目黒重夫昨日・今日・明日

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水俣曼荼羅

2021-12-22 16:36:27 | 芝居・映画
長大なドキュメント
上映時間372分と聞いて覚悟して出かけた。原一男監督の「水俣曼荼羅」。上映館は1回ぐらいしか行ったことがない、渋谷のイメージフォーラムだった。

渋谷は再開発が進み高層ビルが林立。すっかりまちの様子が変わり、おまわりさんの案内でやっと着くありさまだった。100人足らずの小シアター、8割ぐらいの入り。

水俣といえば水銀汚染と長い裁判闘争で知られているが、それも過去のことと思っていた。しかし裁判は継続していた。映画は約20年間の国・県と住民の闘いの記録である。

途中2回20分の休憩があり、その都度近くのコンビニでコーヒーと軽い食事。ずっしりと重いテーマに最後まで集中することができた。

当時環境大臣だった小池ゆり子と住民側の話し合い、何を言われても能面のような顔がアップになる。汚染されたヘドロと魚は埋め立てられ、今は公園になっている。天皇が訪れその公園から稚魚を放流する。

患者と家族、弁護士や医師、支援者たちをカメラは丁寧に追う。最後に原監督がスピーチ「水俣は終わっていない、一人でも多くの人に観てもらいたい」。
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