南の国の会社社長の「遅ればせながら青春」

50を過ぎてからの青春時代があってもいい。香港から東京に移った南の国の会社社長が引き続き体験する青春の日々。

時差にも負けず

2006-05-13 13:12:45 | Weblog
母の49日に出かけてから、ずっとこのブログを留守にしてしまい、
申し訳ありませんでした。私がどうなってしまったのかと、ご心配
された方も多かったのではないかと想像いたします。

じつは母の49日の法要は4月の22日にあったのですが、5月の7日
には東京で結婚披露宴を行っておりました。このブログを立ち上げ
てから、去年の12月はハワイでの結婚式、3月は母の葬式、法事、
そして5月の結婚披露宴と冠婚葬祭のオンパレードでした。おかげ
で、この年になってやっと冠婚葬祭のことを勉強することができま
した。冠婚葬祭の本も何冊か買いました。

5月の7日、ゴールデンウィークの最終日、東京は銀座の「キハチ」
というレストランで、結婚披露宴を行いました。40人弱の小規模の
パーティーでした。「キハチ」は美味しい料理で有名なのですが、
そのパーティーも、ゆっくりと美味しい料理を食べていただくという
ことをメインとし、堅苦しいプログラムはあえて排除しました。

おかげで、来ていただいたお客様にはかなりご満足いただけたよう
でした。自分でも食べましたが、すごく美味しくて、結構食べました。
普通の披露宴では、新郎新婦はなかなか自分では食べられないもの
です。私も、スライドやら、スピーチやらを自分でやらないといけ
ないし、接客もあるので、自分ではあまり食べられないだろうなと
思ったのですが、一口たべて、その美味しさのあまり、ぱくぱくと
食べてしまいました。

振り袖姿の下町娘も、美味しいと言って食べていました。
着物姿の下町娘は、髪に花をつけて、演歌歌手のようでも
あり、とても可憐でした。

上の写真はテーブルのデコレーションの一部ですが、花の飾り付けは
JANE PACKER LONDONに頼みました。ピンクのガーベラがとても色鮮
やかでした。テーブルの上には、花びらも散らしてあるのですが、
大げさではなくてもとても可憐にデコレーションできたと思います。

メインテーブルの真ん中にプロジェクターを置いて、ハワイでの
結婚式の模様とかをスライドで流しました。事前にチェックしていた
のですが、当日セッティングしたら、パソコン画面と、スクリーンの
画面が一致しないというトラブルが発生。これは焦りました。
直前まで、機材の調整で汗だくでした。

結局、格好悪かったのですが、スクリーンを見ながら、操作をする
ということにしました。また、せっかくスピーカーをシンガポール
から持参していったのですが、音楽がうまく出力できないというト
ラブルも発生。結局、パソコン内蔵スピーカーからの音をマイクで
拾うという方法で急遽対応。プレゼンテーションに関しては常に
完璧を目指している私としては、ズタズタでした。もう一度リベン
ジしたい感じです。

このパーティーで、私は詩を朗読しました。詩と言っても、替え歌
ならぬ替え詩です。有名な宮沢賢治の「雨にも負けず」のパロディ
です。実はこれができたのは、本番の数日前で、仕事中にインスピ
レーションがわいてきて、一気に最後までつながりました。
これをパワーポイントに入力してスライドにし、BGMはギターの名曲
「アルハンブラの思いで」にしたのですが、音のほうは残念ながら、
スピーカーの問題で、大きく聞かせることができなかったのが残念
です。せっかく作った詩なので、ここにご紹介します。


時差にも負けず

距離にも負けず

年齢差にも

ジェネレーションギャップにも負けぬ

強力な愛情を持ち

絶えることなく

決してくじけず

いつも幸せを求めている

一日に国際電話一回と

ふざけたメールと

まじめなメールを数回送り

あらゆることを妻の幸せのためとのみ思い

言外の気持ちもよくわかり そして忘れず

南の国のシンガポールの広告代理店の

小さなオフィスにいて

インドでビジネスチャンスがあれば

行って大好きなカレーとナンを食べ

香港で会議があれば

行って美味しい飲茶を食し

97年アジア通貨危機の時は

ちょっぴり肝を冷やし

サーズの時は外出をなるべくひかえ

スマトラ沖地震による津波の時は

自然の脅威に涙を流し

晴れのときも 嵐のときも

心の中心には君がいて

健やかなるときも 病めるときも

いつもそばに君がいる

愛する妻には「ダーリン」とか「旦那様」とか呼ばれ

嫌われもせず

苦にもされず

そういう夫に

私はなりたい



失礼いたしました。