やれこら やれこら 昨日も今日も

自分だけはと力んでみても,膝はガクガク,息ハアハア。会話は「アレ,ソレ」そして「やれこら」。鍛えるべきは皮肉とジョーク。

下手な同情は

2016-01-27 07:30:27 | 今日のやれこら
“何かの足跡だ”

昨日の雪が,まだ畑の隅に残っています。
大きめと小さめ,残り雪に何か動物の足跡が付いています。
足跡は,溝から畑に上がり団地の道路に向かっています。
昨夜,何かが歩いた様です。

“ははぁー,これはタヌキの親子だ”

「タヌキが住み着いて,子どもを生んでいるぞ」

町内の崩れかけた空き家にタヌキが住み着いたのは,3年ほど前の事です。
以来,タヌキは畑に出没するようになりました。
ミミズを捜して,畑に穴をあけます。
ナシウリも,柿も被害に遭いました。


寒い夜中に 餌を捜して 親子で「トボトボ」

『腹減ったか? 待ってろよ,何か探してやるからな』

そんな姿を想像すると,迷惑なタヌキですが,哀れに思えてきます。


“ん?”

『カアー,カアー』

電線に止まった,いつものカラスが鳴いています。
偉そうに首を反らし,何か言いたそうです。

“なに,なに”

『だるまの様に着込んで,雪,雪と騒ぐ爺さんに
         野生の厳しさなんか  判るはずないぞ!』

『下手な同情は,よしとくれ』