Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

ベートーヴェン「ピアノソナタ第32番」

2021年04月16日 21時38分44秒 | 芸術作品鑑賞・博物館・講座・音楽会等

 昨日に続いて、ベートーヴェンのビアノソナタ第32番を、楽譜を追いながら聴いている。しかしなかなか私にはなじめない曲である。
 ゼルキンのCDを購入して、聴くのは何回目だろうか。動機や主題の執拗な繰り返しに耳が拒否反応を起こしてしまう。もう少し素直に聴けないのか、と自分にイライラしつつもどこか生理的に受け付けてくれない。
 この曲になじむためにはもう少し時間がかかりそうである。無理をしてもたのしくないので、本日は2回だけにして、あきらめた。

 これより明日の美術の講座の資料を打出してから、ウォーキングに出かける予定。

 


雨は降らないはずが‥

2021年04月16日 20時56分00秒 | 日記風&ささやかな思索・批評

 昨日受診できなかった内科で降圧剤の処方をしてもらった。冬の間、追加していた降圧剤は取りやめて様子を見ることになった。薬の量が減ることはうれしいものがある。この5週間で2回ほど最高血圧が100以下になる日があった。冬になると血圧が全体として上がり、温かくなると下がる、ということが証明されたようなもの。
 眼科は、来週に行くことにした。固定資産税と、雑誌の定期購読代などを振込んだ。

 残念ながら降水確率10%という本日の予報は見事に外れた。
 本日は雲がときどき全天を覆って、ポツリポツリ降ることがあった。陽射しがある時は温かかったものの、太陽が隠れると冷たい風が身に沁みた。最高気温18℃の予報だったが、気温自体は20℃近くになった。
 夕方には、いっとき本降りになった。さいわい私は本降りになる前に家にたどり着いたが、妻は自転車と買い物袋、そして着ているものを冷たい雨に濡らして帰ってきた。
 現在は雨は上がっている。
 夜のウォーキング時には果たして雨は上がっているであろうか。明日は一日雨の予報、しかも風が強くなるらしい。外に出るのは億劫である。
 


「徒然草」137段

2021年04月16日 18時36分28秒 | 読書

 昨日「桜の実」の記事をアップしたら、フェイスブックに「徒然草137段を思い出した」というコメントをもらい、びっくり。私は意識していなかったが、思い出した。

 「花は盛りに、月は隈なきをのみ、見るものかは。雨に対ひて月を恋ひ、垂れこめて春の行衛知らぬも、なほ、あはれに情深し。咲きぬべきほどの梢、散り萎れたる庭などこそ、見所多けれ。歌の詞書にも、「花見にまかれりけるに、早く散り過ぎにければ」とも、「障る事ありてまからで」なども書けるは、「花を見て」と言へるに劣れる事かは。花の散り、月の傾くを慕ふ習ひはさる事なれど、殊にかたくななる人ぞ、「この枝、かの枝散りにけり。今は見所なし」などは言ふめる。万の事も、始め・終りこそをかしけれ。男女の情も、ひとへに逢ひ見るをば言ふものかは。‥」

 徒然草でももっとも有名な段のひとつ。そして長い。私が高校生の頃は、どの古文の教科書でも取り上げていたと思う。私も古文の授業で暗記させられた記憶がある。
  懐かしくて、本日はこの段を読み通してみた。高校を卒業してから、新潮社の日本古典集成を購入して、通読したのは2回ほど。それなりによく覚えているもので、なめらかに読めた。しかし意味が分からなくなっている箇所もあった。書き込みを見ると、最後に通読したのは29年前だからやむを得ない。
 夕方の時間、この段を愉しんだ。

 コメントをもらった方も、よく覚えていたものだ。教えてくれたことに感謝。