
我が家のヤマユリ2株が異常な形になっているのに気づいた。これは病気か奇形なのかと心配になったので、ヤマユリの本を開いて調べたところ帯化(石化)であることが判明した。
ヤマユリを管理していくうえで、参考にしている本がある。「ヤマユリ球根の増殖と花の楽しみ方、自生地復元」編著者 小俣虎雄 一般社団法人農山漁村文化協会発行
茎の上半分が帯のように平たく扁平なり、上部のあらゆる所に花芽をたくさんつけていて一見して異様な姿に見える。
原因ははっきりしないようだが、野生ではあまり見られないらしく畑や庭など人が管理しているところで見られる現象らしい。

なんともいえない迫力の茎頭部だ。花芽が多く付いた事例で100から200もの花を付けたものもあるらしい。この2株はいくつの花が開花するか楽しみになる。

帯化し扁平頭部の幅は4センチを超える状態だ。

帯化したヤマユリは、当然のこと沢山の花を咲かすためにエネルギーを使うだろう。よって球根がものすごく消耗するため消滅することがあるらしい。
来期が心配になるがしょうがない事だ。頭を切ってしまおうと思ったが、帯化した姿も一度は見てみたいものだ。