面挫屈。マイクロバルーンで埋めてしまおうか。

前縁剥離。エポキシで接着後、マイクログラスでバンテージ処理でいいか。
本日のメインイベント!下面座屈ぅ~!

範囲が広いし、スパーに沿って折れシワ付いてるし…補修アイディアが浮かばない…。
バルサだったら、挫屈部切除→パッチ当て→グラス処理。といった手順で何とかなる気がするけれど、素材と工法が未経験だから、かなり悩む。

でも、内部が中空なんだね。主翼を手に持つと「パンッ」とした感触だったから無垢材かと思っていた。
グラスをどう張ると、これほどの剛性感を薄いスチロールに与えられるんだろう。とても不思議だ。
割れ目から中覗くとバルサ製のスパーが見える。いけない事だけど、もうちょっと開いて中を見たい衝動に駆られる。

製作過程を紹介する一方で、破損過程を紹介している今の状況が自嘲を誘う。
翼だけ…手に入らないかなぁ… (;_;)

Ice-Fire.2 を作る(4)

2005年08月27日 | Ice-Fire.2 (DLG)
主翼の加工はヒンジ裏のスキンの除去と、エルロンホーンとランチペグの取り付けくらい。

エルロンの切れ目がヒンジまで達していない。
このままじゃ、エルロンの動きが悪いので、ヒンジまで切れ目を伸ばす。

付属のエルロンホーンの形が、どうしても好きになれなくて自分で作る事にした。
1㍉バルサをカーボンクロスでサンドイッチしたものを使った。ラダー、エレベーターホーンも同じ物を使った。

エルロンの裏側にピンバイスとカッター、極細のヤスリで溝を掘る。表側のスキンを傷つけないように注意。
ホーンはエルロンの表裏のスキンに確実に接着する。


ランチペグの取付は水平尾翼の取付と同じく、マイクロバルン混入エポキシでペグ周りの補強をする。

取り付け位置は翼端に仕込まれたカーボン材が集中する辺り。

ペグは主翼の上半角が適正な状態で垂直となる様に、つまりは垂直尾翼と平行になるように取り付けた。
主翼自体に垂直に取り付けると、ランチ時に右翼が上がってしまい、巻き込み癖が出るような気がしたから。

いきなり修理!!

2005年08月27日 | Ice-Fire.2 (DLG)
初飛行も終え、手直しも行い、さぁ明日は飛ばすぞ!さぁ寝るぞ!と思った矢先、ブームとポッドの継ぎ目が白くなっている事に気づいた。

ま、まさかね…(;^^A 折れてるなんて無いよね。と思いながら、ブームを振ってみると…
「ミシミシミシ…」
おいおい!なんかやばいぞ!?
おかしいなぁ。ちゃんとポッドの接合部は目荒しして、接着剤もケチんなかったはずだぞ?
墜落ったって腰の高さくらいからだし、思い当たる節が無いが…。
どうする、このまま明日飛ばすか?でも、飛行中に腰折れでもしたら最悪だよ?

意を決して補強グラスを剥ぐことにした。
案外簡単に剥げる。あ…ポッド表面は目荒ししてないや。きっとグラスの浮きだけで済んでるぞ。と都合のいい事を考えていた。

ある程度グラスを除去して、さらにブームを振ってみると「ミシミシ」が「カタカタ」になった。ひねったら、ブームはポッドからスッポ抜けた。
あぁ…接着がはがれたのね(ToT)折れて無くてよかった~(;´3`)=3

はがれた後を観察すると、接着剤がポッド側には付いているけれど、ブーム側には付いていない。
ブームの内側は表面がツルツルだ。これではブーム側に接着剤が喰い付かないはずだよ。
明日、ブームの中も目荒しして付け直そう…。

ブームの内側は一見、白く見えるので、表面が荒れているように思えるけど「離型剤の残り」じゃないかと思う。だとすると接着剤は効くはずもない。接着前に洗剤などで洗ったほうが良かったかな?内側の洗浄と目荒しは必須のようです。

試験飛行2

2005年08月26日 | Ice-Fire.2 (DLG)
週末の仕事が1件キャンセルになり時間が出来た。
これはチャーンスッ!と、重心位置を手直しした機体を持って、いつもの公園へ。
台風一過だけど、猛烈に暑い…。しかも風が強い。ムリはできんなぁ。

<翼端のロゴを変えました。自分じゃ気に入ってます。>

グライドさせると、重心を前縁から75㍉まで持って行ったのに、まだ頭が上がる。
エレベーターのダウントリムは目で見てダウンと判る位に下がっている。
仕方がないのでノーズに4g錘を載せたけど、まだトリムはダウン気味。

こりゃ、水平尾翼の取付角が悪いな。作った本人は「少しエレベーターアップ気味」な取付角だと思ったんだけど、機体にしたら「かなりアップな角度」なんだろうなぁ。

ギリギリ納得できるところまで、セッティングしてグライドテストさせると、風に煽られながらもシッカリ滑空してくれる。
テールが長いせいか風見効果が感じられる。横風を受けると「犬走り」状態で進んでいく。今までにない感覚だ。
低速ではエルロンの効きは確かに鈍い。その代りラダーが良く効いてくれる。ハンドキャッチ時なんかは大助かりじゃないかな?

フラップの効果はハッキリ体感できた。
フラップを下げた瞬間から機体が持ち上げられるのが判った。スピードもグンと落ちる。スポイラーとは、また違った感覚だね。

私のプロポはサンワのRD6000Superで、左肩の3点スイッチでフラップコントロールしている。
さらに、スロットルからフラップにミキシングを入れて、スロットル操作でフラップ角を変えられる様にもしてある。

3点スイッチとスロットル操作でフラップをフルダウンすると、とてもユックリ滑空する。自作機よりもかなりスピードが遅い。ハンドキャッチもラクラクだね。
きむらさんに教えて頂いた通りだ。

いよいよSALに挑戦。
ペグ式ランチは自作機で痛い目にあっているので、ちょっと怖い。
軽めのステップで、機体の荷重を指先で確かめながら機体を振り出すと、巻き込み癖もなく滑る様に飛び出していく。
予想以上に素直な発航で、ちょっと驚く。フルランチではどうなるか興味津々。

10m位の高度で水平飛行に移し旋回させると、ラダー主体の旋回が合っているように思えた。
エルロン、ガン!エレベーター、ドン!的な旋回は似合わない感じ。
ラダーで粛々と舞わすのが良さそう。

まだまだ性格が掴みきれていないけれど、とても素直な印象を受けた。明日からは本格的に飛ばしこんでみよう。

残念なのがエレベーターがダウン気味なせいで、ランチ時頭が押さえつけられている感じがすること。突き抜け感がない。
水平尾翼の取付角を修正して出直そう。明日が楽しみだ!

Ice-Fire.2 を作る(3)

2005年08月26日 | Ice-Fire.2 (DLG)
水平尾翼は取付け台にビス止めするので、それようの加工を施す。
まずは、取付け台に接する箇所、ホーン取付け位置ににカーボンを貼る。

工作全般に関して、「きむらクラフト」様のHPをカジリ付きで参考にしました。
この場を借りて、御礼申し上げます。


ビス穴よりも大き目の穴を開けた後、マイクロバルンを混ぜたエポキシ樹脂を穴に充填する。
エポキシが硬化したら、改めてビス穴を開ける。
こうすると、ビス穴の補強と、ビスをねじ込む際にスキンやコアが潰れることを防いでくれる。

取付け台は付属のバルサの角材に1.5㍉航空ベニアを貼った物を使用。
ブームへの取付け面は、極細のマジックの胴体にサンドペーパーを巻きつけ、ブームのアールに合うように削りだした。


ほんの少しの瞬着で所定の位置に仮止めしたら、垂直尾翼との角度だしを行う。
特別治具は使わなかった。目で見て勝負!角度が決まったら、瞬着を流し込み、ブームとの隙間はマイクロバルン+エポキシで埋める。
取付け台とブームをマイクログラスで巻き込み、取付け台の剥がれ、割れ防止としている。
もちっと取付け台を細くしたほうが良かったかなぁ…。

後日、試験飛行をしたところ、水平尾翼の取付角がかなりエレベーターアップ方向になっていることが判った。主翼の取付角と平行になるように、天面を削る羽目になった。(T_T)ヤレヤレ…。 

Ice-Fire.2 を作る(2)

2005年08月26日 | Ice-Fire.2 (DLG)
ポッドにサーボベッドを付ける。
サーボベッドは1.5㍉バルサをカーボンクロスでサンドイッチしたものを使った。
取り付け位置は使うサーボの大きさに合わせて、ポッド側面にある合わせ目の位置にした。

ポッドの受け台に竹ヒゴを使った。
ハッチ固定にも竹ヒゴを使っている。カーボンロッドや、キャノピーラッチを使おうかな?と思ったけれど、これでも充分役目を果たしている。

ポッドとブームを連結する。
接着剤を塗りこむ場所は、サンドペーパーをかけて目荒らしして、エタノールで脱脂しておく。
<ポッド側はもちろん、ブーム内側も目荒しは必須。ブーム内側には離型剤が残っているので、洗剤・アルコールなどで洗わないと接着剤が効かないようです。>

ポッドには主翼をつけておく。
エポキシ接着剤をたっぷりと塗って接合する。
付属の治具を使い、作業台の上に設置して、主翼と垂直尾翼の角度出しを行う。

<付属の治具には三角材で足をつけて自立するようにしている。整備台としても活用できそう>

角度出しの治具は特にない。見た目で勝負した。意外と目で見て判断しても良い線いくと思っている。

テールの左右の振れは、垂直尾翼の根元から左右の主翼端まで水糸を張って、左右で長さが違わないように修正する。
上下の振れについては、あまり気にしなかった。水平尾翼の取り付け角に関係してくるけれど、水平尾翼の取付台で角度修正が効くからと思って。

はみ出た接着剤はティッシュでふき取り、硬化まで放置する。
硬化したら、ポッドとブームの継ぎ目にマイクログラスを20ミリ幅で2プライ巻く。


Ice-Fire.2 を作る(1)

2005年08月25日 | Ice-Fire.2 (DLG)
本格的にRCヒコーキを始めて約2年になる。
その間8機所有したけれど、最初の1機を購入した以外は、その改造機2機に自作機が5機といった構成。

自作のSAL機も、まあまあな性能なんだけれど、ある日「本物」に出会ってしまった。
外見こそ同じラダ-機だが、繊細な仕上がりと想像以上の剛性。軽目のランチなのに自作機のランチ高度をあっさり抜き去り、滞空・滑空・操舵、全てに次元の違いを感じさせた。

「本物」に出会って、初めて目標が定まった気がした。
「あのレベルに行きたい。じゃ、本物を手に入れる必要がある」と思った。

同じ頃Ice-Fire.2がネットショップで、手ごろな価格で手に入れられる機会があったので飛びついた。

で、来たよ。Ice-Fire.2。想像以上に長い箱で、ちょっとビックリ。

まずは尾翼の加工から。
垂直尾翼とテールブームの接合は、ブームに差込用の溝を切って差込み接着する。
本機は尾翼側にもホゾ切り加工をして、お互いを喰い合せる継ぎ手式にした。

ブームにのみ溝加工すると、墜落やグランドループした時、溝終点辺りに外力が集中して折れやすくなる。
喰い合せ接合をすると、溝終点位置がずれてブームに掛かる力を尾翼側にも分散できると考えている。

自作機をこの方式で仕上げているけれど、派手なグランドループや墜落でブームが折れることは今のところ無い。
尾翼にホゾ切りした後のスキンとコアの断面には、エポキシ接着剤を馴染ませて補強としている。
ブーム、ホーンが付く位置にカーボンクロス#100を貼る。

ブームの溝終点にはPEライン3号を巻き瞬着でかため、溝加工した断面にも瞬着を馴染ませて破断防止としている。

ブームにエポキシ接着剤を塗り、垂直尾翼を差し込んで、さらに接着剤をフィレット状に肉盛りして接合は完了。