Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

台風16号は温帯低気圧に‥

2016年09月20日 22時47分07秒 | 天気と自然災害
   

 神奈川県内はほぼ時間雨量10ミリ以下となっている。横浜市域の洪水警報と雷注意報は解除となり、大雨(土砂災害)警報、強風・波浪注意報へと変わった。雨の区域は停滞している。
 台風は温帯低気圧にかわった上に、急に南下。これは予想円からは突然におおきく外れてしまった。温帯低気圧に変わってもこれからどう動くか、気になるところである。

 また横浜市内の避難準備情報は解除とはなっていない。


平成28年 台風第16号に関する情報 第117号
                     平成28年9月20日22時28分 気象庁予報部発表
 西日本と東日本には、これまでの大雨で土砂災害の危険性がかなり高くなっている地域や、増水している河川があります。土砂災害に厳重に警戒し、河川の増水やはん濫、高波に警戒が必要です。
[台風の現況と予想]
 台風第16号は、20日21時に東海道沖で温帯低気圧に変わりました。
[防災事項]
<大雨>
 台風から変わった低気圧が東に進むにつれて、西から雨はやむ見込みですが、西日本と東日本には、これまでの大雨で土砂災害の危険性がかなり高くなっている地域や、増水している河川があります。21日明け方にかけて土砂災害に厳重に警戒し、21日未明にかけて河川の増水やはん濫に警戒してください。
<強風・高波>
 東日本の太平洋側の海は、うねりを伴った大しけとなっており、21日明け方にかけて大しけが続くでしょう。21日にかけて予想される波の高さは、東海地方・伊豆諸島6メートルです。うねりを伴った高波に警戒してください。 
[補足事項]
 「台風第16号に関する情報(総合情報)」は本号限りとしますが、引き続き、地元気象台の発表する警報、注意報、気象情報に留意してください。

「鈴木其一展」感想3

2016年09月20日 20時19分33秒 | 芸術作品鑑賞・博物館・講座・音楽会等


 この「日出五猿図」(野崎家塩業歴史館蔵)を見た時はびっくりした。縁起物の作品である。初日の出と御縁にかけた五猿という図で、現代ならばさしづめ年賀状の図案として重宝されるであろう。私などはあまりそれこそ縁のない図である。
 しかし私がびっくりしたのは猿の描く円がほとんど真円に近くないか、ということと、太陽の円とこの猿の描く円に相似の枝ぶりである。コンパスで描いた円を下敷きにしているように思えた。
 凝りに凝った配置である。ひょっとしたら5頭の猿も72度で分割されているのかとも思ったが、それは上部に猿が2頭くっついているのでそうではないことが理解できた。
 ここまで細部と配置にこだわるということに私は惹かれる。細部にこだわり、構成にこだわるというのは、細密画の純化のようで、表現意識の喪失につながってしまう恐れがあるが、其一の作品は細密画で終わらない表現意識を感じる。
 それは若冲などとも通底するこだわりのように思える。太陽以外は水墨画の技法なのだろうが、枝先にも深い緑色を自然と感ずる。



 次の「花菖蒲に蛾図」(メトロポリタン美術館蔵)にも惹かれた。鮮明な色彩の作品が目立つ中、くすんだ色彩におやっと思った。そしてまず目につくのが開いた葉の間から二段に配した勝負の花。これも細かい精緻な描写によるリアリティーが目につくと同時に、細かな描写を避けたくすんだ緑色のグラデーションと濃淡による葉の表現の対比が、奥行きを醸し出していることに気がついた。細かく目を凝らすとくすんだ緑の葉にも色の濃い部分には黄色の葉脈も描いている。
 葉と花のこのような描き分けが面白い。その次に私の家の団地でもときどき見かける「オオミズアオ」といわれる大型の蛾。この蛾は大柄だけあって、夜遅く帰宅した時に玄関の付近に止まっているとドキッとする。しかしよく観察するととても美しい羽根と姿態を持っている。なかなか愛すべき蛾である。中国では蛾は美しさの象徴でもあるようだが、日本では概して不当にも嫌われ役である。この蛾の描写は実に的確である。特徴のある触覚や薄緑色の羽根の特徴を描写している。
 解説により気がついたが、夜行性の蛾と昼間咲いているらしい花菖蒲の取り合わせは、人工的な取り合わせである。あるいは満月に近い夜の様かと思ったりしたが、月の光だけではここまで蛾の色を鮮明に夜は見ることは出来ない。この奇妙な取り合わせが其一らしいのかもしれない。幻想の美、白昼の夢の世界の演出かもしれない。現実の世界にあるものを使って幻想の世界を描くという、ひょっとしたら現代に通じる技法と美意識なども連想してしまう。

 図録を眺めていると後期展示の作品も見たくなる。また前・後期の作品を並べてみるのも面白い作品(藤花図など)もある。風神雷神図襖、夏秋渓流図屏風などの大作、追々取り上げたい。
 これだけまとめて其一の作品を眺めることのできるいい機会であった。

横浜市内にも避難準備情報

2016年09月20日 18時15分39秒 | 天気と自然災害


 17時に、横浜市内18区の内12区の一部に避難準備情報が発令された。
 16時過ぎから雨が一段と強くなっている。現在時間雨量最大80ミリの雨の区域が押し寄せている。南南西から北北東に雨の区域は流れている。さらに強い雨が続くようだ。
 現在は大雨(土砂災害)警報、洪水・強風・雷・波浪注意報となった。朝に比べると洪水注意報が加わっている。

【追記】19時19分に洪水注意報は洪水警報に変わった。

★平成28年9月20日17時00分、横浜市内の一部に土砂災害に関する避難準備情報を発令しています。お年寄りや体の不自由な方、小さいお子様をお連れの方などは、避難を開始してください。 対象区域は次の通りです。(googleマップで表示)
【→http://www.city.yokohama.lg.jp/somu/org/kikikanri/
避難所開設状況
●神奈川区:沢渡三ツ沢地域ケアプラザ
●西  区:一本松小学校
●中  区:上台集会所、横浜市麦田清風荘、みなと総合高等学校、大鳥小学校、山元小学校
●南  区:睦コミュニティハウス、六ツ川一丁目コミュニティハウス、永田地区センター、清水ケ丘地域ケアプラザ
●港 南 区:港南地区センター
●保土ケ谷区:西谷地区センター、保土ケ谷中学校、保土ケ谷小学校、岩崎小学校
●磯 子 区:さわの里小学校、岡村中学校、岡村小学校、洋光台第四小学校、浜中学校、根岸小学校
●金 沢 区:大道小学校、六浦地区センター、関東学院大学ベンネットホール、西柴中学校、釜利谷東小学校
●緑  区:山下小学校、三保町自治会館、寺山町自治会館
●都 筑 区:都田小学校、勝田小学校
●戸 塚 区:豊田中学校、小雀小学校
●栄  区:かさまゆうわ館、旧庄戸中学校、本郷台小学校、桂公田町会館、旧野七里小学校



モーツアルト「ピアノ協奏曲第24番 K.491」、「同25番 K.503」

2016年09月20日 14時36分33秒 | 芸術作品鑑賞・博物館・講座・音楽会等


 第24番ハ短調K.491は傑作としておおいに演奏され、そして好みの人もたくさんいる。1786年30歳のときの作品。同時期に歌劇「フィガロの結婚」も作られ、この対照的な曲の在り方に多くの批評家が言及している。
 独奏ピアノ、フルート、オーボエ2、クラリネット2、ファゴット2、ホルン2、トランペット2、ティンパニ、弦五部という編成。オーボエとクラリネットがダブっている。構成としては大規模化が図られたといえる。ピアノも当時のピアノよりもより進化した後代のピアノでの演奏の方がよりこの曲にふさわしいということを聞いた。学生時代の先輩が誰かの言葉を鸚鵡返しに私にレクチャーしたのを記憶しているのだと思う。当時は曲そのものを一度位しかラジオで聞いていないと思う。なので実感としては理解していなかったはずだ。すべての曲を作られた当時の古楽器で演奏すべきだ、というのも頷けるものもあるが、当時の楽器の限界を超えた水準の曲という考え方もまた惹かれる言説だと感じたことがある。
 これまでの曲よりはオーケストラもピアノも響きが確かに広がって聴こえる。モーツアルトが、時代を飛び越えた傑作という言説もある。ベートーベン的な曲と云われる。
 だが、私は第1、第3楽章と同様に第2楽章が重々し過ぎると感じる。この第1、第3楽章とのバランスからはもう少し明るく、細い旋律とオーケストレーションがいいと思う。この第2楽章は単体としてピアノと木管楽器の対話を楽しむのがいい。あくまでも私の好き嫌い、好みの問題として。

 第25番も同じ1786年の年末に作られ、2日後には交響曲第38番「プラハ」が完成している。木管はクラリネットはなくなり、昔の編成に戻っている。第24番と同様劇的な要素が強いが、これも好みがありそうだ。

 2曲ともいつもと同じように内田光子のピアノ、ジェフリー・テイト指揮のイギリス室内管弦楽団という組み合わせ。録音は1988年。

   



台風16号の行方 横浜に大雨警報

2016年09月20日 11時42分09秒 | 天気と自然災害


 台風16号が九州・四国・紀伊・東海・関東の太平洋岸を進んでいる。かなりの雨が降っている様子がテレビで放映されている。
 関東南部を過ぎた後の進路は太平洋に抜けるようになっているが、果たしてそのとおりに進んでくれるのであろうか。
 9時15分には横浜市域も大雨警報に切り替わった。今は大雨(土砂災害)警報と強風・雷・波浪注意報が出ている。
 関東地方の明日朝までの予想雨量は最大で150ミリとなっている。関東地方の風の予報は20mとなっている。

 本日はこの状況では終日引きこもりの方がいいかもしれない。
 いつもテレビを見て感じるのだが、最近は「傘をすぼめる」ということをしない。これがどうしても気になる。まず風に煽られて本人が危険である。傘も壊れる。傘が飛ばされれば周囲の人を傷つける。傘は凶器になる。はやりのビニールを突き破った傘の骨は細くて人に突き刺さる。だいたい、強い風に向って傘を広げるには力が必要である。小学生の理科の授業でも習うが、すぼめた方が受ける力は小さい。そういう知識を行動に生かせないのだろうか。繁華街でも多くの大人がすぼめずに歩いている。これでは子どもにそのような知恵が伝わらないわけである。
 「傘が安くなったので壊れても気にならないのではないか」ということではなく、ごく基本的な力を避ける知恵と、危険回避のための基本的な対応力の問題だと思うが‥。特に小さな小学生が風に煽られている放映を見るたびに、学校でも家庭でも最低限の危険回避について教えていないようで、こわい。


【参考】→http://www.jma.go.jp/jp/kishojoho/000_00_662_20160920022505.html
平成28年 台風第16号に関する情報 第103号
平成28年9月20日11時24分 気象庁予報部発表
・強い台風第16号や前線の影響で、20日夜にかけて、西日本と東日本の太平洋側を中心に猛烈な雨が降り大荒れとなる見込みです。低い土地の浸水や土砂災害、河川の増水やはん濫、暴風に厳重に警戒し、高波、高潮に警戒してください。
[台風の現況と予想]
・強い台風第16号は、20日10時には室戸岬の西南西約40キロにあって、1時間におよそ35キロの速さで北東へ進んでいます。中心の気圧は965ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は35メートル、最大瞬間風速は50メートルで、中心から半径110キロ以内では風速25メートル以上の暴風となっています。
・台風は、20日は西日本や東日本の太平洋沿岸を進み、21日9時までには日本の東で温帯低気圧に変わる見込みです。
[防災事項]
<大雨>
・台風に近い西日本では1時間に80ミリを超える猛烈な雨の降っている所があります。また、台風の接近に伴って前線の活動が活発になっているため、前線に近い東日本でも非常に激しい雨の降っている所があります。西日本と東日本の太平洋側を中心に、20日夜にかけて、広い範囲で雷を伴った非常に激しい雨が降り、大雨となるでしょう。局地的には猛烈な雨が降る見込みです。
・21日12時までの24時間に予想される雨量は、いずれも多い所で、近畿・東海地方250ミリ、四国地方・伊豆諸島200ミリ、北陸地方180ミリ、関東甲信地方150ミリ、中国地方100ミリです。
・土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水やはん濫に厳重に警戒してください。また、落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。
<暴風・高波>
・台風に近い四国地方では、海上を中心に猛烈な風が吹き、海はうねりを伴った大しけとなっています。西日本太平洋側では、20日夕方にかけて猛烈な風が吹き、20日夜にかけて非常に強い風が吹くでしょう。海は20日夜にかけてうねりを伴った大しけとなる見込みです。東日本太平洋側では20日昼過ぎから21日明け方にかけて非常に強い風が吹き、海は大しけとなるでしょう。
 21日にかけて予想される最大風速(最大瞬間風速)は、四国地方35メートル(50メートル)、近畿地方30メートル(45メートル)、東海地方25メートル(35メートル)、九州北部・関東・伊豆諸島20メートル(30メートル)。
・21日にかけて予想される波の高さは、四国地方8メートル、近畿地方7メートル、九州北部・東海地方6メートルです。暴風に厳重に警戒し、うねりを伴った高波に警戒してください。
<高潮>
・台風の接近に伴い、西日本では20日昼過ぎにかけて、潮位の高くなるところがあるでしょう。海岸や河口付近の低地では、高潮による浸水や冠水に警戒してください。
[補足事項]
・今後の台風情報や、地元気象台が発表する警報、注意報、気象情報に留意してください。次の「台風第16号に関する情報(総合情報)」は20日17時頃に発表する予定です。