いやぁ、こんな気持ちになるなんて。
帰宅して、寝静まった家の階段を登りつつ。
階段を一足上るごとに、妙な感情が高まってきて。
部屋の扉を開けて、明かりをつけようとスイッチに手を伸ばすその瞬間。
暗い部屋の、静かな暗闇。
一瞬だけ、声を上げて泣こうとか思ってしまった。
スイッチに伸びた手は無意識に明かりをともした。
一体なんなんだろう。
我に返り、ご飯を食べようとした。
電話が鳴り、柔らかい波長がぼくを包む。
さっきまでの感情は既に忘れ去られ、ただの暖かい時間。
いまこうして記録をつけようとして、消えてしまったそのときの気持ちを探している。
うまく見つけることはできなそうだけれど。
押し殺してきた、見て見ぬ振りをしてきた、たくさんの気持ち。
もしかしたらそれが出口を求めているのかも。
それは誰にもぶつけることができない。
己が無力。
己が惰性。
怒りとも悲しみともつかぬ、ごちゃ混ぜの感情。
建前と本音の乖離を促すのは自分。
それを好むのも、嫌うのも。
あー、もー!
目覚めろよ、自分。いい加減。
帰宅して、寝静まった家の階段を登りつつ。
階段を一足上るごとに、妙な感情が高まってきて。
部屋の扉を開けて、明かりをつけようとスイッチに手を伸ばすその瞬間。
暗い部屋の、静かな暗闇。
一瞬だけ、声を上げて泣こうとか思ってしまった。
スイッチに伸びた手は無意識に明かりをともした。
一体なんなんだろう。
我に返り、ご飯を食べようとした。
電話が鳴り、柔らかい波長がぼくを包む。
さっきまでの感情は既に忘れ去られ、ただの暖かい時間。
いまこうして記録をつけようとして、消えてしまったそのときの気持ちを探している。
うまく見つけることはできなそうだけれど。
押し殺してきた、見て見ぬ振りをしてきた、たくさんの気持ち。
もしかしたらそれが出口を求めているのかも。
それは誰にもぶつけることができない。
己が無力。
己が惰性。
怒りとも悲しみともつかぬ、ごちゃ混ぜの感情。
建前と本音の乖離を促すのは自分。
それを好むのも、嫌うのも。
あー、もー!
目覚めろよ、自分。いい加減。