FEEL ambivalence

毎日、いろんなことを思います。
両極端な感じで。

両面価値。
同一対象に対する愛憎共存。

You and The Night and The Music.

2014-09-11 22:40:43 | ろぐ
いつもと同じ朝。
もしかしたら、いつもよりも疲れていた朝。

目覚めてぬるいシャワーを浴びて、家を出た。
今にも痛みそうな頭を、大切に、でもすこし厄介に思いながら抱え込んで一日を過ごす。

自分の手が書いた日付を改めて眺め、ああ、と心のなかでため息をつく。
またぼくはあれから1年を過ごしたのだ。

何かが大きく変わるでもない。
ただの平凡な毎日。
それでもうっすら積もる埃のように、ぼくは歳を重ねる。

あなたの背中は相変わらず。
自信に満ちて、でも、人懐こそうに。
今年はあなたの好きなお酒を飲めそうにないから、とても残念。

帰りしな、激しい雨の中、ふと浮かぶ光景。
いつまでも覚えていようと改めて思う。


こんな夜はどこに行ったらいいのかな。
そんなことを思いながら、向かった夜の喫茶店。

好きな文庫本を抱えて、暖かいカフェオレを飲む。
ジャズアレンジのマイケル・ジャクソン。

気付けば本に夢中になっていて、我に返った時に流れていた音楽は
ノルウェイの森だった。


自分に足りないものが多すぎて、
少しだけイヤになった夜。
でも、気づかせてくれたのはあなたの背中だったのかもしれない。
そんなふうに思えた夜。


今宵はお付き合いできませんが、
元気になったら杯を献じます。


また、お会いできる時まで、しばしのお別れ。

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