Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

天気に恵まれた

2022年05月03日 22時46分08秒 | 日記風&ささやかな思索・批評

 充実した集会であった。右膝の故障が悪化しないよう集会終了後のデモには参加せずに、大井町駅で友人2人とコーヒータイム。退職者会のデモ参加者と大井町駅で合流。近くの居酒屋で楽しく吞んだ。さらに二次会に繰り出して、先ほどようやく帰宅。コロナ禍ということで3年ぶりの開催となり、以前を振返りながら実に楽しい時間を過ごした。
 集会後の一次会では生ビール1杯に日本酒2合、二次会では酎ハイ3杯。これは少々飲みすぎであった。いつものことながら飲み終わってから後悔と反省をしながら、バスにて帰宅。帰宅してみると本日は1万歩も歩いていた。

 明日は休養日ということにしたい。横浜駅までは出かけるが、静かに過ごしたい。
 


昼から有明防災公園

2022年05月03日 09時55分10秒 | 日記風&ささやかな思索・批評

 本日は都内の有明防災公園での憲法集会に昼前から参加予定。当初右膝の痛みと杖を突いての歩行を理由に参加しない旨伝えていた。
 しかし21日の退職者会総会で痛めた膝も前日までの痛み程度に回復してきたので、集会には参加することにした。集会後のデモは遠慮する。意外と不規則に歩くデモは痛めた膝には良くない。
 一応カメラと折りたたみ椅子、そして杖を持参しての集会参加である。ひょっとしたらデモ解散地点に交通機関を使って先回りをして、喫茶店ででも終了まで待つことも考えている。打ち上げに参加するためである。それは膝の状況次第で判断したい。


「図書5月号」 その1

2022年05月03日 07時53分55秒 | 読書

 昨晩読んだのは「図書5月号」から次の5編。

・【表紙】アン・ブーリン        杉本博司

・経済をめぐる本来の経験        大澤真幸
「政治の中心は経済政策である。経済学は、社会科学の中でも最も洗練された分野だ。‥だが、経済に関しては、ごく現実的な目標を達成する方法も思いつかない。‥私たちは、貨幣や経済システムを私たちの意図に従う道具として思い描く。が、マルクスは、商品と貨幣のふるまいは、貨幣を神として崇める宗教を営んでいるかのようだと述べる。経済を実際に構成している経験の様態(宗教)と、私たちが経済を通じて経験していると思っていること(道具)との間には乖離がある。‥資本主義経済では物の上に転移され、意識の外に出てしまった経済をめぐる本来の経験の総体とは何だったのか。」
 私には読んでも、書き写しても理解できなかった。私の能力がたりない、ということにしておくしかないのか。

・高齢者の自覚             岸 惠子

・「うた日記」の鴎外           永田和宏
「「うた日記」は鴎外が日露戦争で、陸軍第二軍事医務部長として満州に出征した間に書かれたものである。」
「なぜ鴎外が、日記という形で詩歌集を発表しようとしたのか、そこに描かれている世界、就中、戦争という〈非常の景〉を詩歌として詠うことにどのような意味があったのか。そんな〈内容〉に関わる疑問は、何より大切なものではあるが、ここに許されたスペースでは、到底論じることが出来ないものである。ここでは、〈形式〉という問題に絞ることにしたい。」
「鴎外の眼から見て、伝統詩として残ってぃるわずかな形式だけに汲々としがみついているかに見える「歌に老いたるうまびと」や「歌におごれるわかうど」への挑戦が、この「うた日記」の動機であり、意味だった‥。そんな大胆な試み、挑戦を、日露戦争という非日常のなかで、さらに軍医部長という現場のトップの業務を真摯にこなしつつ、毎日のように淡々と綴っていたことに、森鴎外という存在の大きさを思うのである。」

・プーチン、ウクライナ、日本国憲法   柳 広司
「日本の与野党政治家の中には「これを機に日本は(核)武装を進めるべきだ。‥」と自国民を脅かす呆れた連中がいるようだが、彼らが名指しで仮想敵国とするアジアの国々と互角に戦う軍事力を、GDP比200%の財政赤字を抱えて経済的に破綻し、当面立て直す見込みもないこれからの日本が保有しようというのは、どう考えても非現実的であろう。今回の件で明らかになったのはむしろ「アメリカは他国に戦争に派兵しない」という当たり前の事実だ。「日米安保があるから日本はアメリカに守ってもらえる」という発送の方が(そもそも時前の外交を放棄した何とも気が滅入る発送だが)非現実的ということだ。それよりも、日本国憲法の理念を国際社会に掲げ、「国際紛争の武力による解決はなし」と訴えた方がよほど現実的であり、かつ経済的だろう。日本の政治家には本来の意味での外交を期待したい。」