Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

当分雨が続く予報

2016年09月19日 23時41分19秒 | 日記風&ささやかな思索・批評
 雨の音を聞いているうちにすっかり寝てしまった。涼しくなる秋口も、春眠のように眠くなる季節であったろうか。違うとすれば、春眠は命の息吹きを示すが、秋の眠りは衰亡の予兆を秘める。

 さて、横浜では一日中雨模様。先ほどまではかなり強い雨が降っていた。台風16号の影響で、秋雨前線の活動が活発になっているとのこと。明日から21日にかけて台風の影響が強まるとの予報となっている。
 私の予定からすると22日、24日は是非とも晴れて欲しい。また26日~28日も晴れてほしい。秋晴れを期待したい。台風が過ぎ去る22日は晴れるのかと期待したが、週間予報では雨。太陽が顔を出すのは25日(日)と26日(月)となっている。
 明日は休養日兼休肝日の予定。


「それぞれのカ・タ・チ展」(ギャラリー シミズ)

2016年09月19日 20時50分13秒 | 芸術作品鑑賞・博物館・講座・音楽会等


 本日から開催する「それぞれのカ・タ・チ展」を見てきた。
 初日ということで、7人の作家の方がそれぞれに作品や制作過程について語ってくれた。作家の方の制作にかかわる思いや発言を聞くことが出来るのは私などにとっては滅多にないことである。とてもありがたい時間であった。
 いつも個展を催されるときに案内をいただく井上雅之氏も5点出品されていた。見慣れた作品ではあるが、たまたま数年前に見た時の新鮮な感動が蘇ってきた。会場は初めて見た時と同じ「ギャラリー シミズ」である。
 今回7人の作家の内、山本裕子氏、伊藤彰規氏、村秋木綿氏、堤一彦氏の作品にも刺激を受けた。7人の方の言葉から、宇宙、生命体、光などの言葉が印象に残った。作品制作にあたっての契機とな ることばやイメージの源泉を除くことが出来たような気になる。このような場面に招待してくれた井上雅之氏に心から感謝いたしたい。
 9月28日(水)まで。横浜市の伊勢佐木長者町駅1分、「ギャラリー シミズ」にて。




吉野弘「霧」

2016年09月19日 12時22分08秒 | 芸術作品鑑賞・博物館・講座・音楽会等
  霧       吉野弘

閉じ込めた高原がどんな風景だったかを
思い出そうとして
霧は
ときどき自分自身を取りはらってみる

風景を見て、納得して
ふたたび
霧は
自分の領地を閉じ込めにかかる

閉じ込めた領地がどんな風景だったかを
少したって、また思い出そうとして
霧は
自分自身を取りはらってみる

ご苦労な
霧よ!
親密に触りつつ物を抱くことが霧の愛し方なので
距離をとって物を見ることが不得手なのだ



 この詩、私にはチョイと似つかわしくないと思うし、またわたしの趣味からは遠い。このような詩を読んでいると、自分がとても恥ずかしいと感じ、本を閉じてしまいたくなる。何に対して恥ずかしいのか、何が恥ずかしいのか、それは分らないが何となく赤面してしまう。このような世界に引き込まれることがどことなく「恥ずかしい」のだ。近寄ってはいけない、そんな感情も出てくる。しかし山に行くと、ときどきこんな光景には遭遇する。吉野弘の詩、ときどきはこのような世界に少しだけは足を踏み入れるのも悪くないと思い、本棚の片隅に置いてある。


モーツアルト「ピアノ協奏曲第23番 K.488」

2016年09月19日 10時30分25秒 | 芸術作品鑑賞・博物館・講座・音楽会等
   

 昨日と同じCDにおさめられているピアノ協奏曲第23番。実はこのシリーズで最初に購入したのがこの22番と23番だと記憶している。随分何回も聞いたと思う。しかもラジオ放送で最初に聞いたモーツアルトのピアノ協奏曲もこの2曲のうちのどちらかである。モーツアルトのピアノ協奏曲とはこういうものであるという刷り込みが行われたといえる。
 第20番ニ短調と第24番ハ短調のふたつの協奏曲はこのCDの次に購入したと今は記憶している。実際のところはもう忘れた。
 さて、この23番の特徴はトランペットとティンパニーが欠けている。それでいてこのように軽快で華やかな曲になるというのも不思議である。
 そして22番と23番も対の曲と云われる。わたしはどちらかというと22番の方が好みだが、多くの人は華やかな雰囲気が強い23番を好むらしい。私は第2楽章はどちらも好きだが、どちらかというとこの23番の方がより瞑想的な感じがして好ましいと思う。第3楽章の軽快というよりも疾走するような曲想は確かに人気があると思われる。

 本日は、第22番と第23番を繰り返して聴いてみたい。