Fly…Little Wing

手作りRCグライダーの記録

SAL2再飛行。なんだけどね…

2005年10月30日 | WinG/D-SAL2 (DLG)
 改修を終えたSAL2のフライトに行った。
 ペグを持って振り回すと、ちょい太のペグだけど指当りの感じは意外と良い。

 かる~く振り出すと、それなりの発航。
 その後の滑空は、なんとなくペグの抵抗を感じさせた。
 
 フル・ラウンチして滑空の具合を見ようと、アイス・ファイヤと同じようなラウンチを行った。
 リリース直前に「ベキッ!!」っと嫌な音!
 (≧Д≦)「ウワッ!どこ、やった?!」リリース直前だったので、機体を止めることは出来ない。
 ポイっと手を離して機体を追うと、激しいヒュゴイド状態。
 機体を観察すると水平尾翼が半分無い!エレベーターの操舵は不可能だった。
 ピッチアップと失速を繰り返しながらも直進はしているので、慎重にラダーで方向を変えて不時着成功。

 機体を回収すると、水平尾翼の右半分が下からの力で折られていた。
 上面のフィルム皮一枚でつながっていて、折れた右半分が左側に被さっていた。
 コントロールホーンは右側につけていたので、操舵のしようがなかった訳だ。
 

 補強は取り付けビス周りにカーボンクロスと、ラダー直前の桁にカーボン・ロービングを貼っていたんだけど、足りなかったのかな?
 トラス構造が悪かったのかな?
 折れた箇所を補修とも考えたけど、一枚板の方が強そうだと思ったので新調する事にした。


 軽めのバルサを使い、尾翼周囲は木目を変え、要所にはカーボンテープを貼って曲げ強度を上げた。
 取り付けビス周りにマイクログラスを瞬着で貼った。
 仕上がり重量は9.4gと、トラス構造の旧型と同じ位に仕上がったのは嬉しかった。

 完成後、約一年経とうとしているので、くたびれてきた箇所もあるだろうけれど、主翼や垂直尾翼よりも先に、水平尾翼が壊れるとは思っても見なかった。
 垂直尾翼ほどでは無いにしろ、水平尾翼にも相当の力が加わるみたいだ。
 軽量化も大切だけど、強度を保ってこそ。という事なのだろうな~。

 む~ん、修理ばかりが上達していく… _| ̄|〇 

SAL2改修

2005年10月29日 | WinG/D-SAL2 (DLG)
 先週のフライトで、まだイケる気がしたWingSAL2。
 今日は休日だったけれど天候不順なので、SAL2を改修した。

 まずはラウンチ・ペグの取り付け。
 グリップ・ラウンチ用にバルサ片を取り付けてある。
 これがラウンチ時、指に食い込んで痛い。
 汗ばむと滑ってしまうこともあった。


 ペグは外径6.4φのパイプしかなかった。ちょいと太いか?
 取り付け位置はバルサ片が有った位置。色々試してベストポジションだった。

 これでシッカリと、ラウンチ出来そう。

 次は、ぶつ切り状態のポッド後部の修正。


 スタイロフォームを貼り付けて整形。表面処理にマイクロバルンを混ぜたエポキシをパテ代わりに使った。

 

 ペグ化でSALの安定化に期待。
 ポッド後部の修正で、ちょっとは引きずり抵抗が減って、伸びてくんないかな?
 …ペグの抵抗で相殺されちゃうかもね(^^;

Fly…Little Wing

2005年10月28日 | Weblog
 さて、ブログタイトルの「 Fly…Little Wing 」ですが、「 Little Wing 」と言う歌の一節から採りました。

 自分で作り上げたモノたちが、「頼りなくても、大空を舞って欲しい。」との願いを込めて。

 きっかけの曲の一つ、Sting の歌う「 Little Wing 」

 なんとなく夜を連想させる曲調。
 管楽器の音色が「雲上の夜空」を思い起こさせる。

 もう一つ、The Corres の歌う「 Little Wing 」

 ケルティック・アレンジされた曲調と、切ないボーカルが「寒風に耐えて咲く花」を連想させる。

 どちらも、お気に入りの一曲。
 多くのアーティストがカバーしている名曲だそうな。
 原曲はジミ・ヘンドリクス。
 
 でも私、原曲を聞いたこと無いんです。(^^;
 

見直したよ、サル2。

2005年10月24日 | WinG/D-SAL2 (DLG)
 アイスファイヤを手に入れてから、自作機WinG/D-SAL2(ウィンザル・ツー:以後サル2)は生殺し状態で吊るされていた。

 アイスのセッティングが決まってきて、サーマルに乗れるようになった頃からサル2との比較がしたくなった。

 3ヶ月ぶり位に飛ばした。
 ラウンチ高度と飛行範囲はアイスの2/3位。滞空時間は約半分といったところ。
 でも、けしてフラストレーションが溜まるような滑空じゃないのね。
 なんでだろ?と考えたら、低空サーマルにポンポン反応するし、ラダー機なせいかセンタリングが楽々行えるって事に気がついた。

 実際、7m位の低空から弱サーマルを拾って、ジワジワ高度を稼いで高空へ持って行けた。
 「HLGの醍醐味はこれだよな!」って再確認させてくれた。

 引退させるには惜しいので改修しようと思う。
 グリップラウンチをペグラウンチに変更しよう。
 ぶつ切り状態のポッド後部をテーパー状に仕上げよう。
 くたびれてきている所も直そう。

 SAL2に引導を渡した「本物」には、かなわないだろうけど、まだイケるじゃないのSAL2。

 

見えてきた?SAL修正点

2005年10月23日 | Ice-Fire.2 (DLG)
 今日は風も無く飛行には絶好の日和。曇りがちだったけどサーマルの発生もあった。
 プロポのアンテナを換えたので、そのテストも兼ねてアイスを飛ばした。
 
 水没した受信器の感度に異常は見られなかったし、フレキ・アンテナの調子も上々。
 SALラウンチは右腕をリラックスさせて、鞭の様にしならせると高度が上がったような気がした。だいたい30m以上は揚がってるかも。

 でも右腕を弛緩させすぎると、肘に「逆間接」を極められた様な痛みが走る。
 腕全体を弛緩させるよりも、肩関節を柔軟にさせたほうがいいのかな?

 遊んでいる左腕を体の回転に先行するように振り回すと、回転が安定して右腕が良く振り切れたような気がする。(プロポが吹っ飛んでいかないかヒヤヒヤですが(^^;)

 ラウンチを動画で撮ってもらった。
 動画を見るとラウンチフォームが丸わかりで、修正点が判りやすい。
 もうちょっと、上半身のヒネリが欲しい。肩が回ったほうが良い。といった具合に。

 このブログは大きな動画が載せられないので、抽出画像を載せてみよう。

 いざスタート!!

 半回転後。

 右手に荷重が掛かりはじめる。ここから先の右腕の振り抜きが肝心。
 もっと肩が回っていると良いのになと思う。
 …にしても、足の開き具合と腰の角度が滑稽だなぁ…(^^;

 ラウンチ直後の機体の動きも興味深い。

 リリース直後。尾翼のネジレが判る。

 機体が横滑りしている事が判る。

 反力からか右に機首が向いている事が判る。
 この後、機体は舗装路と平行に上昇していく。

 ラウンチはまとまって来たようなんだけど、実際の飛行がダメダメなんだな。
 センタリングの練習をするんだけど、ピッチング気味の旋回が中々直らない。
 サーマルに乗っても、逃がしてばかりだった。

 大雑把な舵が多いみたいなので、もっと繊細なタッチで操作していこうと思う。

プロポのアンテナを換えてみた

2005年10月22日 | Tools
 今のプロポを買って丁度2年、SALグライダーを始めて1年ちょっと経つ。

 最近アンテナの節が緩んできた。特に先端部はアンテナを立てるとスルスル縮んでしまう様になってしまった。
 先端にはリボンを付けていたから、SALの回転風圧に負けてタガが緩んじゃったんだな。

 新品に換えてもいいけど、ちょっと色気を出して「フレキシブルアンテナ」を買ってみた。
 JR、フタバに付けられているのは、よく見かけるけど、サンワに付いているのは見たことない。


 RDのアンテナ径は約7㍉。フレキ・アンテナの取り付けボルト径は約6㍉。アンテナホールには問題なく差し込める。
 とりあえず、仮付けしてみると…
 
 裏ケースの形状のせいで、取り付けボルトの根元までナットで締め上げられない。
 付属の15㍉径ワッシャーを使うと、何とか締め付けられるけど、ワッシャーが表側の基盤に干渉しそう。特に液晶のICにぶつかってしまいそうだった。

 そこで航空ベニヤで受けを作って裏ケースに接着。付属の外径12㍉ワッシャーを使うと、基盤への干渉もなく充分に締め付けられた。と言っても樹脂製ボルトなので、締めすぎるとネジ切っちゃうので加減に注意が必要。

 アンテナホールと取り付けボルトとの隙間も気になったので、ボルトの根元に収縮チューブを付けてガタツキが無くなる様に調整した。

 アンテナ線の結線は無改造で付くし、付属のナットが使えた。配線を基盤側に持っていかないと、裏ケースのアンテナガイドと配線が干渉してケースが閉まらなくなるので注意。
 
 

 フレキ・アンテナをつけてみると…。うほぅ!かっちょえ~!

 心配なのはネックの細さ。

 JR、フタバは段付部分がケースに収まるので、強度が出ると思われる。
 サンワの場合、ケースの形状からリーマーなどでアンテナ穴を広げる事が出来ない。
 この辺がフタバ向けってことなんだろうな~。
 折れるってことは無いとは言えないな~。気になるようだったら、ボンドで固めてしまおう。

 電波の到達テストを行った。
 機体を地上に置いて、100m程離れて操作したところ、問題なく操作できた。とりあえず一安心。
 上空テストはアイスを使ってSALテストも兼ねて行った。
 強風のため、2本しか上げられなかったけれど、これも操作に問題なし。
 SALの方も違和感なし。

 プロポの取り回しはテレスコ・タイプよりも格段に良い。
 ついでにエキスパっぽい気分になれるのがGood d(^^)
 明日はガンガン回ってテストしよう。

プロポをいじる

2005年10月19日 | Tools
 サンワRD6000Superは値段の割りに高機能でお気に入りのプロポ。
 でも、使っているうちにスイッチの配置が気になるようになってきた。

 エルロンSAL機でも、ほんの少しラダーオフセットがいるように感じる様になった。とは言え、ランチ直後に操作できる左肩スイッチはフラップ操作用だし…。

 モグラを発航させる時に、右手に機体を持って、口でスロットルやギアスイッチを操作する事に違和感を感じていた。(フラップスイッチにモーター操作をミキシングできない場合もあるし…。)

 左肩にギアスイッチがあると良いのにな~と思うようになった。

 ブログにおいでくださった長万部さんが、フラップスイッチとギアスイッチを入れ替えられていらした事に倣ってみようと思う。

 スイッチの丸ナットは溝が切ってあるので、特別な工具が要るかな?と思いがちだけど、ラジオペンチで挟んで「えいっ!」って回すのが、傷つくけど簡単。

 で、左右を入れ替えて、配線をまとめて完了。

*入れ替え後、左右スイッチの配線の長さは、入れ替えるのに充分な長さ。*

 これで、SAL機ならギアスイッチにラダーオフセットを割り当てて、ランチ直後の右手が間に合わない状況での姿勢制御が出来るようになる。
 フラップ操作は水平飛行に移ってからでも間に合うので、右肩スイッチでも良いと思う。

 5chにモーターを割り当てたモグラなら、右手に機体を持った状態で何時でもモーターを回せる。
 3chにモーターを割り当てた場合でも、ギア→スロットルMixで5chと同様ギアスイッチからスタートOK。
 上空に上げてギアスイッチオフでモーター停止。その後はスロットル操作でモーターを回せる。

 簡単な作業の割りに、操作が楽になる効果が高そう。
 長万部さん、その節は大変お世話になりました<(_ _)>

ノーコン

2005年10月16日 | Ice-Fire.2 (DLG)
 今日は仕事も絡んで、午後4時から稲刈りが終わった田んぼでフライト。
 ちょっと風があるので、夕方サーマルは期待できない。SAL練習がメイン。

 エレベーターセッティングで行き詰まって、高度は30m行くか行かないかってとこ。
 頭を押さえ気味な上昇をするので、再セッティングが必要。

 エルロン旋回は相変わらずバタバタ。風が有る事を引いてもヘタッピだぁ。

 まぁ、色々考えながら飛ばしていたら、いきなりコントロールが出来なくなった。
(;゜Д゜)「!!ノーコンだ!」
 立て直そうとするも、操舵が効きそうにない。
 高度も低かったし、田んぼなので垂直落下でも十字架を掛ける位で被害がないはず。
(;TДT)「あがくよりも、素直に落としたほうが被害が少ない」と思い、堕ちていく機体を眺めていた。

 案の定、機体は田んぼの真ん中に十字架をかけた。
 全ての舵が振り切れた状態で、操作に答えなかった。
 遠目では機体に損傷はなさそう。ちょっと安心して回収しに行くと…
(;゜Д゜)「ああぁぁ!!何故そこだけ水溜り~ぃぃぃ!」

 慌てて引き上げ、バッテリーを外す。受信器とバッテリーは水没してしまった。
 機体から受信器とバッテリーを外して水を切り、 とぼとぼ岐路についた。
 道中「混信か?」「電池切れか?」「受信器壊れたのか?」と考えていた。

 受信器の水気をぬぐい、アルコールで洗浄して乾燥させた。
 バッテリーは被覆を剥いで乾燥させた。 サーボはコネクターの水気を拭う位ですんだ。

 水没機器をつなぎ直して操作してみるとサーボの動きが鈍い。バッテリー切れの感覚に近い。
 新しいバッテリーをつないで見ると、サーボは「シャキシャキ」動くようになった。
 ノーコン原因は電池切れくさいぞ…。
 
 ニッケル水素300mAhで2サーボラダー機なら4時間持った。 じゃ4サーボエルロン機なら単純に2時間持つはず。
 プロポの飛行タイマーを確認すると、1時間55分…。 結局ノーコンの原因はバッテリー切れ確定かな。

 後は水没受信器の感度が気になるなぁ。

 

プロポにLipo電池

2005年10月12日 | Tools
 プロポ用の電池にニッケル水素電池2000mAhを使っていた事は以前ログにつけましたが、やっぱり容量が減ってきたみたい。
 満充電させても3時間持たなくなってきた。
 2年近く使ってきたから、ボチボチ寿命かなぁ。

 そういえば、プロポ電源をリチウム・イオン電池にされた方がいらっしゃったはず。
 手元にはパワーを持て余して遊んでいた、E-TECの細型Li-po3セル700mAhがある。
 サンワのオプション・バッテリーは600mAhなので、容量的にはOKでしょう。
 電池の入るスペースには…おぉ!すっぽり入る。隙間にはスポンジを貼ろう。
 

 ニッケル水素での重さは841gこれでも充分軽いけど…


 Lipo仕様で651g!-190gの減量で軽い軽い!

 HLGを飛ばすときにはネックストラップを使わないので、軽くなるのは大歓迎。
 
 気になる持続時間は、実際にHLGやモグラを飛ばして約3時間といったところ。
 容量的には、もうちょっと欲しいかな~。
 Lipoで気になる過負荷の心配はないでしょう。
 過放電のほうはRD6000の場合、電源電圧が9.1Vになると警報が出る。
 3セルLipoのデッドラインあたりで終わりを教えてくれるので、とりあえずセーフかな。

 気をつけるところは電圧が9V台になると、電圧の降下が一気に進むこと。
 15分くらいで9.9Vが9Vになってしまう。
 10Vを目安に充電しなおす事が良さそう。

 充電だってニッケル系で一晩かかっていたものが、1時間で済むのが嬉しい。
 動力電池だけじゃなく、こちらもニッケル系に戻れなくなりそう(^^;

新型ブレーキ?

2005年10月10日 | FlightLog
 早朝の公園にて、ラウンチ姿勢を確認しようと思って練習していた。
 ハンドキャッチがサクサク決まって、ちょっと悦に入っていた。
 ノーズをキャッチして翼端に持ち替え、ラウンチを繰り返していた。

 あるラウンチの最中、「カシャッ!」と乾いた音がした。
(゜Д゜)?ナニナニ と思ったが、機体は手を離れ中空へ。
 上昇する機体を目で追うと「角」が生えていた。
(;゜Д゜)!つ、角が生えてるぅ~!?
 良く見ると、キャノピーハッチが開いて、おっ立っていた。
 開いたキャノピーが抵抗になって、ドンヨリと降下して来る。
 こ、これは”ラジコン・グライダー入門(長谷川 克著 電波実験社刊)”で紹介されていたキャノピー・ブレーキじゃないですか~!初めてみたヨ。

 キャノピーハッチは竹ヒゴでもって止めていただけなので、ハンドキャッチの時にズレたんだね。
 そこへSALでの風圧がかかって開いちゃったという訳か…。
 キャノピーを開いて降下する様は、ちょっと間抜けで笑いを誘う。

 とは言え、ハッチを壊したり失くしたりするのは嫌だから、テープで止めることにします。