サルバトール・だれ?  by 澁澤寅彦

笑いは地球を救う。
妻Rは足下をすくう

木を見て森を見ず

2003-07-27 00:59:31 | Weblog
ということで、調布の花火の後に立ち寄った国領のおじさんというのは、なかなか面白い人だった。。
ビールを二人で飲み始めたのだが、テレビにはイギリスのウェールズ地方の草原と羊たち。
何を思ったか、おじさんは両手のゲンコツ二つで望遠鏡を作ると、テレビを見始めた。
妻R「何やってんの?」
おじさん「こうやるとその場面に自分が入っていけるんだよ」
妻R「変なの」
おじさん「今日の調布の花火も、望遠鏡で見ていたんだよ」
妻R「双眼鏡じゃなくて、望遠鏡?」
おじさん「そうなんだよ。そうすると自分がまるで花火の真ん中にいるように見えるんだよ。きれいだなんて言っている場合じゃないよ。爆発だよ。熱いんだよ」
妻R「.....(無言)」

最近のフジカラーの「写ルンです」のコマーシャルで樹木希林が花火の中に入ってしまっているが、あのような感情移入をしていたと言うことでしょう。
木を見て森を見ずという言葉に恐れおののいて、あまりにも物事を外部から見すぎていたのではないかと反省させられました。
おじさんは偉大です。