南の国の会社社長の「遅ればせながら青春」

50を過ぎてからの青春時代があってもいい。香港から東京に移った南の国の会社社長が引き続き体験する青春の日々。

Meタイプ&Weタイプ

2006-05-22 22:13:28 | Weblog
この写真は、シンガポールのコピです。コーヒーではなくて、コピ
なのです。熱いコーヒーを透明なガラスのコップに注ぐこと自体が
かなりのカルチャーチョックなのですが、シンガポール暦9年目の
私はこんなことではもはや驚かなくなりました。というか、お茶で
も、コーヒーでも、熱い飲み物はガラスコップで飲むのが正しいと
いう感覚を持つに至りました。これは日本の皆さんからすると相当
変な感覚だと思います。

このコピの下のほうに白い堆積層がご覧いただけると思いますが、
これはコピの構成要素の中でコーヒーの次に重要なコンデンス
ミルクです。そう、あの濃厚などろっとしたコンデンスミルクが
マグマのように堆積しているのです。甘いのが苦手な人にとっては、
これは絶叫ドリンクとなります。最初からスプーンを入れた
まま持ってこられたのですが、このスプーンで、コンデンスミルク
をコーヒーの中に混ぜ合わせて、好みの甘さにして飲むのです。

全部かきまぜてしまうと、その甘さに恍惚としてしまうでしょう。
この店では、これ一杯で70セントか80セントでした。日本円だと
40円~50円というかんじです。スターバックスなどと比べると
何とエコノミーな値段なのでしょう。

コピを出すような店は、冷房が効いてない店が多いのですが、
熱帯のうだるような気温の中で、この熱くて甘いコピを飲んでいる
人はかなり頻繁に見受けられます。何が嬉しくて、そんなのを飲む
のでしょうか。かくいう私も、ときどき熱いコピを炎天下に飲みます。

暑いときには、氷の入ったアイスティーとか、氷の入ったビール
(そうこちらでは氷の入ったコップにビールを注ぐのも定番です)
とかを飲みたくなるのですが、熱いコピを飲むと、なんだかもう
どうにでもなれという開き直った感覚になってしまいます。

シンガポールのコーヒーショップで、一人でコピを飲んでいる爺さん
とかをよく見かけるのですが、こういう人はきっとMeタイプなんだ
ろうなあと思うのであります。

たまたま最近読んだ本に、人間は単純に二つのタイプに分けられる。
それはMeタイプとWeタイプである、と書いてありました。そんな単純
な分け方で大丈夫なのかなと半信半疑だったのですが、いろいろ見て
みると、自分の中にはMeタイプの要素がかなり多いのにびっくり。
そういう分け方ってひょっとしたらかなり正しいのではと思ってしま
いました。

それは外見にも現れます。ウィンクをするとき、どちらの目をつむる
でわかります。Meタイプは右目をつぶりますが、Weタイプは左目を
つむるのだそうです。髪の分け目も、Meタイプは左、Weタイプは右が
多いのだそうです。

分類の本来の趣旨は、自分個人をベースに考えるか、「私たち」を
ベースに考えるかの考え方の相違なのですが、それが外見的にも
わかるというのはちょっとびっくりです。

詳しくは、石井裕之さんのこちらのサイト
出ているので、興味のある方はご覧になってください。

昨日、東京にいる下町娘に聞いてみたら、何と実に
Weタイプの要素をかなりもっている。人間は自分とは違うタイプに惹
かれるということなので、これは違っていて問題はない。

二つのタイプで考え方が違うということを認識しないと、喧嘩になって
しまったりするのだそうです。それをあらかじめ認識しておくことで、
余計な喧嘩などはさけられるのかもしれませんね。

そんなことを思いながら一人でコピを飲むMeタイプの私でした。