南の国の会社社長の「遅ればせながら青春」

50を過ぎてからの青春時代があってもいい。香港から東京に移った南の国の会社社長が引き続き体験する青春の日々。

水の都(?)マニラ

2006-09-09 02:30:23 | アジア
昨日の木曜日からマニラに来ております。上の写真は、金曜日の
夕方の景色です。夕方から降り出した土砂降りのせいで、この一
帯は洪水状態になっています。場所はよくわかりませんが、マニ
ラの中心地の、ファーストフード店が集まっているあたりです。

マックが水没しています。と言っても店内は、ちょっと高くなっ
ているので、中にまでは水が入っていませんが、まわりは水浸し
です。マックだけではなくて、隣のKFCも、その他の店も水の中で
す。これはちょっと尋常じゃないですが、雨期のマニラではこう
いう光景は日常茶飯事のようです。まあ大変な国だ。

カメラマンの車で、土砂降りの中を私が泊まっているドゥシット
ニッコーホテルまで送ってもらうところなのですが、この洪水で
車が立ち往生してしまいました。我々が乗っている車は、4WDの
9人くらい乗れるバンで、車高が若干高いのでよいのですが、
普通の乗用車は、床くらいまで水が来ていて、車内に水が入って
きたら大変だろうなと思いました。車高の低いポルシェとフェラー
リかだったらこういうときは悲惨だと思います。

歩いている人は膝くらいまで水に浸かってしまいます。マックに
来ていた人も、駐車場の車までいくのが大変なので、出るに出ら
れないという人たちが沢山いるようでした。

先のほうでは、水没した車がエンストを起こして道の真ん中で
止まっていたりして、車がなかなか動きません。またその先の
交差点付近は、右折左折が大混乱状態なので、つまっていて
全く身動きがとれないです。

こんなときでも、マックのデリバリーの人たちは黄色いカッパ
を着て、がんばって宅配をしているようでした。バイクもかなり
水に浸かっているので、徒歩で届けている人もいました。いくら
なんでもこりゃ大変です。

秀吉が高松城を水攻めにしましたが、これはマックの水攻めです。
孤立したマックから帰るに帰れない人々。幸いにしてここは24
時間営業なので、いくらでも居ることができます。また食べ物は
十分にあるので、餓死する危険もありません。

こういう水害状況のときに歩くのは、長靴だと長靴の丈以上の水深
となった際に余計なことになるし、靴を脱いで裸足だと危険だし、
靴を履いたままだと、靴はいっぺんでダメになるし、こういう時は
サンダルか、クロックスの靴とかが威力を発揮するんだろうなと
思いました。

自分はダイビング用のシューズを持っていますが、それもいいです
ね。防水の靴は、膝くらいまで水が来る状態ではほとん意味がなく
なってしまいます。このような状況では、水と同化して生きるしか
ないのですね。(でも自分は同化したくないですけど)。

さて、明日はシンガポールに戻り、日曜には無錫に入ります。中国
の無錫旅情の無錫です。ではまた。