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Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

与謝蕪村「龍」図

2016年04月23日 23時35分06秒 | 芸術作品鑑賞・博物館・講座・音楽会等


 寝る前に「若冲と蕪村」展の図録を見ている。若冲の作品は、水墨画を中心にこの間随分取り上げた。本日目に留まったのは与謝蕪村の水墨画である「維摩・龍・虎図」(1760)という3幅対の作品の内、「龍」。これまで特に惹かれなかったが、どういうわけか気になる。
 最初はまず「虎」があまり気に入らないので素通りしていたよいだ。「維摩」の表情が隠者然としていてこれも気に入らなかった。このふたつを見て「龍」には眼がいかなかったようだ。
 「虎」「維摩」と違って「龍」は闇の中から宇上でるように描かれている。白黒が反転している。画面の下に出ている足の指がとても大きく龍の体の長大さを暗示している。この足が画面の最下部の真ん中にあるのが、この作品のひとつの特徴というか、効果的な描き方だと思える。長大な龍は多くの画家は全体を描かずに顔を中心に巨大に見せる工夫をしている。画面いっぱいにはみ出さんばかりの顔を描いたり、構図の奇抜さもまた表現の仕方である。
 しかしこの「龍」はどちらかというとそのような奇抜さはなく、どちらかというとおとなしい構図である。しかし闇からぬっと出てくるような出現の仕方で描いていて、じっくり見ると巨大さを充分に表現していると思った。
 龍の顔はどちらかというとおどけているか、あまり強さを感じない。老いが優って老残を晒していそうな雰囲気もある。気力を無理に振り絞っているようにも見える。そんな無理に振り絞った生気を感じる。1760年45歳の歳の作品にしてはあまりに「老い」を感じる作品である。ここら辺について少しこだわって調べて見たくなる。朝鮮絵画の影響が大きいと解説に記されている。しかし蕪村は何をこの「龍」に託したのだろうか。疑問が湧いてくる。

沖縄旅行の荷物の準備完了

2016年04月23日 21時42分34秒 | 日記風&ささやかな思索・批評
 荷物の整理がとりあえず終了。一眼レフは一番軽い旗手なのだが、それでも重いので結局断念、ミラーレスだけにした。昼間ならば特に問題はない。一番の利点は、軽くコンパクトであることと、SDカードに日付ごとに記録されるので、あとからの偏執が楽であること。

 難点はバッテリーが1日持たないこと。これは小さなバッテリーなので、2つ持参することでカバーすることにした。毎日ホテルで2つ分の充電をしなくてはいけない。
 酔っぱらってひとつだけの充電で寝てしまうことが一番心配である。とは云っても、そのくらいの緊張感があった方が良いと言われてしまいそうだ。

 沖縄では、レンタカーとフェリーによる移動だが、私は運転しないので、カメラマンに徹することになる。
 着物の替えは一組だけ。基本的には半袖。長袖のウィンドブレーカーと折畳の傘を追加した。向こうでTシャツを一枚購入して着ることも考えている。
 

沖縄旅行の日程

2016年04月23日 20時12分29秒 | 山行・旅行・散策
 沖縄旅行の概略は以下の通りである。とても盛りだくさん、すべてまわり切れるか微妙なところもある。ただしレンタカーで回るので、応用はきく。

★4/24(日)  7時羽田集合 11時那覇着
 キャンプキンザー、普天間基地、嘉手納基地、辺野古、名護市内で夕食
★4/25(月)  8時出発
 伊江島巡り(タッチュー(城山)、リリーフィールド公園、湧出(わじー)、反戦平和資料館「ヌチドゥタカラの家」)
 高江ヘリパット、辺土岬、夕食は宿泊ホテル
★4/26(火)  9時出発
 西海岸、コザ、斎場御嶽、ガンガラーの谷、瑞泉酒造、国際通りで夕食
★4/27(水)  9時半出発       17時羽田着
 那覇市内散策(那覇市歴史博物館、沖縄県立博物館・美術館を狙っているが‥) 、第一牧志公設市場

 何といってもメインは伊江島の戦後の歴史を肌で感じ取ること、辺野古への退職者会のカンパを届けること。
 参加者は9名。平均年齢はかなり高い(*_*;)ので、ハードな旅程は避けたいところ。無理がある場合はすぐに変更の予定。