南の国の会社社長の「遅ればせながら青春」

50を過ぎてからの青春時代があってもいい。香港から東京に移った南の国の会社社長が引き続き体験する青春の日々。

人生いろいろ

2006-09-24 21:59:19 | Weblog
昨日、シンガポールの紀伊国屋書店に行ったら野村順一さんの
『色の秘密』(文春文庫PLUS)という本を見つけ、買って
しまいました。大学生のとき、英文学科だったのですが、
「色彩論」に関するレポートを書いたことがありました。本屋
でよく「この本を自分が買わなかったら誰が買うだろうか」と
いう妙な使命感を感じることが多く、このときもそれを感じた
ので買ってしまったのであります。

この野村順一さんという人は、1927年生まれの商学博士で、色
に関する著書が何冊もあります。2004年に亡くなったのですが、
この『色の秘密』が単行本として世に出たのが1994年。文庫本
になったのが2005年7月10日。私が買ったのは2005年11月
25日の第五刷なので、これはかなり売れたのではないかと思わ
れます。

私の好きな色は黄色です。中学の頃に自分の好きな色は黄色
であると自覚しました。どういうきっかけだったのかは忘れま
したが、それ以来、自分の好きな色はずっと黄色です。黄色と
言っても若干オレンジがかったのが好きです。あと黄緑色も好
きです。衣類とかで黄色や黄緑色を身につけることは少ないで
すが、現在のシンガポールのオフィスの壁の色は、黄色と黄緑
色のツートンカラーです。

この本の中に次のような一節があります。「生後二ヶ月ないし
三ヶ月で色彩識別の能力が芽生える。乳児は黄色が一番好きで、
つづいて白、ピンク、赤、橙という順序で好む」と書いてあり
ます。ということは、私は乳児レベル?
何だか乳児から成長が止まってしまっている感じだなあ。

それはまあいいとして、黄色を好む人の基本性格というページ
に、次のようなことが書いてありました。
「精神的に冒険好きで、つねに目新しさを求め自己実現
したがっている。表情に富んでキラキラしているので、
多くの人々に暖かさを与える。優れたビジネス頭脳が
あり、企業経営を成功させる。強烈なユーモア・センス
もある」

う~ん、あたっているとも言えるし、違うとも言える。まあ企業
経営に関しては成功してほしいですけど。

ところで、私の妻の下町娘の好きな色はピンク。という
ことでピンクの基本性格を見てみましょう。
「十分な教育を受け、裕福に生活している。彼らの本音は赤が
好きでたまらないのに、慎重を期するたてまえから赤を
選ぶ勇気がない。ピンクを好む人は、愛情、感情にかけ
ては細やかで、よく気配りをし、それが長所となっている。
感情で友人を排除することはなく、大きな心で受け止めて
くれる。しかし当人は傷つきやすいタイプである。他人に
対しては責任をとる。教育者や保護者的な立場に立つのに
ふさわしく、人を元気づけてくれる。反面、ピンクを好む
人びとは、人から守られたり特別の待遇をしてもらいたが
る。積極的に愛情を求め、[愛されていて何の心配もない]
という実感を非常に好む」

う~む、たしかにそれは言えてる。そうなんだよね。

さて、上の写真のページもちょっと面白い。「男性が自分の好む
色で分かる理想の女性像」と「女性が自分の好む色で分かる
理想の女性像」の一覧が出ています。さっそく男性の黄色を見て
みましょう。
黄色→社交的で、話好きな女性
むむ、たしかに。下町娘もどちらかというと
そのようなタイプでありますが。

ついでに、主な色はこんな感じです。
赤→活発で感じやすい女性
ピンク→母親のようなタイプ、または令嬢タイプ
緑→健康を気遣い、心身を癒してくれるタイプ
青緑→精神的に奮い立たせてくれるパートナー
明るい青→芸術家ないし創作活動のパートナー
濃い青→女性経営者
藤→直感力があり、つねに精神的なパートナーになれる人
紫→感性が豊で、高貴な女性
茶→堅実で、支援し、助けになるパートナー
黒→自力本願が過剰で、パートナーはいらない
白→独立したさびしい女性
灰色→おとなしく服従し、あっさりした女性
銀→ロマンチックで信頼に値する友人
金→自分で目的を達成し、成功した女性
という感じです。黒が好とか言ったら、「パートナーはいら
ない」ということになってこれはこれで問題。

さて、女性のほうはどんな感じでしょう。まずはピンクを見て
みましょう。
ピンク→父親タイプ、または子供じみた恋人
う~ん、下町娘はそういうのが好みか。でも父親
タイプと子供じみた恋人って両極端すぎない?
ついでに、女性の他の色を見てみましょう。
赤→現実的で、地に足のついた男性
橙→動機付ける人、仕事のパートナー
ピーチ→いつも親切に気遣ってくれる優しい男性
黄色→仲のよい友達、信頼のおける相談相手
緑→医療のパートナー、人道主義的な男性
青緑→独立して精神的に激励する男性
明るい青→芸術家、創作活動のパートナー
濃い青→仕事、経営のパートナー
藤→あなたの感性に敏感なタイプの男性
紫→牧師など精神的パートナー
茶→堅実で、あなたを支援し、守ってくれる男性
黒→自力本願だからパートナーはいらない
白→一匹狼だからパートナーはいらない
灰色→あなたを支援し、おとなしく服従する男性
銀色→騎士のような男性
金→銀行家など、裕福な男性
う~ん、白とか黒が好きな女性は孤独癖があるのかなあ。
銀色の「騎士のような男性」って今時いるんかいね。金色の
「銀行家」ってちょっと短絡的すぎない?まあ金色が好きな
女性はゴージャスな女性だから、お金に縁のある男でないと
無理かもしれないですけどね。

さて、自分の適職は何でしょうか?黄色好きの男性の適職は、
営業マン、喜劇俳優、漫才師、
カウンセラー、コンサルタント

そうそう、去年、カナダのモントリオールでプレゼンテーション
をした時に、欧米人の人たちから、私には天性のコメディアンの
センスがあると言われたことがありました。コンサルタントとか
やってみたいですよね~。

ピンク好きの女性はどんな感じでしょう。
教育者、華道、茶道の家元、
舞踏家、琴、三味線の師匠、ファッション
デザイナー、作家

なんかすごい人ばっかりじゃん。これはちょっとレベルが高すぎ。
でもコメントのところに「未知数の魅力で、本能的に男性を男に
する」と意味深のことが書いてあるではありませんか。これって
すごくないですか?下町娘さんよろしくお願いします。

ところで、本日の大河ドラマの『功名が辻』、お拾くん可哀想
でしたね。「ご下命とあらば従いまする。されど、そうでなけ
ればいやでございまする」と泣きそうな拾。
「父の命である」一豊がきっぱりと言う。
「かしこまりました」お拾くん、よく言った。大人だねえ。
お拾くんは青っぽい着物を着ていました。ちなみに青が好きな
人の性格は「深謀遠慮を身につけ、果敢な行動力を発揮する。
強い性的衝動を持つが、理性的に制御する」ということでまあ
ぴったりですね。お拾くん、がんばって生きてね。

ところで、ドラマのずっと前の回の話ですが、織田信長軍の
旗指物が私の好きな黄色だったのがちょっと気になっていまし
た。これは史実?それとも演出の人の好み?下町娘も、以前、
「織田信長って黄色が好きなの?」という疑問を
持っておりました。どなたかご存じの方は教えてください。