南の国の会社社長の「遅ればせながら青春」

50を過ぎてからの青春時代があってもいい。香港から東京に移った南の国の会社社長が引き続き体験する青春の日々。

負けるな!晋ちゃんまんじゅう

2007-08-24 01:45:15 | 日本
このまんじゅうの写真は、この間実家にお盆のお墓参りで帰省
したときに、一番下の弟が東京土産で持ってきたものです。彼
は国会の参議院に勤めているので、こういうものが簡単に入手
できるのです。と思っていたら、この商品、かなり話題になっ
ているみたいですね。面白いので思わず写真を撮ってしまいま
した。

いちおう私も広告代理店の人間なので、このパッケージデザイン
を解説したいと思いますが、安倍晋三首相はスーパーマンの姿
をなさっております。その右下に同じくスーパーマンの格好で
飛んでいるのは誰かとおもったら、「アッキー」こと彼の奥様
です。ここで夫婦の仲のよさが表現されております。

「晋ちゃんの底力だよ~!」や「再チャレンジ!」というコピー
といい、吹き出しの「改革を止めるな!」という台詞といい、
涙なくしては読めない語句ばかりです。国会議事堂の下のほう
に書いてある「よもぎまんじゅう(ほうれん草パワー入り)」
というコピーは泣けてしまいます。

ほうれん草と言えば「ポパイ」。子供の頃は、親に、ポパイ
みたいに強くなれるからほうれん草を食べるようにとよく言わ
れたのを思い出して、懐かしくなってしまいました。ポパイと
スーパーマン、どちらも懐かしいキャラクターです。安倍さん
も私もほぼ同世代なので、ポパイとスーパーマンはすんなりと
納得できてしまいます。でもこれは食材としては、よもぎだけ
でもよかったのでしょうが、おそらくポパイのイメージを出す
ために無理矢理ほうれんそうを入れたんだろうなあと推測する
と、その苦労にまた涙してしまいます。

小泉さんだったら、こういうスーパーマンの格好をするのも
似合っていたのでしょうが、安倍さんがこういう格好をする
のは多少の無理があります。本当はこんな格好したくなかった
のに周りの圧力でこういう格好をせざるをえなくなったという
ような悲壮感が漂っています。ちょっと可哀想になってしまい
ます。そこが狙いなのでしょうか?

昨日、シンガポールのテレビで「美しい国ニッポンに皆さん
来てください」と英語で語りかける安倍首相のコマーシャルを
見て、このまんじゅうのことを思い出しました。私はこれを
是非、成田や関空の免税店で売ってほしいと思いました。今、
インドやらクアラフンプールとかを訪問している安倍首相です
が、このまんじゅうを土産として持って行ったらよかったのに
と老婆心ながら(?)思ってしまいました。

しかし、この数日で、ニューデリーからコルカタ、そして
クアラルンプールと飛び回る安倍首相はスーパーマン以外の
何ものでもありません。私だったら耐えられませんし、My
Wifeに、そんな無理なスケジュールを組んではダメ
と怒られてしまいそうです。晋ちゃんもアッキーもこの漫画
のように本当のスーパーマン夫婦なのかもしれません。

先月、私はシンガポールの病院で大腸の内視鏡検査を受けた
(結果は全く問題なかった)のですが、病院の待ち合い
室にあった雑誌に安倍首相のことが出ていました。腸が
弱いので、みんながカレーを食べているのに一人だけハヤシ
ライスにしたという記事がでていました。大変だなあと
思ったのですが、今回のインド旅行。インドといえばカレー。
インドにはハヤシライスはありません。ひょっとして特別に
レトルトのハヤシライスを持っていったかもしれませんが、
腸の弱い安倍首相にとってインドは辛かったかもしれません。

うちの会社の人間もインドに出張するたびにお腹を壊して
しまうのが大半です。今度、まんじゅうではなくて、
『晋ちゃんハヤシライス』というのを是非発売してほしい
です。みんなハヤシをたべて頑張ろう!失礼しました。