南の国の会社社長の「遅ればせながら青春」

50を過ぎてからの青春時代があってもいい。香港から東京に移った南の国の会社社長が引き続き体験する青春の日々。

香港からの訪問者

2006-05-30 01:20:54 | シンガポール
この週末は香港からの訪問者が来ていました。じつは土曜日に
シンガポールで中年日本人のサッカーのアジア大会があり、
香港チームの選手として私の知り合いが参加していたのです。

その試合は40才以上を基本としたおじさんチームで、香港、
シンガポールをはじめ、台湾、フィリピンの4カ国で戦われる
国際試合です。昨年はマニラで開催されたのですが、第二回目
の今年はシンガポールで開催されました。

試合は、ホスト国のシンガポールの優勝でした。余裕の香港
チームは前日遊びすぎ(?)のため何と最下位となった模様。
土曜日のシンガポールはおじさんサッカーで燃えたのでした。
と言っても、この試合の存在を知っているのはほんの一部で
あったのが何とも残念です。

この香港チームとしてシンガポールを訪問したH林氏は、以前
うちの会社の東京本社で媒体部の課長として働いていた人物で
す。数年前、香港に出張に出たまま、失踪したということに
なっていたのですが、実はここでは語ることのできない秘話が
あったようです。

真実は小説よりも奇なり。この男の話はいずれ小説にしてもよ
いようなものなのですが、今のところは当たり障りが多いので
ネタを秘蔵しておきましょう。

彼はうちの会社を辞めた後、ずっと香港に潜伏していて、今は
香港のコーズウェイベイのフィリピン系カラオケパブのマスター
をやっています。フィリピン人の奥さんがそこの店のママさん
をやっています。今回は二人でシンガポールに来ました。

私は二人が結婚する前から知っていたので、非常に懐かしい
再開でした。日曜日の午後、彼らが宿泊していたフェニックス
ホテルで待ち合わせをして、ラッフルズホテルから、ブギス、
そしてクラークキーから、リバーボートでマーライオンを見て、
クラークキーに戻り、夜中までボートキーのインドパブとジャズ
バーで健全なる時間を過ごしました。

上の写真はリバーボートから見えたボートキーの風景です。
ボートキーの風景は、川から見るとすごく奇麗です。建物の
色彩がすごくカラフルで絵になりますね。

夜、香港にはないからということで、インドパブに行きました。
一件の大きな店は10時頃になっても客が誰もいなかったので、
別の店にいきました。そこはアパートのリビングルームくらい
の小さなスペースで、その奥でインド人のバンドが演奏をして
いて、その前のフロアでインド人の女の子(というよりも明ら
かにおばさんだな)が3人交代で踊っていました。

客は我々の他に一人いただけでしたが、その異様な風景に金縛
りになりながら、帰ろうにも非常に帰りにくかったです。
30分くらいして、勇気を出して帰りました。珍しいけれど、
あまり落ち着けないところです。

あまりに強烈な音だったので、耳直し(?)として、近くの
ジャズの店に行きました。「シンガポールは結構ジャズのレベ
ルが高い」と感心している彼でしたが、白人のピアノの弾き
語りがちょっと下手だったので、酒を飲みながらおしゃべりを
続けました。

結局この日何十敗のビールと焼酎とジントニックを飲んだこと
でしょう。半日くらい飲み続けたのは初めてです。

H林さんとその奥さんは今頃は香港のお店で働いているので
しょう。ママさんである奥さんは、お店の女の子たちにお土産
をということで、ブギスの露天でマーライオンのキーホルダー
を15個セット買っていきました。喜ばれているのでしょうか?

つくづく変わった人生の人がいるもんだなあと思います。