FEEL ambivalence

毎日、いろんなことを思います。
両極端な感じで。

両面価値。
同一対象に対する愛憎共存。

あの日の僕らの場所。

2006-07-02 20:57:17 | ろぐ
高校の文化祭に出かけてみた。
もう、卒業してから10年が経つ。
毎日自転車で通った、懐かしい坂を越えて。

玄関の坂を上ると、不思議な気持ち。
懐かしいような、ついこの間まで来ていたような。
やけに狭く感じる玄関や廊下。
小さく感じる教室や黒板。
体育館に続く道や格技場に続く汗臭い通路。

化学実験室
ぼくらが毎日通っていた部屋。
少しかび臭くて、薬品のにおいがするような。
高校のときの文化祭はいつも部の展示で大忙しだった。
お客様が見えたら展示を説明して、演示実験をして。

いろいろ思い出してしまった。
あの頃は本当にわけも分からず毎日一生懸命だった。

ぼくよりも10歳下の生徒達は目を輝かせて飛び回っていた。

あれから10年。
懐かしい場所はいつまでも変わらずに。
普段はすっかり忘れているけれど、ぼくの中で大きな部分を占めている。
遊びに行く機会はもうないのかもしれないけれど。
やっぱり大事な場所だったんだという、再確認。

場所に宿る魂というものも、存在しえるのかもしれない。