サルバトール・だれ?  by 澁澤寅彦

笑いは地球を救う。
妻Rは足下をすくう

WTC

2001-09-16 13:23:39 | Weblog
テロの翌日には、水がスーパーの棚から無くなり、ガソリンの価格も一部で4倍になっていた。
周囲との橋・トンネルが閉鎖されて、マンハッタン島は完全に孤島となっていた。
ようやく近くのスーパーに水が並んだ。橋も一部が開いたようだ。
テロから何日たったのだろう。今日は何曜日なんだろう。
すごく長い時間が経ったような気がする。

テロの翌日夕方に入った、取引先ののオフィス。
ミーティングの途中で、突然避難命令。
同じブロックの、グランドセントラル駅で、避難命令が出たそうだ。
仕方なく、次の仮のオフィス、グループ会社のオフィスに向う。結局最初のオフィスは一日しか使えなかった。
途中でロックフェラーセンタービルを通り過ぎるが、このビルも今日、避難命令が出たそうだ。
途中で和食レストランに入るが、そこも、館内アナウンスで、グランドセントラル駅の爆弾騒ぎの話をしている。
新しいオフィスの窓からは、ロックフェラーセンターが見える。あのビルがやられたら、一発だな。
ロックフェラー近辺から避難した人は、こちらでの滞在先に向って歩いてきたようだ。妻Rは、それを窓から見ていたのだが、誰も何が起きているかを教えてくれないし、館内放送はないし、かなり不安だったようだ。私の携帯電話も全くつながらなかったし。

高いビルを見ると、気分が悪くなる。エレベーターで高くに上がると気分が悪くなる。
妻Rはテロの日からずっとおなかが痛いと言っている。ヨルダン人の同僚が泊まった日から、目が痛いと言っている。
同僚が埃だらけの真っ白な姿で入ってきたのだが、コンクリートの粉で目をやられたのかも知れない。彼も目を真っ赤にしていたし。

深夜から雷を伴う激しい雨が降り出す。(飛んでいるはずの無い)飛行機の音かと思って、ドキッとする。



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