Fly…Little Wing

手作りRCグライダーの記録

軽DLGを作りましょう。2010(了) ~EgretA~

2011年03月06日 | EgretA (軽DLG)
調整飛行3回目。

フラップを動かしたときの、エレベーター作動角を見直す。
ランチ・クルーズ・サーマルポジションでのエレベーター角度が、どうも決まらない。

プロポの問題で、フラップ・スイッチからのエレベータ作動角度は一定でしか設定できない。
妥協できるミキシング量を探すのが大変。…にしても、今回はちょっとばかり不自然すぎる。

エレベータ・リンケージから見直すと、サーボホーンに差し込まれているZクランク部が問題だった。
エレベータ・サーボが微妙に動いても、クランクが大きすぎて遊びがあり、エレベータを動かすに至らなかった。

クランク部を小さくしてサーボホーンとの遊びを最小にしたら、わずかなサーボの動きでもエレベーターの動きは鮮明になった。
ようやく、エレベーター・プリセットも妥協点が見出せて、一安心。




早朝の風もサーマルも無い中で、テスト飛行を繰り返す。
小さな尾翼の割りに、縦安定に問題は無い。大き目の上反角(7度)で、軸・横安定も良い。
主翼取付角は、もう少しだけ足したいかな。

ラダー面積は一般的なDLGと比べて半分しかないので、さすがにラダーのみでの旋回はきついかな。
けれど、旋回中は申し分ない効きを発する。

今までのラダー機は、ランチ時に「ファーン」とフィルムの共鳴音がした。
この機体は、ごくわずかに「ヒューン」と風きり音がする。主翼の構造の違いかな?

ランチ高度もラダー機の上を行き、滑空範囲も広そう。
もっと調整を深めれば、さらに良くなりそう。
名前はEgretA(i:gritta イーグリッタ)。前DLG、EgretのAilron版って事で。安直だなぁ。

軽DLGを作りましょう。2010(14)

2011年03月05日 | EgretA (軽DLG)
調整飛行2回目。

前回の課題は、主翼のねじれによる右旋回癖の解消と、主翼取り付け角の増加。
主翼のねじれはストーブであぶって、一気に直した。

主翼取り付け角の方は、前縁下にバルサで1ミリかさ上げした。
重心位置も後退させてみようと、2セルリポ電池とレギュレーターを1セルリポに載せかえて、M.A.C50%から65%へ後退させる。

グライドテストでは過大なエレベーター・アップトリムは改善され、滑空も直線のうちは問題なかった。
操舵して安定を崩すと、とたんに落ち着きの無い性格があらわになる。

機械的重心が後ろ過ぎて、空力的重心とケンカしているみたいだ。
フリーフライト機と違い、操舵によって絶えず重心位置が移動するRC機は、機械的、空力的重心位置が近いほうが良いみたい。
バッテリーを2セルに戻してやると、操舵しても安定のある状態になった。


前回へし折れたランチペグは、厚さ2ミリのカーボン板から作り直して、主翼に挿し込んだ。
軽く投げ上げて、フラップとエレベーターのミキシング量を調整していくが、これが具合が良くない。

私の旧式プロポでは、フラップからエレベータへのミキシング量が一定量しか設定できない。これが問題。
ランチ用に量を多めに取るとサーマルではダウン気味になり、サーマルに合わせるとランチ時のアップ量が足りない状態になってしまう。


フラップ位置、作動量とともに妥協点を探っていくが…難しいなぁ。
最近のプロポでは、中級者向け以上なら何でもアリだし、初心者用でもフライトモードを3つ設定できるものもあるし、任意ミキシングの設定数が多かったりして、この状況にも対応出来そうだし…そろそろ買い換えようかな。


リンケージなどの機械的な部分も、もう一度見直してみるか。
サーマルハントを楽しめるには、まだ時間がかかりそうだ。