2004年に
きむらクラフトさんの「軽SAL機の勧め」に触発されて作った、
SAL2の垂直尾翼再製作後の初フライト。
グライドテストでトリムを合わせると、ラダー・エレベーター共にゼロトリムっぽくて幸先良い。
軽くSALすると、ちょっと機体を左に傾げながらスルスルっと上昇していく。
あらら、始発からサーマルに乗っかってしまった。今日は風があるものの良い日和みたい。
新しい垂直尾翼は、ラウンチ時の横振れを上手く抑えてくれているし、ラダーの効きも充分。ただ、ちょっと風見鶏効果が強いかな。
「軽」SAL機ゆえに、ラウンチは助走無しで回転して、腕の振り抜きの勢いだけで行う感じ。SALステップのリズムは「タッタ・ターン」といった軽めなもので、体への負担は殆ど感じない。
それでもオーバースロー機よりも初期高度が取れる。
SAL時にラダー・オフセットを3㎜、エレベーター・ダウンセットを極僅かに入れると、安定して+α上昇していくようになった。
ラウンチ直後に主翼フィルムが「ファーン!」と共鳴するオマケ付き。
軽量なだけにサーマルの感度も良いし、サークリングも2chコントロールで楽々。
これが本格SAL機だと、ラウンチ高度が…とか、サークリングが…とか、滑空タイムが…とか色々考えすぎてしまう事がある。
ノーマル機の
Veronicaよりも、ラウンチ時の体への負担は少ないし、ゴム引き曳航索の設置や回収もしなくていいし…。
やっぱ軽SAL機、お手軽・気軽で良いわ~(^-^)
オレンジ色の透ける翼は、いまいちパッとしないように思えてしまう。
青や赤なんかの強い色の方がよさそうだね。
今日はサーマルが多発だったけれど、一方でシンクも多発。風も結構あって色んな状況下で、久しぶりにHLGの面白みを堪能できた。
製作後2年以上経った主翼は、それなりにクタびれて来ているし、元々風上への進入性はチョット悪いし…。
今の知識と製作技術で主翼を作ったら、どうなるかな~って思う。
きむらクラフトさんが勧める「軽SAL機」は、確実にHLGのハードルを下げてくれると思う。
この思想の市販機を、ほとんど見かけない事が残念だと思う。