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Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

明日の会議の準備が慌ただしい

2016年04月03日 22時40分25秒 | 日記風&ささやかな思索・批評
 明日は12時から退職者会の私の属するブロックの会計監査&役員会。1年間の決算と今年度の予算書がようやく出来上がった。当面の日程などのレジュメも出来た。
 人数の少ないブロックなので年間収入が10万円に満たないが、それでも会計報告・予算をつくる労力はそれなりにかかる。
 毎年この時期は結構面倒である。
 そして新年度の会計帳簿や差引簿などもこれから作らなくてはいけない。明日の朝に慌てないように、今晩中に片付けててしまいたいものである。

 明日の昼までは雨が降るとの予報。ただし気温は本日よりも高くなりそうである。午後からは雨は上がるが、曇の予報。すっきりとは晴れないようだ。

多磨霊園の桜

2016年04月03日 20時06分06秒 | 山行・旅行・散策
 本日は予報よりも気温が上がらず、朝からの雨がなかなか上がらずさらに風も強かった。墓参りに恰好の日和になるらしいということで計画をたてたものの、14時近くまで寒く感じた。ただし、14時過ぎからは風もおさまり、温かくなってきた。そして多磨霊園の桜はちょうど見頃の上に人出も少なく、帰りは霊園の中を桜や他の花を楽しみながらのんびりと歩くことが出来た。
 風もおさまっていたので、少し遠回りをして、三島由紀夫、竹内好、岡本太郎、樺美智子の墓を訪れて見たかったが、何しろ平均年齢が極めて高い集団なので、一番近い三島由紀夫の墓だけに寄ってきた。

            

ブラームス「ヴァイオリンソナタ第2番」

2016年04月03日 09時05分01秒 | 芸術作品鑑賞・博物館・講座・音楽会等
   

 第2番のソナタは遠慮がちなピアノからはじまりヴァイオリンがやはり遠慮がちに静かな主題を繰り返していく。どことなく遠慮がちな雰囲気は第2楽章、第3楽章にまで進んでも変わらない不思議な曲である。しかしどうしても忘れることのできない旋律が次から次に紡ぎ出されていく。
 1886年ブラームスが56歳の時の作品である。前年に交響曲第4番、この年にはチェロソナタ第2番、ピアノ三重奏曲第3番が完成し、翌年にはヴァイオリンとチェロの二重協奏曲を完成させており、円熟期の作品といえる。そして曲想としてはどちらかというと明るい感じがする。
 繰り返しになるが、明るい曲想ではあるがどことなく遠慮深げな旋律でもある。これ見よがしに自己顕示を繰り返す作曲家とは違い、ブラームスという作曲家は、前面に出てくることを嫌っている。「これが私の曲です、という自己主張などしない方がいいのだ」と遠慮深くステージの左右の幕の陰に隠れているような感じがする。特にこの曲はそういう雰囲気に満ち溢れている。旋律も楽器の鳴らし方もブラームス以外にはこんな曲にはならないのだが‥。
 ブラームスのヴァイオリンソナタ全体に言えることであるが、特にこの第2番、私は楽譜とにらめっこしながら聴くのがいいと思っている。この美しい曲、楽譜もまた美しい。
 笑われるかもしれないが、「楽譜が美しい曲は、聴いていても美しい」とい私は思っている。特に第3楽章の後半、ピアノの譜面の複雑だけれども整然とした音符の並びが好きである。この複雑な音符の並びとヴァイオリンの音符の並びからどうしてあの美しい音の流れとなって聴こえてくるのか、いつも不思議に思いながらページをめくっている。

 この徳永二男、伊藤恵という二人のコンビはとても素敵だと思っているが、しかし、ネットで調べていたら、ヨゼフ・スーク、ジュリアス・カッチェンのコンビによる録音があるらしい。これはぜひ手に入れて聴きたいとおもった。