私は香港では香港島のフォートレス・ヒルという地域に住んで
います。そごうなどがあるコーズウェイベイからMTR(地下鉄)
に乗って東のほうに二駅乗った駅が、フォートレス・ヒルで、
この上の写真がそのプラットフォームです。
家も会社も駅のそばなので、MTRを使って通勤するのですが、
スーパーで買い物をした後などは荷物もあるのでタクシーで
家に帰ります。タクシーに乗って、「Fortress Hill, Please」
と運転手に言うと、だいたいがわかりません。「それはどこだ?
そんな場所は香港にはない」みたいなことを言われます。
その都度、何でこんなに有名なところがわからないのかなあと
思うのですが、シティーガーデンホテルというフォートレス・
ヒルにあるホテルだとわかるのですね。
これは発音がどうのとかいう問題ではありません。「Fortress
Hill」とどんなにキレイに発音しても通じないのです。たとえ
あのウィッキーさんのように、下唇をしっかり上の歯でかんで、
「ルック、ルック、ルック、FFFortress Hill」と言っても
通じないと思います。残念ですが。
あまりにも通じないので、うちの会社の唯一のローカル社員の
Juneさんに聞いてみました。彼女はちょっとなまっていますが、
日本語ができます。
「この漢字はどのように発音するのか教えて?」と私は、紙に
書いた『炮台山』の文字を見せました。
「あ~、それはね、パオ・トイ・サンと読みます」と即座に
教えてくれました。何だか変な発音です。音程でいくと、最初
のパオがドレミファのファくらいの音で、何中のトイがミくらい
の音、そして最後のサンが再びファくらいの音です。小さな
女の子が、「やだモーン」という雰囲気に似ています。
これを大の大人が真面目に発音するのはかなり照れます。
「ぱおといさん」と私は恐る恐る真似てみました。
「そうそう、いいじゃん」とJuneさん。彼女の日本語はかなり
馴れ馴れしすぎる場合があります。
「もう一回言ってみい?」
なんだかかなりくだけた日本語です。これは上司に使うような
言葉ではないのですが、これはなかなか説明ができません。
まあ彼女のおかげで、何とか「パオトイサン」をマスターしま
したけど。
しばらくしてタクシーに乗る機会がありました。
「パオトイサン」とやや投げやりに言ってみました。
運転手は即座に「パオトイサン」と復唱します。
見事に通じるではありませんか。すごく嬉しくなりました。
それから何度か「パオトイサン」で問題なく通じています。
広東語は喋れないけれど、タクシーの運転手とはこれで
コミュニケーションが成立したので嬉しいです。
香港は、ワンチャイとか、チムシャーツイのような現地語系
の地名と、フォートレスヒルとか、アドミラルティのように
英語の表記と現地語の表記が全然違う地名があり、こういう
のはややこしいです。
まあ自分的に言えば、とりあえず「パオトイサン」がわかっ
ただけでもよしとしましょう。
います。そごうなどがあるコーズウェイベイからMTR(地下鉄)
に乗って東のほうに二駅乗った駅が、フォートレス・ヒルで、
この上の写真がそのプラットフォームです。
家も会社も駅のそばなので、MTRを使って通勤するのですが、
スーパーで買い物をした後などは荷物もあるのでタクシーで
家に帰ります。タクシーに乗って、「Fortress Hill, Please」
と運転手に言うと、だいたいがわかりません。「それはどこだ?
そんな場所は香港にはない」みたいなことを言われます。
その都度、何でこんなに有名なところがわからないのかなあと
思うのですが、シティーガーデンホテルというフォートレス・
ヒルにあるホテルだとわかるのですね。
これは発音がどうのとかいう問題ではありません。「Fortress
Hill」とどんなにキレイに発音しても通じないのです。たとえ
あのウィッキーさんのように、下唇をしっかり上の歯でかんで、
「ルック、ルック、ルック、FFFortress Hill」と言っても
通じないと思います。残念ですが。
あまりにも通じないので、うちの会社の唯一のローカル社員の
Juneさんに聞いてみました。彼女はちょっとなまっていますが、
日本語ができます。
「この漢字はどのように発音するのか教えて?」と私は、紙に
書いた『炮台山』の文字を見せました。
「あ~、それはね、パオ・トイ・サンと読みます」と即座に
教えてくれました。何だか変な発音です。音程でいくと、最初
のパオがドレミファのファくらいの音で、何中のトイがミくらい
の音、そして最後のサンが再びファくらいの音です。小さな
女の子が、「やだモーン」という雰囲気に似ています。
これを大の大人が真面目に発音するのはかなり照れます。
「ぱおといさん」と私は恐る恐る真似てみました。
「そうそう、いいじゃん」とJuneさん。彼女の日本語はかなり
馴れ馴れしすぎる場合があります。
「もう一回言ってみい?」
なんだかかなりくだけた日本語です。これは上司に使うような
言葉ではないのですが、これはなかなか説明ができません。
まあ彼女のおかげで、何とか「パオトイサン」をマスターしま
したけど。
しばらくしてタクシーに乗る機会がありました。
「パオトイサン」とやや投げやりに言ってみました。
運転手は即座に「パオトイサン」と復唱します。
見事に通じるではありませんか。すごく嬉しくなりました。
それから何度か「パオトイサン」で問題なく通じています。
広東語は喋れないけれど、タクシーの運転手とはこれで
コミュニケーションが成立したので嬉しいです。
香港は、ワンチャイとか、チムシャーツイのような現地語系
の地名と、フォートレスヒルとか、アドミラルティのように
英語の表記と現地語の表記が全然違う地名があり、こういう
のはややこしいです。
まあ自分的に言えば、とりあえず「パオトイサン」がわかっ
ただけでもよしとしましょう。