南の国の会社社長の「遅ればせながら青春」

50を過ぎてからの青春時代があってもいい。香港から東京に移った南の国の会社社長が引き続き体験する青春の日々。

パフォーマンス

2006-05-21 12:57:35 | Weblog
日本からシンガポールに戻るとき、下町娘の家に住んでいる猫の
福ちゃん(♀)が、私のスーツケースの中に入り込んできて、まるで自分も
荷物として連れてってといわんばかりに、まるまっておりました。思わず
写真を撮りました。

このままスーツケースを閉めたら、スルメのようになってしまって、可哀想
なので、しばらくしてスーツケースから出ていってもらいました。でも何だか
気持ちよさそうに寝ていました。まったくのんきなものです。

シンガポールに戻ってからもう10日以上が経ちました。帰ってきてから、
何だか忙しく、ブログのほうもなかなか更新できませんでした。これでは
せっかく見にきてくださっている方もあきれてしまいますよね。
以後気をつけます。

5月の16日の火曜日は、とある集まりで、私が「シンガポールの広告事情」
というテーマで講演をしたのですが、この準備などがあってちょっと忙し
かったのです。講演と言っても、シンガポールでビジネスをやられている方
が20名ちょっとの規模だったのですが、いろんな資料を集めて、パワー
ポイントにするのが結構すごい作業になってしまいました。

仕事ではシンガポールの広告に関してだいたいわかったつもりにはなって
いたのですが、講演をしてみようとなると、データとかがちゃんとそろって
いなくてはならず、またそれもわかりやすくグラフや図式になっていなくて
はならず、直前まであわてて準備をしました。

2時間くらいしゃべり続けたのですが、本当は1時間半くらいでまとめない
といけないのに30分くらい時間オーバーしてしまいました。時間内に話を
まとめきれなかったのは、本当はプロとしては一番いけないことなのですが、
幸いにも、聴衆の皆さんも最後まで聴いてくださいました。本当はちゃんと
リハーサルやって、時間配分を計算しておかなければいけなかったのです。
申し訳ありません。

終わったあと、皆さんには、いろいろと好意的なコメントをいただき、
苦労したかいがあったと思いました。だいたいこのようなネタで、しかも
日本語で聞く機会というのはあまりありません。私もこのようなテーマで
講演するのは初めての経験でした。

去年から、「インド」に関して、「プレゼンテーションスキル」に関して、
そして、「日本と世界のコマーシャルの違い」などのテーマで講演をして
きました。その都度オリジナルのテーマなので、準備が大変です。

日本にいたときは、こんなことをするチャンスは全くなかったのですが、
こちらに来て初めて講演をするようになったのですが、何だかこういうの
好きです。もともと教員免許などもとっていて、人に何かを教えることは
嫌いではなかったのですが、こうやって人に説明するのは、ひょっとして
自分の天職なのかなと感じるときがあります。

こういう講演は、基本的に無料奉仕のボランティアです。私はプロの講演家
ではないので、講演で金は取れません。自分の商売に結びつく可能性もない
わけではありませんが、そういう直接的な見返りは期待していません。
まあ、自分自信を売り込めて、しかも世の中のためになればそれでよいと
考えています。

プレゼンテーションに関する本は、この一年で20冊くらいたまりました。
今読んでいるのは、佐藤綾子さんの「プレゼンに勝つ!魅せ方の技術」という
本(ダイヤモンド社)ですが、この本が今までで読んだなかでは一番いい
気がします。佐藤綾子さんは、「パフォーマンス学」という分野の第一人者です。
ホームページはこちらです。http://www.spis.co.jp/index2.htm

今日は日曜日で、ちょっと外にでかけようと思っていたら、雨が降り出してしまい
ました。南国特有の大粒の雨ですが、少しまてばやむのではないかと思います。
でもなかなか止まないなあ。