上反角変更

　小回りが効いて、クリクリ飛ばすのが楽しいＧｏｏｓｅだけど、強めの上反角のせいか旋回時に癖が強い。
　バンクに入るも、舵を抜くと直ぐに水平に戻ろうとする。
　ラダーの入れ方が浅いと、不意に水平に戻ったりする。　
　水平に戻るときに、揺り返しが起きて据わりが悪い。

　好ましくない挙動なので、１０度ほどあった上反角を、５度程度へ減らす。
　上下翼とも主翼上面を切開して、スクラップバルサを楔状に詰めていく。



　変更後の状態。
　右上の変更前の状態が、過剰な上反角だったと思える。

　上反角が減ったことで、ラダーの効きが悪くなることが心配されたけれど、問題なかった。
　旋回中の居直り癖や、旋回後の御つり癖は無くなり、修正舵に気を遣わなくなった。
　上反角が減って、見かけの平面積が若干増えたからだろうか、浮きが良くなった。
　偏揺れ安定性が向上したので、ドーサルフィンも廃止した。

　据わりと浮きが良くなって、車輪の接地を感じるような離着陸が面白くなった。
　常に傍ら置いておきたい機体になった。