South Is. Alps
South Is. Alps
Coromandel
Coromandel, NZ
Square Kauri
Square Kauri, NZ
Lake Griffin
Lake Griffin


「パワーハウス博物館」「州立美術館」

空いている時間を使って、博物館・美術館をふたつみてきた。

午前中にいったのは「パワーハウス博物館」で、元々発電所だった建物を博物館にしたもので、デザインに特化した内容となっていて、なかなか面白いコンセプトの博物館である。デザインといっても、インダストリアル・デザインからコスチュームや日用品のそれまで含んでいる。別に何を目当てに言った訳ではないが、たまたま出くわしたのが「ダイアナ」展であった。でも、これは、実家のスペンサー家の商業主義といっては申し訳ないのかもしれないが、ダイアナご本人にとってみていいのか悪いのか。まあ、残念ながら、たいした展示ではなかった。イギリス王室を批判する事にもなりかねないので、ダイアナの悲劇的な最後は全く触れられていない。むしろ、どのように育ったか、そして、皇太子妃になって公式の場にどのようなコスチュームで現れたかという構成になっている。いってみれば、この博物館にふさわしい内容とも言えるのだが。

パワーハウス博物館:http://www.powerhousemuseum.com/

午後早くのミーティングが1時から13時半近くにまでなったのだが、ほかに時間が取れないので、「州立博物館」にいく事にした。本当は、この夜は、水曜日の夜の特別プログラムだったのだが、あいにく、今夜に友人宅の招待がはいってしまっていけなかった訳ではあるが。ともあれ、今日見たのはポートレート写真家のMichael Rileyによる「Sights Unseen」と当館収蔵のアボリジニ芸術コレクションの「Being Black」。

Michael Rileyのそれは、白黒写真で人物を中心に(そうでないものもあるが)アボリジニの家族のポートレートをとったもので、見るもののイメージを帰って様々な意味に投影させる事が出来るような気がする。ポートレートに映る姿も、淡々としたスナップで、特別なものは何もない。そうした中に、何かを読み取ろうとするギャラリーに問題を投げかけているというべきであろうか。
アボリジニ絵画のそれは、現代作家を集めていて、いずれも、非常に力強い。一番奥の部屋なので、果たして、どれだけの人が見て、どのような印象を持つだろうか。たまたま、沖縄の高校生が修学旅行で訪問していて、観覧は彼らの自由行動にまかされたようだが、どのような印象を持ったのか、知りたいと思った。

州立美術館:http://www.artgallery.nsw.gov.au/

グランドフロアでは、地元の高校生による作品が集められていて、今年は25周年とやらで、ここには地元の高校生も見に来ていて、当館で一番にぎわっていたのはこのコーナーだった。でも、それだけに集まっていて、よかったのかどうか、とつい、思ってしまうのは、ひがみか?

2008-03-05 20:04:28 | 博物館/美術館など | コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )


« 『旗本夫人が... シドニーの友... »


 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。