恋愛小説家の著者によるラーメン等のB級グルメと私生活上の経験としての恋愛を素材にした連載エッセイ。
初回がラーメン、2回目が日本酒なので、食のエッセイかと思いながら読んだのですが、次第に恋愛の話(といってもうまく行かない方の結果的には色気のない話が多い)に比重が移り、終盤はバツイチだった(知りませんでした…)著者が元夫とよりを戻して再婚する話で締められて、結局のろけ話かと思ってしまいます。もちろん連載開始時点ではそういうことは思いもよらなかったのでしょうけど。
どちらかというとちょっと重い深刻系で少し切ない恋愛小説家というイメージの著者が、色気より食い気方向やうまく行かないというかそもそも深くならない恋愛(未満)エピソードばかり書いているのを読むと、だいぶイメージ変わるかなと思います。まぁ、現実がどうだとしても小説と同じような恋愛をしてるとかそれよりもっとヘビーなとか爛れた私生活を送ってると書いたら社会人としてはまずいから書けない、そういう経験をしたらそれはエッセイじゃなくて小説に書くということかもしれませんけどね。

島本理生 角川書店 2013年1月31日発行
初回がラーメン、2回目が日本酒なので、食のエッセイかと思いながら読んだのですが、次第に恋愛の話(といってもうまく行かない方の結果的には色気のない話が多い)に比重が移り、終盤はバツイチだった(知りませんでした…)著者が元夫とよりを戻して再婚する話で締められて、結局のろけ話かと思ってしまいます。もちろん連載開始時点ではそういうことは思いもよらなかったのでしょうけど。
どちらかというとちょっと重い深刻系で少し切ない恋愛小説家というイメージの著者が、色気より食い気方向やうまく行かないというかそもそも深くならない恋愛(未満)エピソードばかり書いているのを読むと、だいぶイメージ変わるかなと思います。まぁ、現実がどうだとしても小説と同じような恋愛をしてるとかそれよりもっとヘビーなとか爛れた私生活を送ってると書いたら社会人としてはまずいから書けない、そういう経験をしたらそれはエッセイじゃなくて小説に書くということかもしれませんけどね。

島本理生 角川書店 2013年1月31日発行